テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#三角関係
霞花怜
1,066
#イラスト部屋
寿命㌫(主) 🔮🖤ᩚ
695
「ひゃっ……! んぁ……っ!」
「っ……はぁ、本当にいい声で鳴きますね、柊吾さんは」
背中で感じる瑞樹の息が荒くなり、抑え込んでいた独占欲がさらに熱を帯びて牙を剥く。腰をガッチリと片手で鷲掴みにされ、もう片方の手が足の間に忍び込んできた。
「いや、だ……だ、だめっ……っ、声が……っ」
「我慢しなくていいですよ。誰に聞かれるわけでもないんだから、可愛い声を俺だけに聞かせてください」
意地悪な微笑みを浮かべた瑞樹が、そのまま柊吾の身動きを封じたまま、熱を帯びた指先を秘められた場所に滑り込ませる。
「っあ……! ん、ぁ……っ!」
「っ……くぅ、……すごく熱くて、もうこんなに濡れてる……」
刺激を受けてとめどなく溢れて来る先走りで滑りの良くなった性器に熱い指が絡む。下着の中で,クチクチと濡れた音が響き渡り、そんな音を自分が出してしまっていることが恥ずかしくて堪らず、柊吾はコンロの縁を掴む指の力を強め、必死に声を噛み殺そうとした。けれど、容赦なく繰り返される愛撫は、その理性をいとも簡単に溶かしていく。
「だ、め……っ、そんなに、ぐりぐり……っ、あっ……!」
「ダメって言いながら、自分で腰を引っかけに来てますよ。……ほら、もっとよく教えてください。誰のせいでこんなに感じちゃってるんですか?」
「んっ……あ、く、黒瀬さん、の……っ! 黒瀬さんの、せいで……っ!」
「ふふっ、可愛い……食べてしまいたいくらいだ」
「なっ、だ、だめ……っわわっ」
満足げに低く笑った瑞樹が、いきなり肩を掴んで柊吾の身体を反転させた。そしてそのまま、しゃがんでエプロンの中に潜り込むと、熱く蕩け切ったそこに唇を寄せ、躊躇いもなく口に含む。
「っ、ぅ……やっ……は……っ」
腰を掴んで動かないように固定しながら、瑞樹が動きのテンポをさらに早める。甘く痺れるような快感が頭のてっぺんまで突き抜け、柊吾は目の前が真っ白になるのを感じた。
「っ……あ、あっ……!」
頭が白く弾け飛ぶような強烈な絶頂の波が押し寄せ、柊吾は腰の力を完全に奪われた。コンロの縁にしがみつく両腕だけが頼りで、その口からは甘い喘ぎ声とともに白い熱が零れ落ちていく。
だが、瑞樹はそこで手を緩めない。さらに深く、限界まで追い詰めるように激しく腰を打ち付けた瞬間、柊吾の身体がビクリと大きく跳ね、我慢しきれなくなった蜜が瑞樹の口内へと勢いよく溢れ出した。
「んっ……ぷはっ……!」
喉の奥までたっぷりと与えられたそれを、瑞樹は一滴残すまいと名残惜しそうに飲み干す。
「っ、はぁ……っ、ばか……なにする、のっ……!」
腰を抜かし、その場に崩れ落ちそうになっていた柊吾が、潤んだ瞳で怒りと羞恥に染まった顔を無理やり持ち上げる。
しかし、当の瑞樹はエプロンの裾から満足げに顔を出し、口元を拭うことすらせずに、これ以上ないほど甘く蕩けた満面の笑みを浮かべていた。
「ご馳走さまでした。とっても美味しかったです、柊吾さん」
「……っ! この、変態……っ! 何考えてるの、ここキッチンだよ!? もしお隣さんでも来たらどうするつもりだったのっ……!」
顔を真っ赤にさせ、涙目でペシペシと胸元を叩いてくる柊吾の姿は、怒っているというよりもただの照れ隠しにしか見えない。瑞樹は愛おしそうにその細い体を優しく抱きとめ、濡れた前髪をそっと撫で上げた。
「大丈夫です。誰も来ませんよ。それに――」
悪びれる様子もなく、瑞樹はさらに耳元へ唇を寄せた。
「こんなに可愛い顔で、俺のことで頭をいっぱいにしている柊吾さんを見せられたら、我慢できる男なんていません」
「っ……もう、口を開けばそんなことばっかり……! お味噌汁煮詰まっちゃったじゃないですかっ」
赤面したままぷいっと顔をそむける柊吾を、瑞樹はクスクスと楽しそうに笑いながら、ふたたび力強く抱きしめ直す。
「すみません。柊吾さんが可愛くてつい……」
「つい、じゃないですっ!」
すっかり煮詰まってしまった味噌汁の鍋の存在にため息を吐きつつ、それでも強く怒れないのは惚れた弱みと言う物だろうか?
「ふふ、じゃあ今度は、お詫びに俺が晩ご飯の続きを作りますよ。柊吾さんはそこに座って休んでいてください」
「……当たり前でしょ。僕の分の味噌汁、ちゃんと美味しく作り直してよね」
「はい、喜んで」
優しく椅子に促され、腰を下ろした柊吾は、まだ火照りが引かない頬を両手で包み込む。
キッチンに立つ瑞樹の背中は相変わらず頼もしくて、さっきまでの強気な意地悪が嘘のように、今は手際よく鍋を洗い直している。
少しだけしょっぱくなってしまったかもしれない日常のひとコマ。
けれど、その不器用で温かい重たさも含めて、これが今の自分たちにとって一番自然な愛の形なのだと、柊吾は静かに胸を撫で下ろした。
コメント
3件
あぁ…なんて好きなシチュエーションなんだ マジで!!!過去を打ち明けてまたイチャイチャ!!!最っ高すぎる!!! マジで好きです!!!
うわぁ…キッチンのあの空気感、たまらなかったです🥀 柊吾さんの恥ずかしさと抗いながらも瑞樹に流されていく感じ、瑞樹の余裕と甘やかしのギャップが本当に好き。 「ご馳走さまでした」ってあの後に言うの、反則すぎますよ…! 不器用だけど確かにそこにある“重たさ”も含めた愛の形が、すごく温かくて。また次の話も読みたいです🤍