uskyでーす
今回は門限破っちゃったkyです
ありがちな設定だけどいろんな作家さんで個性が出てて好きなんですよね…
※本文伏字なし
R18
「………」
「やっちまった…」
今俺の目の前には、とてつもなく恐ろしい雰囲気を醸し出している俺、いや、俺「たち」の家がある。それもそのはず、俺は恋人と約束した門限を破ってしまったからだ。
事の発端は、今から数時間前…
「うっしーーーーぃ!」
俺は、実況を撮り終え編集をしに画面へ向かっている恋人、うっしーへ話しかけた。
「なんだよ、昼からうるせーな」
「今日さ、最俺のみんなと飲みに行きたいんだけど行ってもいーい?」
「ふーん、だめ」
「えっ…?」
「なんてな、行ってきていいよ」
「ほんと!?やったぁー!」
「ただし、門限はちゃんと守る!10時までには帰って来いよ!」
「はーい、わかりんこよろりんこ菊池凛子ー!」
許可をもらってテンションが上がりまくっていた俺は、ワクワクとした気持ちを抱えながら支度を始めた。
「でも…おくれた… しお…からな!」
その後何か言ってたんだが、久し振りに最俺で集まれるのが嬉しくて俺は聞いてなんかいなかった。
自分ではゆっくり支度したつもりだったんだけどな。楽しみにしすぎて、集合時間より1時間ほど早く到着してしまった。時間までここでじっと待ってるのも暇だし、どっか行くのも時間忘れちゃいそうで怖いし…
うーん、と喉を唸らせていると、後ろから思いっきり目を覆われた。
「だーれだ!?」
「えーとね、フジかヒラかこーすけ!」
「いや1人に絞れよ!」
そんな鋭いツッコミが入り、目に被せられた手を退けて振り向くと、お馴染みの3人がいた。
「ひさしぶりぃー!元気してた?死んでない?」
「来てる時点で死んでないだろ!みんな元気だよ、風邪ひとつひいてない!」
いつもと同じこーすけの調子だ。懐かしい、と思いながらも会えなかったのは3ヶ月ほど。それでも俺らは寂しいと思えるほど仲がいいのだ。いいことだ!
「じゃあ早速、これ行っちゃうか!?」
ヒラが手を握り、グビっと飲むようなジェスチャーをする。その合図でみんな目を合わせ、不敵な笑みを浮かべる。ニヤニヤとした全員の視線の先には、俺らの中では定番の居酒屋があった。
「キヨ!おめぇも酒飲めよぉ!俺ちょうど瓶で持ってるぜ!?」
「うっせーな酔っ払いがよぉ!後俺もビール飲んでるし!もう4杯目!」
「4杯しか飲んでねーじゃん!もっと飲もうぜ!飲み足りないから持ってんの!」
「こないだ通りすがりの小学生にすっごい睨まれたんだけどぉ〜(泣)なんでなんだよぉ〜(泣)」
ベロンベロンに酔ったこいつらはもう手のつけようがない。
こーすけは瓶から直飲みで酒を飲ませようとしてくるし、フジはこーすけにノって飲みサーみたいになってるし、ヒラは誰かに向かって喋って号泣してるし…なんなんだよ。でもそんな空気にもどこか安心感を感じ、もっとここにいたいなとも思う。でもやっぱり心配が勝ってしまう。いつもより2、3杯は多く飲んでるぞこいつら。
「大丈夫かお前ら心配なんだけど!?もう帰るか!?」
「やだよまだ飲みたい!ていうかお前こそ彼氏いるんだろ!?門限とかねーの?」
門限…
「あぁぁぁぁっっ!」
約束を思い出し、咄嗟にスマホの時間を確認する。液晶画面に映る表示は、もう日を跨ぎそうな時間帯だった。
「ごめんお前ら!かんっっぜんに忘れてた!またいつかな!!」
急いで自分の分の会計を済まし、ばいばいと手を振るメンバーを尻目に走る。
バカバカバカ俺のバカァ!なんであんな大事な約束を忘れちゃうんだよ!10時までには帰ってくるってうっしーと約束したのに!今更帰ったら怒られるかな、あの時なんて言ってたっけ?
「遅れたら…」………だめだその次が思い出せねぇ!とにかく一刻も早く帰らなきゃ!
…ということがあり、俺は今絶賛超寒い真冬の深夜に家の前で立ち尽くしている。
もううっしー寝てるかな…一応俺の家でもあるから早く入りたいんだけど、今インターホン押したら迷惑かな…でもめちゃくちゃ寒いし…
……ええいもういいや!インターホン押してやる!
