TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

『 雪降る世界に真紅の華を 』



ー 裏恋 ー

 心の中で恋しく思うこと



私は今日もあの子を見つめる。





少しでもあの子のことを知る為に





そしてあの子を分かった気になって、





自分はきっと特別だと思い込んで





今日もまたあの子に溺れる





助からないとわかっていても





踏み込みたいと強く思うのだ。





どうして一宮が白咲さんに惹かれたのか





とても美人だからなのか





人に興味を向けない白咲さんに





同じ様な何かを感じたからなのか。





なんにせよ、 一宮にから白咲さんには

どんな形だったとしても





私たちに向けているものとは





ほんの少し、それでも大きく違った





感情が向けられている。






それが綺麗なものなのか汚いものなのか





それすらも知ることができない。





あの子を知ることが許されない。





一宮だけは、 白咲さんが虐められていた時も





彼女に何も無かったように話しかけていた。





助けるでも大丈夫かと声をかけるでもなく





唯、興味があるかのように。





そんな一宮に白咲さんは相も変わらず、





無機質で考えの分からない顔をする。





一宮は虐めに気づいていたのだろうか。





白咲さんと話すあの子は





少し幼く見えて





それでいて、瞳が暗く鈍く光って





まるで大切な人を見つめるみたいな





花が散っていくような笑顔をみせる。



loading

この作品はいかがでしたか?

31

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