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ぞみ~虐めた奴殺るしかない,,!
これは昔の俺の話。
家族と幸せに暮らしていたんだ
ずっと。
zm「おかあさん!おとうさん!みてみて!」
母「元気ねぇ」
父「そんなもんさw」
毎日皆で笑って過ごしてた
でもある日、お父さんがガンになった。
父「ごめんな、もう長くないかもなんだ」
zm「…?」
まだ小さかった俺は、それが何かを理解できてなかった。
母「お父さんはね、病気なんだよ」
zm「おとうさん…はやくなおってね」
父「wありがとな」
父はそう言って、優しく笑った
あるクリスマスイブ、俺はサンタに願った
『おとうさんのびょうきがなおるくすりをください』
zm「!とどいた」
父「これは…?」
zm「びょうきがなおるくすり!」
zm「のんで!」
父「!はは、ありがとなw」
父はそう言って、ゴクッと飲んだ
…数日後、父は血を吐いて死んだ。
zm「おとーさん…?」
zm「やだ…おとーさん!(泣)」
子供の俺にとっては、ショックが大きかった
その時母が
母「…やっと死んでくれた」
zm「へ…?」
母「ほんと苦労したわ…」
母「中々毒がまわらないんだもの」
zm「え…?」
俺が一人混乱している中、母は話を続けた。
母「ありがとね、薬頼んでくれてw」
母は父を殺す目当てだった
まだ、毒というものを知らなかった
だけど、俺のせいで父が死んだことだけはなぜか理解できた。
母「私のためにこれからもよろしくね?」
zm「やっ…!」
母「あ?」
zm「ひっ…」
母「何?育てて上げたのに恩返しもしないの?」
母「親不孝者!」
逆らったらその時から叩かれた。
父の保険金と、俺を奴隷にするのが目当てだったそう。
zm「やだっ…痛い…ッ」
母「酒買ってこい!」
zm「は、い…」
その時から大人が怖くて
五年間従ってきた。
10才のある日、酒を頼まれた
zm「あ、の…」
店員「あ?」
zm「ひっ…ごめんなさッい…ポロッ」
店員「…おめえ、なんかあったんか?」
コンビニのヤンキーの店員は、静かに話を聞いてくれた
店員「…悪いが、酒は売れないんだ」
zm「でも頼まれたッ…」
店員「…虐待か…?」
zm「…?」
学校にも行かせて貰えなかった俺は
虐待というものをあまり知らなかった
店員「学校は行ってんのか?」
zm「んーん…」
店員「親から殴られたりしたか?」
zm「…殴られて、刺されて、お湯かけられた」
やられたことを全部言った
zm「お母さんが、お父さん殺した」
店員「!?」
当たり前だけど、店員の顔は真っ青になった
店員「お前、…」
zm「…?」
店員「明日、来い、ここに」
zm「は、い…」
お酒を買うのも忘れて、店員から逃げるように去った。
母「酒は?」
zm「買えなかった…」
母「は?買ってこいって言ったよな?」
zm「でもっ」
母「買ってこいって言ってんだよ!!!」
zm「ビクッ」
母「あーもう!ガシャンッ!」
相当怒ってたのか、ガラスのコップを投げ付けられた
zm「いだいッ!…」
母「うるせぇよ!!!」
zm「やっ…ごめんなさッ…」
zm「や、痛い…やめてッ…!」
その日は気が済むまでずっと殴られた
次の日、意識が朦朧とする中、コンビニに行った
「ぼうや、大丈夫かい?」
途中おじいさんに話しかけられたけど、それどころじゃなかった
zm「おじさ…」
店員「…昨日のか…ッてお前その傷…!」
zm「だい…じょぶ…」
店員「待っててな!今救急車呼ぶから!~〜!」
耳が段々遠くなり、その場で俺は倒れた
zm「ん…ここは…?」
店員「!目が覚めたか…!」
zm「…?誰…?」
zm「ここ…どこ…?」
zm「何も見えない…よ?」
店員「!?」
その時からだ。
目が見えなくなったのは
店員「目が見えない…?」
医者「はい…」
店員「…ッ」
医者「問題はこの子をこれからどうするかです…」
退院した後、俺は引き取られることになった
店員いわく、
店員「大丈夫だ、優しい人たちばかりだぞ」
zm「はい…」
店員「よし、ナデナデ」
zm「ん…」
安心したのか、俺はその人だけは、怯えなかった
新連載「盲目の俺が皆に懐くまで」