ドアの前に立ち、横にあるボタンを押す。真冬の夜なので、予想していたがやっぱり冷たい。
ピンポーン、と無機質な音が入り口で響く。勇気を出して押した呼び出しに応答はなかった。
やっぱりな、と思いながらも諦められなかった自分は、もう一度インターホンを押す。しかし応答はなかった。もう半ば諦めていたが、試しにドアを引いてみた。
開いてる。まだうっしー寝てない?こんな時間なら寝てるはずだ。でもあのうっしーが家の鍵を開けたまま寝るか?
色々な考えが頭をよぎったが、寒さに体が耐えられなくなり、思わず玄関へ足を踏み入れた。
「た、ただいま帰りました〜…」
いつもなら玄関まで来て、「おかえり」という言葉と共に頭を優しく撫でられるんだが、今日はそれがない。やっぱりもう寝ちゃったか…少し寂しい気持ちと、怒られなくてラッキー、という気持ちが混濁している。とりあえず手を洗おうと、洗面所へ行こうとした。
玄関で靴を脱いで家へ上がり、リビングへのドアを開けるとそこには…
ソファに座る俺の恋人がいた。
何かテレビを見ているわけでも、ゲームをしているわけでもない。ただ座っていた。
「あっ、うっ…しー?」
「…おかえり」
とても低い声で言われ、思わず体が跳ねてしまう。今まで感じた事のない恐怖を感じたからだ。もう付き合ってから半年ほど経つが、ここまでご乱心なのは見たことがない。
早めにこの場から脱しようと、忍足で洗面所へ向かおうとする。すると突然、
「手洗ったら寝室に来い」
という約束を仕掛けられた。何が何だかわからなくなって立ち尽くしていると、うっしーがソファから立ち上がり、俺の横を通り抜け寝室の方へ向かって行った。一体何がしたいのだろうか。胸に疑問を抱えたまま洗面所へ向かう。ずっと外にいて冷え切った手を出てきたお湯に当てる。温度差のせいか、少し手がピリピリとして痛い。
上着やマフラーなどをダイニングの椅子に掛け、言われた通りに寝室へ向かう。階段を登る時の軋むような音が心拍数と重なる。階段を登りきり、恋人が待機しているであろう寝室前までやってきてしまった。何をされるのかわからない恐怖をなんとか抑えながら、ドアノブを回す。
寝室に入ると、ベッドに待機しているうっしーがいた。
「キヨ、遅い」
「ッ、ごめん…」
少しの説教の後にうっしーは立ち上がり俺の手首を掴んだ。その手つきは少し乱暴だった。
ベッドに押し倒され、頭が回ってないでいるとうっしーが服の中にスルッと手を入れながら口を開けた。
「俺心配だったの。約束の時間過ぎても全然帰ってくる気配ないから。お決まりらしい居酒屋は知ってたから迎えに行こうと思うくらい。」
罪悪感を感じつつも、ゆっくりと腹を這う手に快感を感じてしまい、何か言いたいのに何も出てこない。何もできないでいると、不意に腹に置かれた手の力が強くなる。
「あ゛ッッッ⁉︎」
「こんなぬるいのでも感じちゃうの?いけない子」
腹以外触られているわけでもないのに、全身に電流が駆け巡るような刺激が走る。どうやら声と腹
だけでイってしまったみたいだ。
「こんなんでイってるようじゃだめだからね、これお仕置きなんだから。ずいぶんお楽しみのようで聞いてなかったみたいだけど。」
お仕置き?そんな事聞いてないんだけど。もしかしてあの時言ってたのってそれ?考える暇もなくうっしーは俺を起き上がらせ、ベッドに座らせる。起き上がって明確に見える俺のズボンは、少し湿っていた。
しばらくしてうっしーが横に座ってくると、俺の腰に手を回した。そのまま抱き寄せられ、思わず肩が跳ねてしまう。
「ねぇ、これ見て?」
囁くように言われて擽ったい。言われた通りにうっしーの手元を見ると、ローターやバイブ、尿道プラグといった、いわゆる大人の玩具が大量に握られていた。
「今からこれ使って”お仕置き”するからね、いい?逃げようなんてしないでね」
想像だけでナカが疼く。今からどれだけイカされるんだろう…そんな妄想で軽くイってしまう。恥ずかしさと興奮と期待で縮こまっていると、ベッドの真ん中に来るように指示がされた。言われるがままに、俺はベッドの淵から枕の方へ移動する。今は、ベッドの上でうっしーと向かい合わせの状態。ただお互いの瞳を見つめ合う時間が過ぎる。すると、うっしーが口を開いた。
