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「io、姉さんがioの事大事にしてくれてるのは良 く分かったんね。でも、姉さんが自分のことを蔑ろにするのは嫌なんね。だから、もうこんな 事しないで欲しいんね。それで、又、ioと一緒に 暮らして欲しいんね」
全部を話して拒絶されるのが怖くって下を向きながら、でも、ほんの少しの希望を持って、iоは全部話したんね。
「ioで良いんね?こんな、駄目駄目なioで」
姉さんが苦しそうにそう言ったのがちょっと、ううん、大分嫌で、「ioは、姉さんだからそう言ってるんね!」って今まで恥ずかしくて大きな声がでなかったのに、おっきな声が出てきたんね。
姉さんは、ハッとしたように顔を上げて、ロ元を少し緩めて、「じゃあ、又、宜しくなんね」って言ったんね。目元は包帯で隠れていて全然分かんないけど、きっと、愛おしそうに、iоの事を見つめているのだと言うのはすぐに分かったんね。
「良かったな。伊華」
優しく独華はそう言いながらiоの肩にそっと手を置いたんね。
「うん!」
iоがこうやって話せたのも、全部、独華のお陰なんね。感謝しかないんね。