テラーノベル
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(※野鳥の写真あり。鳥が苦手な方はブラウザバック推奨。)
令和7年2月26日(水)10時39分。
天気は晴れ。
今日も今日とて二次元の嫁とともに日課の野鳥観察に出かけた。
10時42分。家の電柱にスズメが5羽いた。
いつものように家の近くの高校の近くを通ると上空にカラスが一羽飛んでいるのが見えた。
しばらくすると鷹が一羽カラスに向かい飛んでいった。
自然界のリアルを垣間見た。
10時44分。 いつものようにハクセキレイが二羽高校の近くの用水路で水浴びしていた。
こいつらは昨日見たハクセキレイと同一個体なのだろうか?
筆者は野鳥の区別がつかない。
どのハクセキレイも同じ顔に見える。
11時から1時30分の間にスーパーにある散髪屋さんで髪を切った。
平日だけど大分混んでた。
邪魔臭かった髪を大分切ったのですっきりした。
1時30分から2時10分までマックでハンバーガー食べた。
2時15分。
スーパーの駐車場の柱にあるカラスの巣を観察した。
親鳥はいなかった。
前より気持ち巣の枝の数が増えてた。
カラスは自分で巣を作ってて偉いなぁ。
いつまでも寄生虫みたいに暮らす筆者とは大違いである。
2時16分。
用水路にて小さい白鷺を発見。
ゆったり歩きながら餌を探していた。
2時17分。 カラスが畑で芋の輪切りのようなものをつついていた。
二から三回つついた後、丸のみした。
そのままよちよちと畑を歩きながら土をつついて餌を探していた。
2時30分。
まだ小さな鴨(※この鴨がカイツブリなのかカルガモの幼鳥なのか筆者には区別できなかった。)が川を潜っているのを見かけた。
歩く、歩く。
2時35分。二羽のヒヨドリが木の枝に止まっていた。
ヒヨドリの内の一羽は枝の上でピョンピョン跳ねていた。
ヒヨドリの止まっている枝はゆあんとたわみ、トランポリンのようにゆさゆさ揺れていた。
2時38分。電柱の柱の上にカラスが一羽止まっていた。
電線にはスズメが5羽止まっていた。
歩いていると町の小さな駅に辿り着いた。
2時40分。ヒヨドリが一羽、駅に生えてる茂みに向かって飛んで行った。
しばらくするとヒヨドリがもう一羽、
「ピピピピ、ピピ。」
と鳴きながら駅の茂みに入っていった。
ウコチャヌプコロでもするのだろうか?
野鳥とかいう生物学的陽キャは春になるとすぐウコチャヌプコロするからなぁ。
やれやれ。
しばらく歩いて、運動公園に着いた。
運動公園のスズメを観察した。
スズメやハクセキレイは歩くときによく2本足でピョンピョン跳ぶように歩くことがある。
きっとスズメやハクセキレイの膝関節はすごく柔軟で強靭なんだろうなぁ。
そうでなければああやって軽やかにステップしたり素早く跳んだりできないはずだ。
あの細い脚にどれだけの白筋がつまっているのだろうか?気になる。
いつか博物館で野鳥達の骨格標本を見てみたいと思った。
ふと、運動公園のスタジアムの外周を一周してどんな野鳥に会えるか観察してみたくなった。
なのでジョギングしてる人の邪魔にならないように外周の内側のコンクリートを歩きながら野鳥の観察をした。
今日は運が良い。ジョウビタキのオスの写真が撮れた。
Google検索によると、ジョウビタキはスズメ目•ヒタキ科に分類される野鳥で日本では冬によく見られる渡り鳥なのだそうだ。
全身が灰色のメスと違いハイビタキのオスは
おなかの羽毛が綺麗なオレンジ色なのが特徴だ。
写真を撮ろうとしても逃げなかった。
このハイビタキはずぶとい性格なのかもしれない。
野鳥ってこの細い足でしっかり枝にしがみつけるのがすごいよなぁ。
体が軽いからなんだろうなぁ。いいなぁ。
ジョウビタキの平均体重は16gである。
魂の重さより5キロも軽い。
きっと鬱とは程遠い生物なんだろうなぁ。
いいなぁ。
運動公園の外周をゆっくり歩いているとヒヨドリが飛んでいくのを見かけた。
短距離選手みたいなスピードだった。
Google でヒヨドリの飛行速度を検索すると、ヒヨドリの最高飛行速度はおよそ35km/時だそうだ。
この飛行速度はウサイン•ボルトが100mを走るスピードと同じぐらいの速度である。
