『黄夜_黄_』START
黄桃地雷注意
甘々デート
ヤンデレ要素あり
Ready go.
はいどうもこんにちは。浅黄 黄です。なんだかんだ言って僕Sideは初めてですね。先日、、っつっても、三日前の、あの件で紫くんたちと一緒に考えた所。
僕たちがあの子、、、桃くんを守ると決め今桃くん強奪戦のようなものが始まっています。先週の一番相手は僕でしたが、紫くんや、橙くんが居るので、もしかしたら僕は負けてしまうかもしれません。、、それは嫌だ、、
なので最大のアピールとして、今日は水族館に行きたいと思います。昨日紫くんに桃くんが好きなものを無理矢理にでも引き出した所、猫と鮫が好きとのことなので、必死こいてチケットを手に入れ、今日に至ります。
猫カフェの反応は下半身が来るほどに可愛かったらしいので、すごく楽しみ。
今日行く水族館は、最近出来た海沿いにあって、海豚や海月は勿論のこと、飼育不可能だった、凶暴な鮫まで、居るそうで、とても評判がいいです。
名物は、目の回るほどの長さの水中トンネル、日本一を飾るほどだとか。
、、なので、チケットを取るのに苦戦しました。まぁ、大好きな人の笑顔が見えるなら、何処までだってやってやりますけど。
因みに、桃くんには、鮫のいる水族館に行くとは伝えていません。あくまで、水族館に行くと伝えてあります。
そっちのほうが、楽しんでくれそうですからね。
今は、彼の家に徒歩で向かっています。途中からバスかなんかに乗って向かう予定。彼の家は、意外にも田舎の方向にあって、よく見る学校の通学路みたい。
曲がりくねった道を進むと彼の家があるようです。
彼の家は、真っ白でそこまで大きくは有りませんが、マンション暮らしの僕には羨ましい限りです。濃い茶色の玄関扉を開けると、、、
家族と喧嘩している、愛らしい人の姿、
って、いや、普通に実況しちゃいましたけどどういう状況ですか。内容を聞くに、昨日のLINEの話について口論しているよう、、
昨日って確か紫くんが、、、
、、あ‐そう言うことか、
桃くんが正直にLINEしちゃったんですね。で、喧嘩に発展したと、
これは紫くんのせいですね。
それから約十分、助けることもなんだかできず、玄関の外でボーッと待っていると、ガチャっと扉が開く。
そしてすっかり窶れた(やつれた)桃くんがでてくる。介抱しようと近づくと、彼は、
『今日は、水族館行くんでしょ、?
なら早く行こッ、!!』
と、先週よりも明るい声色で言う。見た目は、全く元気そうに見えないけど、先週よりも声だけは明るかった、かなぁ?
『そうですね、!行きましょう!』
そう伝えると、ぱぁっと顔を明るくして、瞳を輝かす彼。、かッ、 可愛い!
、、もう桃くんが責められたくないので今日は、叡智しませんがもしも付き合えたのなら、毎日犯し尽くします。
家を出ると、前を歩く僕の後ろにくっついて、あの某人気ゲームのキャラクターみたいになっています。嬉しがり方が独特で可愛いですね。、、此れは、紫くんが壊れた理由も分かるかも、、この顔で叡智に誘われたら、常識わかんなくなります。
そう思いながらバスに乗る。『苺水族館行』と表示されたバスは、ギリギリ満車か満車じゃないかくらいの人数を乗せ、水族館に向かう。チラチラ覗く、海を見て、彼は揉上をぴょんぴょんさせて、眺めていた。一つ一つの言動がかわいいよ!そんな事を考えながら曇りの世界は、僕たちの上で僕たちを見守っている。太陽は雲で隠れているはずなのに、彼の瞳に映る海はキラキラとかがいていた。
桃Side
『、、ぇ、、さ、、鮫、??!』
静かにしなきゃいけない場なのに大声をあげる。周りの人は急なことで驚き、目線を俺等に向けたが、それ以上何も言わない俺等に飽きたのか、別の方を見に行った。
いや驚くのも当然だろ。前日まであれほどいないと言われていたホオジロザメが、目の前で俺をみてるんだもん。
夢、?夢じゃないよね。?そうだよね。目の前に大好きな鮫がいたからって、夢はおかしいよね。うんうん。
『クスクス、桃くんの反応面白いです。』
くすくす笑う彼は、いるのを知っていたようで、想定外の反応に先週とは違う笑みで笑っていた。何気に彼の楽しそうな笑顔を見るのは初めてだ。
ちなみに彼は今、鮫ではなく反対側の、
クリオネの捕食シーンをまじまじ見ている。その目は少し怖かった。
『て、いうか、居ないって言ってたじゃないですか、!』
クリオネの捕食シーンを見るのを辞め、こちらに歩いてくる彼に文句を入れる。というか、半分興奮の領域だ。
ホオジロザメは興味をなくしたように帰っていった。
『だって、サプライズの方が、面白いでしょう、?』
『言ってくれれば、鮫グッズ持ってきたのにぃ、!』
頭に手をやり地団駄を踏む。観光客はそんな俺を不審人物のように見つめていた。そんな俺を見て、またくすくす笑いながら、手を差し伸ばしてくる。
どうやら海豚のショーが、あるのだとか
目と鼻の先まで来た、ジンベイザメや、
優雅に泳ぐ鯱を横目に、手をつないで歩く。その間何故か何も喋らなかった。
『いや‐、海豚ショー楽しかったですね。』
海豚ショーを観終わったあと、ビシャビシャに濡れながら水族館に戻る。
だいぶ迷惑だと思うけど、その後、日本一長い水中トンネルに入り、見事酔いながら、鮫をかたどったアイスを食べ、みんなの分のお土産を買う。俺は欲に素直なので、鮫の大きめの縫いぐるみをつい、買ってしまった。クッキーを皆ぶん買って、よし帰ろう。、、といったとき
『桃くん、此方向いて。』
そう言われ、衝動的に、顔と体を後ろにやる。スッと左の薬指に違和感が走る。
見ると、宝石でできた魚類の乗った、銀色の光り輝く輪が、付けられていた。
外で、波立つ海を反射し、青白くも輝いている。
『、、、、幸せにするから、、、、』
彼はそれだけ言い、指輪のもとにキスをした。
彼と別れ帰路を歩くと、それだけで寂しさが溢れてくる。明日は橙さん。
きっと楽しくなるだろう。
黄さんは、人の好みに対して、すごく興味があって、きっとこの5人の中で一番好きな人を大事にできる。
そして、とてもロマンチックな人なんだ。
キラッと眩く不思議に光る指輪と、ロマンチックな、黄色のデートの味。
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ありがとうそしてよろしく。
終わり🤐
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