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碧野葉菜
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都築七美
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てく
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「ひでえことする奴がいる」
蛇珀が眉を潜めながら子猫に近づこうとすると、反対側から来た五、六歳の男の幼児が先にそこに駆け寄った。
男児は傷だらけの子猫を悲しみの表情で見つめながら、その身体を撫でていた。
蛇珀が姿を見せると、男児は驚き、尻餅をついた。
「ひ、ひえ……よ、妖怪……?」
「チッ、失礼なガキだな」
力を発揮させるには姿を隠しておけないため、蛇珀は仕方なくその身を晒したのだ。
蛇珀はしゃがむと、男児のすぐそばに横たわった子猫に右手を翳した。
するといろりの目を治した時と同じ、白銀色の光が溢れ、子猫は瞬く間に元気を取り戻した。
それを見た男児は興奮して喜び、子猫を抱き上げた。
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