「ねぇ、1から10の中でどれか好きな数字選んで」
「?な、7…?」
「おっけー。じゃあキヨ、こっち来て」
四つん這いでうっしーの方へ近づいていく。辿り着くと、突然ズボンのベルトに手を掛けられた。
「えっ!?ちょっ、待っ」
「うるさい、いいから従って」
低くドスの効いた声に思わず頭がゾッとする。向けられた目つきはまるで肉食獣のようで、絶対に逃すまいという意思を感じる。ズボンはいつの間にか下ろされていて、パンツの中へうっしーの手が侵入していく。しばらく腿あたりをなぞられた後、局部に触れられる。
「んひゃっ…!」
少し指が当たっただけで白濁液が飛び散ってしまう。散々耳やら腹やら焦らされた俺は、少しの刺激でも達してしまう身体になってしまっていた。
「あらー、俺の手汚れちゃった。しょうがないね、そのまま後ろも弄ってあげる」
うっしーの手は俺の後ろ側に周り、ひくひくと開閉を繰り返している俺のアナに入り込んだ。自分の体液と穴が混ざり合っている感覚は慣れず、息が荒くなってしまう。ずっと入り口をぐちぐちと弄られ、どんどん奥が欲しくなってくる。入れられる指は1本、2本と増えていき、俺のナカもキツくなってくる。
「もうそろそろいいかな」
そういうと俺は一瞬で寝かされ、脚を開かせられる。すると後ろに用意してあったであろうローターを幾つか手に取り、ナカに入れ始めた。
「ちょっと、何してんの!?」
「何って、お仕置きなんだからあれこれ言っていい立場じゃないでしょ。さっきキヨは7が好きな数字だって言ったから、ローター7個入れてやろうと思って。優しいでしょ?ちゃんと慣らしてんだから」
説明されても処理できず、次々と入ってくる異物に圧迫感を覚えながら声を我慢する。その間もさりげなくうっしーは俺の服を捲り、胸にある突起物を弾いたりつねったりしてくる。我慢しようと必死に閉じていた声帯も拭いきれぬ快楽に負け、細い声が流れ出てしまう。付き合い初めの頃には触られても特に何も感じなかったのが、今では乳首だけでイケるほど開発されてしまった。これは全部うっしーのせいだ。全部入り切った頃には俺は息が随分荒くなっていた。
「それじゃ、電源オーン」
カチッ、と音がすると、尻の奥から猛烈な振動が襲って来て、腰が浮いてしまう。7個も入ったローターはまるで俺の弱点を熟知しているような位置で留まっていて、ずっと続く快楽に声も腰も止まらない。必死に快楽を外へ逃そうと腰を上げていると、うっしーに押さえつけられた。逃げ場所を失った快楽は全て俺の中に流れ込んできて、狂ってしまいそうだった。
「ぁうっ、ちょっ…待っ、てぇ…!」
「気持ちよさそーなとこ失礼しますねー」
俺の言葉なんて届いてないように口を口で塞がれた。ふっと柔らかいうっしーの唇。くっつけ合うだけのキスが続いたあと、うっしーの舌が俺の口内を犯していく。奥歯をなぞられたり、舌を絡めあったり。ナカでの刺激とキスでどろどろになった俺の頭は、上手く思考ができない。やばい。もうイキそう。
「うっしぃ、も、むり…!いっく…!」
「まだだめ」
同時に俺のモノの根っこをグッと掴まれ、出したいものが出せなくなってしまう。あと少しでイケそうなのに、イケない。快楽がずっと続いても発散できない事に耐えられなくなった俺は、目から涙が溢れ出てしまう。
「ふう゛っ…、ひぁっ、ぐぅ…うぐ…」
「あーあ、泣いちゃった。ごめんね?」
そんなものは口頭だけ、うっしーの右手は握ったまま離してくれない。離すどころか、近くにあったリボンで根っこをギュッと縛った。
「うぇっ…、な、なにしてんのぉ…?」
「キヨが男の子のイキ方しないように対策してる」
は?どういう事?俺は射精することも許されぬと?頭の中で愚痴を言うことは好きなだけできるが、それを口に出すことはできない。喉も開かない口もだらしなく開いてしまっている。俺は今、うっしーの人形のような人間になっている。
唖然として空気に触れるだけで感じる快楽に耐えていると、うっしーは俺のモノを扱き始めた。
「あ゛っぅ!待ってぇ!おねがぃ!」
「…うるさいな」
