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6話 もっと近くに
それからも、陽葵と塁は毎日のようにDMを続けていた。
大学であったこと。
仕事であったこと。
好きな映画の話。
何気ない会話なのに、塁からメッセージが届くと、陽葵は自然と笑顔になった。
ある夜、いつものように話していると――
塁「陽葵って、俺と話してて楽しい?」
突然の質問に、陽葵は少し驚いた。
陽葵「もちろん楽しいよ!なんで?笑」
塁「いや……なんとなく。俺は陽葵と話すの、すごく楽しいから」
その言葉を見た瞬間、陽葵の胸がドキッとした。
画面に表示された塁の名前を、何度も見つめる。
陽葵「……私も、塁くんと話すの好きだよ😊」
送信したあと、急に恥ずかしくなってスマホを伏せる。
でも、数秒もしないうちに気になって、またスマホを手に取った。
塁「よかった。これからもいっぱい話そう」
その一言に、陽葵は小さく笑った。
まだ会ったこともない。
それなのに――
塁は、少しずつ陽葵の中で特別な存在になっていた。
ミリス
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脳てゃ
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コメント
1件
塁の「俺と話してて楽しい?」って質問、すごくリアルでした。オンライン上の関係って、相手の本心が読みづらいからこそ、ああいう不安がふと顔を出す瞬間がありますよね。陽葵がスマホを伏せたり、また気になって手に取ったりする仕草の描写に、彼女の心情がしっかり乗っていて、とても好感が持てました。まだ会ったことのない相手が特別になっていく過程が丁寧で、この先が楽しみです。