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家に帰った後は急いでこの日の晩御飯を作って皆さんに振舞った
魅津希)今日は肉じゃがですよ〜
雅魅)ほんと!?やったー!
お肉多めにしておかずを振舞うと皆さんが心做しか目をきらきらさせている
魅津希)ご飯たくさん食べます?
那桜)はーい!
魅津希)わわっ笑分かりました!
人数分のご飯を用意してお箸も人数分用意する
龍城)いいのか?
魅津希)はい!あ、もしかしてお口に合いませんでした?
龍城)いや……そうじゃないが…まぁ、色々と
魅津希)色々?まぁ私は那木さんにお手伝いして貰ったのでそのお礼も含めてですし私の体を治してくれるお礼ですから!
1人でお茶の用意やらをしていると雅魅さんが「お前は座ってろ、あとは俺らで用意出来る」と言って私を席に座らせた
魅津希)……はぇ!?い、いいですよ自分で出来ます!
雅魅)いい、場所とかは教えて貰うし
いくら大丈夫と言っても意地でねじ伏せられてしまう為諦めて席についてご飯を食べ始める
ご飯を食べた後は私は2人に「暫くはこの人たちのお世話になるから心配しないでね」と言って私は龍城さんと那木さんの乗っている車に乗り込んだ
2人は泣きながら「元気でね」と言って私達は家から離れた
その後黒沢隼組の本部?に着いて私はお風呂に入れられた
魅津希)あったかぁい…
極上のお風呂でした…
魅津希)ん〜…泡風呂暖かいよー
1時間ぐらいずっと入ってたよね…凄い暖かいから……
(実はちょっと寝てたのナイショ)
魅津希)えっと…パジャマは……
脱衣所で着替えを探していると脱衣所の扉が開いた
魅津希)??
さすがに身体を見られるのはまずいので自分のしっぽで身体を隠すとポカンとした那木さんが居た
魅津希)??あ!私のパジャマだ!
那木)いやいやいや!身体ぐらい隠せよ!
那木さんは自分の着ていた上着を投げ渡して来た
魅津希)あ、わ、分かりました……
上着を着て「改めてどうして私のパジャマ持ってたんですか?」と聞くと「ほつれていたのを直してた、悪かったな勝手に持って行って」と言って私にパジャマを渡した
魅津希)あの…大丈夫ですけど…上着は……
那木)後でいいから!
と言ってたからいそいそと脱衣所から出た
魅津希)??ま、急いで出よ
上着を脱いでパジャマを着る
魅津希)あら…?
いつも着ているパジャマ…の筈なのだがバラの刺繍が施されていた
魅津希)……可愛い…
しっぽをズボンの中から出して脱衣所から出ると扉のそばに愁音さんが居た
魅津希)ありゃ……?愁音さんどうしたんですか?
愁音)おや、那木に「無防備すぎるから側にいてやって下さい」って言われてね、護衛だよ
魅津希)ご、護衛って……愁音さん忙しいじゃないですか
愁音)そうねぇ…私は一応秘書みたいな物だからねぇ…離れるのはあんまりしたくないし…那木に代わってもらおうか!
魅津希)え…
愁音さんは私の手を引っ張っていそいそと私をリビングに連れて行かれた
リビング
魅津希)あ、あのぉ……
何故か私は那木さんの隣に座らされ真正面には愁音さんが居る
愁音)( *´꒳`* )
那木)…その顔は一体…
愁音)那木、あんたには魅津希ちゃんの可愛さと無邪気さと純粋さを守ってもらうわ!
那木)はい!?
愁音さんは「決定事項ね!」と言って部屋から出ていった
魅津希)え、あ…
那木さんは「チッんでガキの面倒なんか…」とすごい嫌そうな顔をした
魅津希)え、えっと……べ、別に守ってもらわなくても大丈夫ですよ!
「し、心配性なんですね〜…」と言って1人でリビングを出ると愁音さんが笑顔で待っていた
愁音)……なーぎー?
那木)Σ( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!
扉越しに声を掛ける愁音さん…いつも……と言うより起きた時のあの優しい声ではなかった、いや……優しいのだが深みのある声である
愁音)私の「妹」を貴方は外に放り出すと?ひとりで?え?
那木)わ、分かりました!分かりました!居ます!居ますから待って!
愁音)文句言われる前にそうしろ!
那木)は、はいぃ〜…
私は顔がげっそりしている那木さんの顔をパジャマの袖で優しく汗を拭う
魅津希)あの…私から言っておきますから1人でゆっくりしてください
那木)いや…今はいい、というか暫くはいい…