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わーい
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コメント
1件
うわ、千歳のストーカー宣言(笑)「たまたま見えるだけ」って屁理屈が千歳らしくてほっこりしました。でもその裏で、主人公がさらわれた後の千歳の大泣きを思い出して「心配なんだな」と受け入れる優しさにじーんと来ました。最後の「全然考えていなかった」で社会の目を思い出させるオチも秀逸。このほのぼのした空気感、好きです。続きが気になります!
こないだのお礼に、鹿沼さんに今度お茶をおごりに行く、と千歳に伝えたら猛反対されている。
『ダメだ! あいつお前のことさらったじゃないか! ダメだ!』
「もうそんなことできないって。こないだのお礼にお茶おごるって約束したし、約束破れないよ」
『むー』
千歳はむくれた。
『どこで会うんだ?』
「前サイゼ行っただろ? あそこのフードコートの近くにあるコメダ珈琲」
『じゃあワシも行けるな』
千歳同伴!?
「いや、それは流石にちょっと……鹿沼さんが合いたがってるのは俺であって、千歳じゃないので……」
やんわり制したが、千歳は『じゃあ』と言った。
『一緒には会わないけど、お前とあいつが会ってる店までこっそりついてって、お前らが見える別の席でコーヒー飲んでる』
「それを俗にストーカーと言うんだよ!」
『ワシは好きなところでコーヒー飲んでるだけだ! たまたまお前と鹿沼ってやつが見えるだけだ!』
屁理屈!
とはいえ。
俺がさらわれたあとのことの千歳を思い出した。大泣きして心配してくれてたんだもんな……。俺をさらった主犯と俺が一対一で会うの、やっぱすごく心配なのかな……その主犯は今そんなことできる力ないとは言え……。俺にはお守りもあるし……。
俺はしばらく悩み、こう答えた。
「鹿沼さんに迷惑かけないように、別の席で静かにコーヒー飲んでるだけなら、何も言わないよ」
『よっしゃ!』
千歳はガッツポーズした。
この時、俺は全然考えてなかった。
親戚でもなんでもない女子中学生と、自由業独身男性である俺が、喫茶店で会って話すということが他人からどう見られるか、全然考えていなかった。