14さいのキラリにとって
陽子の家は
学校と家以外の新しい世界を見せてくれました
そしてそれは 幼い子供にとって
将来成人していく上で形成される人格に
大いに影響を与える とても大切なものでした
学校教育とは違う教育は
普通の子供は家庭教育程度で
サラリーマン世帯がほとんどのこの日本で
平日のしかも給料日でもない普通の日の
夕食に従業員20人分
さらに娘の友達の分の焼肉をふるまうなんて
たしかに陽子の家は普通ではありませんでした
そして誰かの考え方が・・・・・
自分の人生に及ぼす影響が
これほど大きなものになると気づいたのは
キラリが40歳近くなった現在で
今これを書いている時でした
:*゚..:。:. .:*゚:.。
初夏の匂いをさせて漂う風が心地良い
週末の夕方
中学2年のキラリは親友の陽子の家で
バーベキューパーティに呼ばれていました
陽子の押しに負けて 今晩キラリは陽子の家に
泊まることにしました
少し父に怒られるのではと思いましたが
どうせ今帰っても もうすでに遅い時間なので
怒られるだろうし
同じ怒られるなら
少しでもこの楽しい時間を過ごしてからの方が
いいとキラリは考えていました
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