ヒヨドリ鬼つえぇ。
ヒヨドリの鳴き声がやたらでかいのもスピードに自信バードだからかもしれない。
外周を一周し終わるとハクセキレイが波打つように飛んでいるのを見かけた。
飛び方の波形に一定の規則があるような気がした。気のせいかもしれない。
ハクセキレイの飛行の軌跡をどうにか記録して三次関数に直すと何かしらの発見があるかもしれない。
筆者は文系だからできないけどこの文を見た数学に強い読者が試しにやってくれないかなぁ。
15時28分、鴨達のいる池に到着。
筆者から見て北東の岸に鴨達に餌をあげてる人がいてそこに沢山の鴨達と10~20匹くらいの鳩が群がってきた。
鴨と鳩は野鳥なのに人間と共生している珍しいタイプの野鳥達だ。
真の生物学的陽キャなのかもしれない。
鴨達をぽけーっと観察してると鴨の飛ぶ様子が気になった。
鴨って飛行機みたいに助走つけずに飛ぶよなぁ。
水面からバタバタ羽ばたくだけで飛んでる。
興味深い。
やっぱり体重が軽いから少ない浮力で効率良く飛べるのかなぁ。
野鳥って骨格から生き方まで合理的でいいよなぁ。
16時00分、西の芝生で二羽のアオサギを発見した。
おそらく以前この池近くの芝生で見たアオサギと同一個体であろうと筆者は思った。
なぜなら以前見た場所とほとんど同じ場所にほとんど同じ距離でアオサギ達が並んでいたからである。
きっと番なんだろうなぁ。愛だなぁ。
アオサギは他の野鳥と比べてあまり動かない鳥だ。
鴨達や鳩がアオサギ達の足元に近づいても
鳴き声一つ上げずじっとしている。
教室の端で静かに読書している深層令嬢のような赴きがあった。
筆者はなるべく近づいてアオサギの観察をすることにした。
アオサギに5mくらいまで近づいた。
アオサギはちらと筆者を見た。
アオサギの目って近くで見ると結構光があって綺麗だった。
アオサギの胸の辺りの羽毛を見た。白くてふわふわで風に静かになびいていた。
しばらく観察しているとアオサギ達が池の水を飲むところを目撃することができた。
ゴクッ、ゴクと嘴から喉を伝い水を飲んでいるのが良く見えた。
4mまで近づくとアオサギ達は筆者をちらと見て優雅に飛んでいき、池のオブジェ(?)に飛んでいった。
失敗した。
次からは5mまで近づいてゆっくり観察しようと思う。
筆者は鳩達で実験した。
筆者が池の側でじっとしてると鳩達が集まってきた。
鳩は生物学的陽キャなので餌がもらえると思ってめっちゃ近づいてくる。
残念ながら筆者は野鳥には餌をあげない派である。
餌をあげない代わりに鳩達にYoutube music でクラシックを聴かせた。
なるべく他の公園利用者の迷惑にならないよう近くに利用者がいないことを確認した後に
Youtube music の最小音量でクラシックを流した。
鳩達は特にクラシックを気にしてないようで
ホーホーいいながら餌を探していた。
しばらくすると鳩達は筆者が餌くれないタイプの人間だと気づいたのか向こうの岸まで飛んで餌をくれる方達の元に戻っていった。
野鳥の世界では音楽はパンに勝てない。
当然っちゃあ当然である。
パンよりも音楽を優先する生物なんて精々人間くらいであろう。
筆者は運動公園をゆっくりと去った。
歩きながら野鳥って音に敏感な生き物だから
畑とかで音楽流したら稲の成長も促進できて野鳥達を遠ざけられて一石二鳥なんじゃないかなと思った。
4時40分。 帰り道の川で鯉を4匹見つけた。
その向こうでは小さな鴨が一羽川に潜ってるのが見えた。10秒くらい潜った後遠くで鴨がまた水面で息継ぎをし、また潜っていった。
筆者は鯉達を観察していた。
鯉の一匹が横向きになってもう一匹の鯉が横向きの鯉の尾びれに頭を近づけていた。
鯉達がT字になってゆらゆらしていた。
それが30秒ぐらい続いていた。
何か意味がある行動なのだろうか?
しばらくすると横並びになった。
鯉の行動は良く分かんなかった。
歩きながら今日の夕飯の献立を考えていた。
ひき肉と豆腐があったし葱買って麻婆豆腐にしよう。
17時に帰宅した。
(最後まで読んでくださりありがとうございました。)
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