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ゆうきといる日々はすごく楽しい
だけどそれもいつかは終わりが来る
僕らは高等学校に悩んでいた
「一緒がいいんだけどなぁ」
「ほんとに!一緒に行けるとこなぁ」
2人とも一緒にいたいとは思っていたのだが
お互い進みたい道は違うのだった
「あ!じゃあ、こことかどう?」
「え!?めちゃいいじゃん!」
そうして二人で行く高校を決めた
僕らが高校に入って間もない頃、
日本はアメリカに真珠湾攻撃を仕掛けた
それにより、日本が第二次世界大戦に参戦した
なんだか周囲の様子が一変し、大人たちの顔色が変わった
勉強に専念したいが周囲はそれどころじゃなかった
ほしがりません、勝つまでは
その言葉を掲げ常に兵隊さんにビクビクしながら過ごした
素直で真面目だけど活発、そんなゆうきは兵隊さんによく好かれていた
1年後、すごく怖そうな兵隊の上官さんがうちの高校に来た
そして一言、こう言った
「お国のために、自ら命を差し出すと言うものはいるか?いるなら手を上げろ」
みんな命まではかけられないとまごついていた
するとスンッと綺麗に手が上がった箇所があった
そこを注視してみると
そこにはゆうきがいた
「おぉ!ゆうきある少年よ!名前を名乗れ!」
「俺は柳田勇樹です!」
「ほぉ!ゆうきと申すか!」
「はい!そうであります!」
「ゆうきの他に志願者はおらんのか!」
上官は僕たちに怒鳴った
「お国のためにと思う者は居ないのか!」
「お前らの忠誠心はここまでか!」
どなり散らす上官に空気が凍った
そこで、恐る恐る手を挙げた
「ほぉ!お主も戦うか!名前を名乗れ!」
「む、村上光逸と申します!」
「よし!ここからはお主ら2人を推薦しよう」
「あ、ありがとうございます!」
「共にお国のために戦う時を楽しみにしているぞ」
そうして上官は去っていった
とにかく空気が重かった
重たい空気から解放され、僕は1度深呼吸をした
「おい!こういちもやんの!?」
「いや、ゆうきこそ!びっくりだよ」
「まぁ、お国が困ってる訳だからな」
「だからって、命差し出すの?」
「お国が困れば国民である俺の親や友達やこういちだって困るわけだろ?」
「まぁ、うん?」
「そんなのほっとけるわけないじゃんか?」
やはり勇樹は誠実で優しい心の持ち主なのだった