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第18話読了したよ〜!!🌙✨ 霧の中から現れた朽ち果てた幽霊船、めっちゃ不気味でドキドキした…!「マジで出た」って主人公の引きつり顔が目に浮かぶw ヨハンナが幽霊怖がって内股&「帰ろうぜ」連呼してるの可愛すぎて笑った😭💕 クレーンの年代不一致とか、ただの幽霊じゃなくて何か仕掛けがありそうな伏線が熱い…!続きが気になりすぎる🔥
深夜0時過ぎ。俺達は新調した海賊船レッドシャーク号改に乗船し、島の周辺をぐるりと航行していた。
俺は大砲が4門置かれた広いデッキに立ち、生ぬるい風を浴びながら海を見渡す。深夜とあって真っ暗闇で不気味だ。
この数日幽霊船が目撃されているが、今日も出てきてくれるだろうか?
「船影なーし、ヨーソロ!」
「ヨーソロー!」
ビアンとポニーは船首で指差し確認をしている。今日に限っては船影があってほしいんだが。
「やっぱやめないか? 幽霊船なんてロクなもんじゃねーって」
背後からヨハンナが頼りない声をあげる。いつもの調子ではなく、そわそわと落ち着かない様子だ。彼女は腕を組み、辺りを警戒するようにきょろきょろと見回していた。
「なんかヨハンナ変だな」
「な、なにがだよ?」
「まさか……幽霊が怖いのか?」
「んなわけねーだろうが! あ、あたしはレッドシャーク海賊団のキャプテンだぞ!」
「そうだそうだ!」
「カシラがそんなもの怖がるわけないだろ!」
ビアンとポニーが「カシラなめんなよ」「海でカシラに勝てる奴はいねぇ」と否定する。
しかし肝心のヨハンナは「やめろ、それ以上言わないでくれ」と言いたげな複雑な顔をしている。
それから約1時間後。
空には二つの赤い月が頂点に並ぶ。本来月は白色なのだが、今日は月に一度のレッドムーンの日。魔族の魔力が高まる日でもある。
レッドシャーク号の骨ザメが描かれた帆が、夜風を受けて膨らんだ。
しばらく穏やかな海を航行すると、急に冷たい風が吹き抜ける。
夜の海は不気味なほど静かで、潮の香りが強くなる。遠くで鳥の鳴き声がしたかと思うと、視界が白く霞んでいく。
「霧が……出てきたな」
俺は眉をひそめた。あまりにも急激に発生した霧。幽霊船の目撃情報によると、出現時は決まって霧が出るという話だが……。
「カシラ、これ普通の霧じゃありません!」
ビアンの言葉にヨハンナの眉が上がる。彼女もこの異常な現象に気づいているのだろう。
「レッドシャーク号速度落とせ、微速前進!」
「微速前進、ヨーソロー」
ヨハンナの命令で船の速度が落ちる。その時ポニーが声を張り上げた。
「左舷後方、船影あり!」
全員が後ろを振り返ると、ぼんやりとした影が霧の向こうからやって来る。
「……なんだあれは?」
俺はゴクリと唾を飲んだ。巨大な船影が、霧の中に浮かんでいる。それは朽ち果てた帆船のようだった。帆は破れ、船体には黒ずんだ汚れがこびりついている。まるで何十年も海を彷徨い続けたかのような姿だった。
「うわっ……マジで出た……」
幽霊船出てこいと思っていたが、いざ実際に出てくると頬の肉が引きつる。
「ヨハンナ近づいてくれ」
「えっ、マジ、近づくの?」
「近づかないとわからないだろ」
「しょうがねぇな、ポニー船を寄せろ!」
「ヨーソロー!」
🍎🥧アップルパイ
80
#ブルーロック
🍎🥧アップルパイ
59
#もしかしたらグロいかも
海月
38
ポニーがレッドシャーク号を操舵して、慎重に幽霊船へと寄せていく。
ファーンと軋む音が耳をつく。甲板の上には人影は見えない。まるで、そこに誰も存在しないかのように静まり返っている。
「こちらはムカム島海上騎士隊だ! 直ちに停船し、そちらの所属と船員数を明らかにせよ!」
俺は大声を張り上げてみたが、幽霊船は止まることなく波に揺られて進んでいく。
「ダメか」
「そりゃそうだろ、明らか幽霊船じゃねぇか!」
「調べるぞ」
「えっ……乗り込む気か!?」
「もちろんだ。正体を突き止めないと。ポニーぶつかるくらい近づけてくれ!」
「接近ヨーソロー!」
彼女らヨーソロの意味わかって言ってんだろうか。雰囲気でヨーソロって言ってる気がする。
「拘束アンカー発射用意!」
「アンカーヨーソロー!」
ビアンが船首アンカー発射台に乗り、幽霊船に狙いを定める。
「発射!」
海獣捕獲用のアンカーが発射され、幽霊船の側面に突き刺さる。ビアンがアンカーロープを巻き取ると、ゆっくり船と船が接近していく。
飛び乗れるくらい近づいてから、俺はひらりと幽霊船へと飛び移った。
「とぅ!」
ヨハンナは「あぁもう行動力のあるデブだな……!」と愚痴りつつも、結局は俺の後を追ってきた。
更にビアンとポニーも乗り移ってくる。
「お前ら、あたし達が帰ってくるまで待ってろ。異常があったらすぐに知らせるんだ!」
「「アイサー!」」
レッドシャーク号に残った船員は、ヨハンナの命令に従う。
俺達が幽霊船に脚を踏み入れると、意外なことに気がついた。
外観こそボロボロだが、船自体は結構しっかりしてる。ジャンプしたら床抜けるかと思ってたが、全然そんなことはない。
「意外と……綺麗だな?」
「いやいやいや、誰もいないって帰ろうぜ」
ヨハンナは内股で首を振る。甲板の奥へと進むと、船の後尾にあるクレーンが目に入った。古ぼけた船に似つかわしくない自動巻き取り型だ。
「……なんだこれ?」
「サルベージ用の自動クレーンだな。おかしいな、年代があってない」
「どういう意味?」
「船自体は50年前くらいの帆船だが、このクレーンはつい最近のもんだ」
「つまり?」
「幽霊はクレーンを使ってる」
んなわけあるか。
「このクレーンってどうやって動かしてるんだ?」
「普通は機関室から動力引っ張ってくるんだが、そこがおかしいんだよな」
確かにこれだけオンボロの船に、エンジンが搭載されているとは思えない。
「怪しいな……」
「マシュマロ王子~、あっしとポニーは操舵室を調査してくっから」
「わかった、俺とヨハンナは船内を調査する」
ビアン&ポニーとわかれた後、俺は持ってきたランタンに火をつけ、ヨハンナと共に船内へと入る。
船内は静まり返り、まるで時間が止まっているかのようだった。湿った木材の匂いが鼻をつき、そこかしこに砕けた樽や絡まったロープが散乱し、壁には古びた海図がかかっている。
「お、おい、あのサキュバスちゃん呼ぼうぜ」
「今日は赤い月の日だからダメなんだ」
「なんだそれ?」
「魔族の魔力が高まる日で、サキュバスはエロいことしか考えられなくなる日らしい」
あらかじめナハトから、僕今日ダメな日だから呼んでも出てこないよ~と言われている。聖剣の中で引きこもって何をしているかは、まぁわかるだろ。自家発電だ。
というわけで、ナハトの力は借りることが出来ないまま調査を続ける。