テラーノベル
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「……美紀、っ、……なんでそんなに、可愛いの……っ」
スマホの画面の中で、不意打ちにカメラを向けられ「やだ、撮らないでよ」とはにかむ美紀がループ再生される。その無防備な笑顔が、誠司の理性を容赦なく削り取っていく。
自分の手の中で高まる熱に、誠司は目を閉じて美紀の香りを脳内に再生させた。
「誠司さん……?」
凍りついた。
目の前には、パジャマのボタンを掛け違えた、寝ぼけ眼の本物の美紀。
右手の動きを止めることも、スマホを隠すこともできない。画面からは「やだ、撮らないでよ」という美紀の声が虚しく響いている。
「あ、……あ、美紀。これは、その……」
終わった。変態だと思われる。軽蔑されて、離婚だ。
絶望に打ちひしがれる誠司に対し、美紀は赤面しながらも、じっとスマホの画面と誠司の「状態」を見比べ、ぽつりと呟いた。
「……私の動画で、そんなに一生懸命になってたの?」
コメント
1件
あっぶねええええ!!😂 でも美紀さんの「一生懸命になってたの?」が予想外すぎて草。怒られるかと思ったらド痴漢キャラに昇格?いやこれ夫婦の会話としてどうなんだってツッコミ入れたくなるけど、続き気になるわ〜。誠司の終わった感がリアルで笑った。