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これからの人生、もしかしたら私に結婚を申し込む男など、徹一人きりかもしれない



結婚してこの家を出てしまえば、あの女の虜になっている父の姿を見ることからも救われる、あの魔女のような継母が、父の心の中から私を追っぱらって、そこに入りこんだという苦しい思いからも解決策が見い出せたのだ



そして徹が自分に好意を抱いてくれていると知った今、私は前よりはずっと徹を好きになった様な気がする




結婚を申し込んだ以上、私に好意を抱いてくれているのは確かだろう、これまで私にまったく情熱がない態度を見せてきたのは美鈴の言う通り、はにかみや屋なのだろう



そう思うと徹という男性が、これまでより良く見える気がした。都会的な感じのするその風貌、一重の目とよく日焼けした、あの濃い色の肌



仕事の方は30歳で仕事を転々とし、今は弁護士の事務所に入って見習い中なのはいただけないが、妻が影にいて、その怠けぐせを直してやることが出来ればいいのかもしれない


わたしは腕で膝をかかえてベッドの上にうずくまり考えた。彼と結婚したらこの家を出よう、美鈴と父からもう解放されるのだ


絶えずあの女の要求に応えようとして、悩まされている父の姿を見ることもなくなり


私は徹と幸せな家庭を作って、子供なんかも生まれたりして、あの二人の事をもう気にしない人生を歩めるのかもしれない




それから数日してまた徹は私を食事に誘った、美味しいディナーを食べた後コンラッドホテルの入り口の花屋で、彼は私に白の薔薇の花束をプレゼントしてくれた



「今の時期スミレが無いので残念ですが、その白の薔薇もとてもあなたに似合っていますよ」


「あ・・・ありがとう・・・・」



私はそのバラの花の良い香りに酔って彼にお礼を言った




すると不意打ちに彼は私にキスをした



私は驚いた!

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