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みなさんこんにちは「クリオネ?」です。
色々な方にものすごく見られていてすごく嬉しいです。
ということで第9話を作りましたのでどうぞ
午後にも1、2話ほど投稿予定です
第9話:恋人としての第一歩
めでたく恋人同士となった宮舘と目黒だったが、ひとたび平日の朝を迎えれば、そこは慣れ親しんだオフィスという戦場だった。
「おはようございます、宮舘先輩!」
「……っ、おはよう、目黒くん」
いつものように爽やかな笑顔で挨拶をしてくる目黒に、宮舘は内心の動揺を隠しながら、極めて事務的な一礼を返した。
周囲には付き合っていることを隠しているため、当然オフィス内では「有能な先輩と、その後輩」という関係を演じなければならない。
しかし、恋愛経験が皆無の宮舘にとって、昨日までとは違う特別な感情を抱いたまま同じ空間にいることは、想像以上の難行だった。
宮舘が自席でパソコンに向かっていると、社内チャットに目黒からのメッセージが届いた。
『涼太さん、さっきの挨拶、めちゃくちゃ緊張しました。本当はもっと近くにいきたいです』
画面を見た宮舘は、思わず手元を狂わせそうになった。
社内では「宮舘先輩」だが、チャットの文字の向こうではしっかり「涼太さん」と呼ばれている。
そのギャップとストレートな甘えっぷりに、宮舘の頬がわずかに朱に染まる。
宮舘は周囲に気づかれないよう、素早く返信を打ち込んだ。
『会社ではちゃんとして。ほら、午前中の書類のチェックがまだ終わっていないよ』
少し突き放すような内容だったが、横目でチラリと目黒の方を見ると、彼はスマートフォンを見ながら「了解!」と言いたげに嬉しそうに頷いていた。
どんなにそっけなくされても、繋がっているという事実だけで目黒のモチベーションは最高潮のようだった。
そして、待ちに待った終業後。
二人は一駅分ほど離れた場所で合流し、目黒の運転する車の助手席に宮舘が乗り込んだ。
ドアが閉まり、完全に二人きりの空間になった瞬間、それまで「完璧な新卒会社員」の顔をしていた目黒の雰囲気がガラリと変わった。
目黒はシートベルトを締めると同時に、助手席の宮舘の方へと大きく身体を寄せた。
そして、宮舘の大きな手を自分の両手でそっと包み込み、そのまま自分の頬にすり寄せたのだ。
「……やっと二人きりになれた」
音声アプリを介さなくても、目黒のホッとしたような、そして愛おしさが爆発しそうな表情だけで、その言葉は宮舘の胸に真っ直ぐに届いた。
会社ではクールで誰にでも人当たりが良いイケメンだが、宮舘の前でだけは、驚くほど甘えん坊で、独占欲を隠そうともしない。
宮舘は顔を真っ赤にしながらも、その大きな手の温もりを拒むことなく、愛おしそうに微笑んだ。
手話やアプリでの会話を通じて、
二人はこれからのこと――そして、お互いをどれほど大切に想っているかを、夜の車内でゆっくりと確かめ合った。
オフィスでの完璧な距離感と、プライベートでの甘い時間のギャップに戸惑いつつも、宮舘は生まれて初めて知る「誰かと心を通わせる幸福」に、深く満たされていくのだった。
次回、オリキャラ注意⚠️です。
コメント
1件
いやあ、もう…オフィスでの「宮舘先輩」とチャットの「涼太さん」のギャップがたまらなかったです。あの、周囲にバレないように事務的に振る舞いながらも、画面越しの一言で頬が染まる宮舘さんの心情描写がすごく丁寧で、読みながらこちらまでドキドキしました。そして車内で一気に甘えん坊モードになる目黒くんのギャップ萌え、反則ですよこれは。次回オリキャラ登場とのこと、どう展開するのか楽しみにしてます!