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ミリス
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第5話 それぞれの日常
その日の夜も、陽葵と塁はいつものようにDMをしていた。
他愛のない話をしていると、塁がふと思い出したようにメッセージを送る。
塁「そういえば、陽葵って今なにしてるの?」
陽葵「大学生だよ〜!保育について勉強してるの(*^^*)」
塁「保育?じゃあ将来、子どもに関わる仕事とかするの?」
陽葵「うん!子どもが好きだし、保育の勉強って楽しいよ✨」
塁「陽葵に合ってそう」
その言葉に、陽葵は画面を見ながら少し照れた。
陽葵「そうかな?笑」
塁「うん。なんとなく優しそうだから」
「……またそういうこと言う」
陽葵は頬を押さえながら、スマホを見つめる。
すると、今度は陽葵が聞いてみた。
陽葵「そういえば、塁くんは?学生?」
塁「俺は社会人だよ」
陽葵「え!そうなんだ!」
塁「うん。アパレルの仕事してる」
陽葵「アパレル!?なんか似合いそう!」
塁「そう?笑」
陽葵「うん!おしゃれそうだもん(𓂂꜆◕⩊◕꜀𓂂)」
塁は少し照れながら返信する。
塁「RISE株式会社っていう会社で働いてる」
陽葵「有名な会社だよね!すごい✨」
塁「ありがとう。でも毎日忙しいよ笑」
陽葵「そっか……無理しないでね」
その一言を見て、塁は思わず画面を見つめた。
ただの気遣い。
それなのに、なぜか嬉しかった。
まだお互いのことを知らない二人。
大学で保育を学ぶ陽葵と、アパレル業界で働く塁。
違う毎日を過ごしている二人だからこそ――
もっと相手の日常を知りたい。
そんな気持ちが、少しずつ大きくなっていた。
コメント
1件
塁くんが「陽葵に合ってそう」って言った一言に、陽葵ちゃんが照れて頬押さえるシーン、すごく可愛かったです。日常の何気ない会話が二人の距離を少しずつ縮めていく感じが伝わってきて、ほっこりしました。まだお互いのことを知らないからこそ、もっと知りたくなる気持ち、すごくわかります。保育とアパレル、違う世界にいる二人がどうなっていくのか楽しみです!