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続きぃー
連チャンで投げるよ!
𝕤𝕥𝕒𝕣𝕥❗
🍵視点__
👑ちゃんが誰かに笑ってる。
……今日も、🍍ちゃんだ。
廊下の隅から、さりげなく様子を見るふりをしながら、
俺はまた、胸の奥がズキズキと疼くのを感じていた。
俺はずっと、👑ちゃんのことが好きだ。
最初はただの憧れだった。
明るくて、誰にでも優しくて、空気を一瞬で変えられる、そんな人。
でもいつからか、
笑うたび、誰かの名前を呼ぶたびに、
心のどこかがズキズキと音を立てるようになった。
👑「……🍍ちゃんのこと、好きだよ」
教室の中、👑ちゃんの声が聞こえた。
俺は思わず立ち止まる。
視線は向けられない。でも、耳は離れなかった。
🍍ちゃんは笑って誤魔化してた。
👑ちゃんも笑って、それで全部流れていった。
__知ってた。
👑ちゃんが、🍍ちゃんのことを見てるって。
でも、👑ちゃんには俺の気持ちを伝えなかった。
だって、俺が何か言ったら、
👑ちゃんが「優しい顔」をするの、わかってたから。
“ごめんね”って言われたくない。
俺が欲しいのは、同情じゃなくて、
ただ……あの人の「本音の笑顔」だった。
休み時間が終わって、
教室に戻った👑ちゃんとすれ違う。
👑「あ、🍵っちー!ごめん、次の授業の勉強忘れちゃって…良ければノート写させてくれない?」
そう言って、何でもない風に話しかけてくる。
🍵「……またぁ?ww」
👑「う”…ごめん、お世話になります…」(シュン
情けない声。
でも俺の胸は、ずっと痛いまま。
好きだよ、👑ちゃん。
でも、言わない。
言えない。
俺が踏み込んだら、
きっと全部、壊れてしまうから。
……届かなくていい。
ただそばで、見ていられれば。
そう思ってた。ずっと。
でも――
本当は。
ほんの少しだけ、欲しかったんだ。
俺のこと、見てほしかったんだよ……。
📢視点__
最近、教室がうるさく感じる。
いや、違う。
“あいつらが”うるさいんだ。
🍍と👑。
二人が笑い合う声が、耳障りで仕方なかった。
👑「🍍ちゃん〜!それ俺のパン!!」
🍍「えー?俺が先に触ったから俺の!早い者勝ちだよーん!」
👑「……ん、」(シュン
🍍「……、しゃーなし半分あげる……」
👑「わーい!えへへぇ〜!//」
うるさい。
それでも俺は、ただ黙って見ていた。
ページも開かない本を膝の上に置いて、
誰にも気づかれないように、奥歯を噛みしめながら。
だって、俺が怒ったって、
🍍はまた“いつもの笑顔”で流すだけだから。
――だけど。
ある日、ついに、限界が来た。
放課後、教室に忘れ物を取りに戻ったら、
誰もいないと思ってたその部屋で――
📢「……っ」
見てしまった。
🍍が、👑に、頭を撫でられてるのを。
👑「いつもありがとね、🍍ちゃん! 俺、ほんとに好きなんよ?」
🍍「へー、可愛いじゃん!」(撫でられるの好きとか!
静かな声。優しい声。
そして、🍍は…
その言葉を、拒否しなかった。
視界がぐらついた。
次の瞬間には、俺は大きな音を立てて、机を蹴飛ばしてた。
📢「……ふざけんなよ」
教室に、俺の声が響く。
🍍「い、📢!?」
振り向いた🍍の顔に、驚きが広がる。
📢「お前さ、 “好き”って皆に言ったり言われたり、笑って、優しくして。 そんなんで、みんながどう思ってるか……わからないわけねぇだろ?」
🍍「えっ、な、何のこと……?」
📢「お前が誰にでも同じ顔してるのが… 俺は、ずっと、ずっと、ムカついてたんだよ!!」
吐き出すように叫んだ。
喉が焼けるほど熱くて、
胸が張り裂けそうで……
涙なんて出なかった。
分かってる…分かってるんだ、これがただの嫉妬の押しつけだっていうのは…
でも………でもさ、そんなんズルじゃん、
声が震えて、息が詰まって、
視界がぐしゃぐしゃになって
📢「……俺は、 俺は…🍍のこと、好きだったんだよ……!」
静まり返った教室に、
俺の声だけが響いた。
返事はない。
🍍は、まだ驚いた顔のままで立ち尽くしてる。
その顔を見たら、もう全部どうでもよくなった。
でも……もう、どうでもよかった。
黙って耐えるのは、
限界だったんだ。
__初めて、自分の気持ちをぶつけた。
この先、どうなるかなんて、わからない。
でも、あのまま黙ってるより、
よっぽどマシだった。
🍍「……そっか、」
🍍が、小さく呟いた。
その顔が、
今までで一番、困ってるように見えた。
俺はただ、
ぐちゃぐちゃになった自分の感情を飲み込みながら、
教室を後にした。
たぶん、もう戻れない。
でも、それでよかった。
俺の気持ちは、
ずっとここにあったんだ。
最初から__ずっと。
ん!疲れた😵💫
バイビー👋👋