夜の19時頃。
いつもより、少し遅れて帰ってきた元貴。
大森「…、ただ、いま、」
でもその声は小さくて、震えてて、
心配で玄関に行った。
ドアを開けた瞬間。目に
涙目になってうるうるしている元貴がうつった。
靴もろくに揃えずにぺたぺたとこっちに歩いてきて、
私より少し背の高い元貴がぎゅぅと抱きついた。
大森「っ、こわかった、よぉ….ッ」
肩を震わしながら必死に言う元貴。
月城「ぇ、ど、どうしたの、?」
大森「….駅で…、知らない人に話しかけられて…ッ」
大森「『一緒にご飯行こ』って、ッ…」
大森「怖くて、断ったのに….ずっとついてきて、ッ…」
大森「はやく、いえ、帰りたかったのに…っ、」
唇をぎゅっと噛み締めて、今にも
零れ落ちそうな涙を目に溜めながら話す。
月城「そっか、頑張ったね、。」
そう言って背中を撫でると、
一瞬、服が濡れたような感じがした。
大森「僕、君以外の人に….、触られたくないのに…っ」
それでも声を上げないように、
涙を止めようと
必死で手を握りしている元貴。
それでもぼたぼたたれてくる。
大森「っぁ、ご、ごめん…、。」
大森「ふく、ぬれちゃった..、」
月城「ぁ、うんん。だいじょうぶ」
大森「うん….。ごめん….。」
大森「こわかったあと、かお見たら、…もうがまんできなかった…っ、。」
end.
かわいいおおもりさん完成した(