うっしーは冷たく言い放つと、右手のスピードを速めた。苦しいくらいに脳は的確に快楽を感じているのに、身体はそれを吐き出すことができない。そのまましばらく耐えていると、ローターの電源が切られ、1時間近く続いた振動もぴたりと止んだ。解放されるーーーそう思ったのも束の間、うっしは異物を取りだしたいかのようにアナに思いっきり指を突っ込んだ。そのまま奥の方にある玩具を全て取り出していく。うっしーは器用な男だ。取り出し途中のソレも駆使しながら、俺の弱点をことごとく責めてくる。
全て取り出し終わった頃には、俺は限界を迎えかけていた。頭にノイズが走り、俺が考えられるのは快楽と恋人のことだけだった。
「キヨ、四つん這いになってそのままケツ上げて」
「……ん…」
言われた通りにすると、いきなりうっしーのモノが入ってくる。ひと突きで奥のもうひとつの入り口をノックされる。一瞬で感じた猛烈な快楽に、つい大声を上げてしまう。でもまだ根っこを縛るリボンは解けておらず、達したくても達せない状況にあった。
「うっしぃ…、これ、やだぁ…」
「…これ解いたら、お前おかしくなるけどいいの?」
小さく頷く。もう覚悟はできていたから。
「…まぁ十分溜めたし、いいでしょ」
背中越しにうっしーの手が俺のモノに伸びる。…今更恐怖感じてきた。”おかしくなる”って…どれくらい?期待、恐怖、不安など様々な感情がぐちゃぐちゃに混ざる。そして、俺が想像するよりずっと早く、スルッとリボンが解かれた。
「ぅあ゛ぁっぁっっ!?」
いきなり散々溜められた快楽がドッと襲って来て、それ以外考えられなくなる。イってもイってもまだ終わらない。俺のモノからは何も出て来ず、空イキを繰り返し続けていた。
「ちょっと声大きいよ、口塞ごうね」
頭の後ろから手が周り、だらしなく出ていた舌を指で挟まれる。そのまま指は口内へ入り込む。苦しいけど、気持ちいい。身体中から様々な液体が溢れ、よくわからない。
完全に忘れていた入りっぱなしだったうっしーのモノは律動を始め、結腸への入り口をノックし続ける。
「キヨ、遅刻してごめんなさいは?」
「ごめっ゛、ごめんな゛さっ、ごめんにゃさぁ゛♡」
謝罪なんて聞いていないように、変わらないペースでピストンを続ける。
「言っとくけど、まだこれ全部入り切ってないから、頑張ってね♡」
言葉と共にじりじりと入口をこじ開け、駄目なところ《結腸》に入る態勢になっている。そのまま奥へ入り込む。 ドチュッという艶めかしい水音が部屋に響き渡る。俺には、もう叫ぶ気力なんて残っていなかった。今俺の五感は、全て性欲に支配されていた。
休む暇なんて与えないように、うっしーは律動を速める。
「このまま中に出しちゃうね♡」
間も無く、俺の最奥にうっしーの白濁液が吐露された。どろどろと流れ込んでくるのがわかる。
俺のその後の記憶はなかった。
「ん…」
布団の中で目を覚ます。昨晩のことを思い出し、ガバッと起き上がり隣を確認する。いつもならうっしーが寝てるはずーーーーそう思ったが、誰もいなかった。もしかして、嫌われちゃった?嫌われても無理はない。心配してくれていたうっしーの気持ちを蔑ろにしたのだから。思わず涙が零れる。ちゃんと、好きだったのに。寝起きから最悪な気分に苛まれたまま、視線をベッドの下に下ろす。硬い地面の上で土下座しているうっしーがいた。
「………え?」
「…本当に申し訳ございませんでした」
へ?何どういうこと?だって、昨日悪かったのは俺だよ?状況と事実に思考が追いつかないでいると、うっしーは続けた。
「お仕置きと称し、恋人をあんな風になるまで気持ちを無視し、果てには気絶させてしまいました。」
衝撃の事実に思わず声を荒げてしまうが、不思議とそこには怒りという感情は湧かなかった。
「いいよ。俺もごめんね、あんなに心配してくれてるのに、ちゃんとしたごめんの一つもなくて…」
俺はベットから降り、地面に座りっぱなしのうっしーの手を引いて立たせる。そしてそのまま後ろに倒れる。ふわっと、優しくベッドが受け止めてくれた。2人で横たわる。
「今日は俺も予定はないから、破る約束もない。もっと寝てよ?」
「…まったく、こんな可愛い子に育てたのは誰だろーな」
うっしーの軽い冗談に、クスッと笑えてしまう。そして俺は、ずっと言いたかった台詞を口にする。
「俺は、ずっとうっしーと一緒にいる。この約束だけは、絶対に守り続けるからね。」
コメント
1件
最高です😭😭😭😭ありがとうございます🥰🥰🥰🥰🥰