テラーノベル
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こんにちは、本田菊です。
今日から華の学園生活が始まりますが、正直不安でしかありません。つい昨日までじじいだったはずですのに、よく分からない神に転生されられ……なんだかカオスです。もう一度青春を味わえるのは嬉しいんですがBLゲームは嫌ですね。
「……行きますか」
朝の支度はとうに終わったはずですが………やはり行きたくないです。最近の子についていけるでしょうか。できるだけ地味に目立たないようにしましょう。
……そろそろ本当に行かなければなりませんね。
「行ってきます」
うっ……久しぶりの外は眩しいですね……あっちでは殆ど家から出なかったからですね。帰りたいです。
おや、同じ制服を着た子が……あの子について行けば何とかなりそうですね。
無事に学園に着くことが出来ました。これから教室へ向かいます。
ところで、なぜ私は道行く人に見られるんですかね。
偶然近くにいた人の顔を見て驚愕しました。その人の頭の上に青いハートと-52
の文字が浮かんでいるではありませんか。
これあれですよね。あの神様がオマケでつけた好感度機能……だとしたら低すぎません? 私が一体なにをしたと言うのでしょう。
そうこうしているうちに教室へたどり着きました。
「うわ……」
「マジかよ……」
そんな声が教室の四方から聞こえてきます。もちろん皆さんの好感度は-です。本当に私はなにを仕出かしたのですか。じじいは悲しいです。
そそくさと自分の席に座り、大人しく本を読みます。
「ヴェー、ルートぉぉぉぉ」
「落ち着け、落ち着け!」
私が教室に入ってからずっと怯えてる子がいるんですよね。なにをしたのかは分かりませんが申し訳ないです。
なんやかんやあって現在お昼休みです。私が通っていた高校は屋上立ち入り禁止だったんですけどここは入れるみたいです。少しテンションが上がってしまいます。さて、お弁当でも食べますか。
「やはり塩鮭は美味しいです!そういえばここ、学食もあるんですね」
だから屋上に人が少ないんですね……まぁその方が都合がいいんですけど。
関係ないですけど夕食は何にしましょう。
い
肉じゃがは一昨日食べましたし……カレーは前食べましたね。
「おい」
「はっ!すっすみません!え、えっと……」
「アーサーだ。アーサー・カークランド」
「アーサーさんですね。すみません、記憶がなくて……」
それにしても綺麗な人ですね。どこの国の人なんでしょう?
「あぁ……交通事故の」
「はい、すみません。もしかして私と友達だったんですか?」
「……!そ、そうだ!俺とお前はあ、相棒みたいな……モンだよ」
少し照れていらっしゃいますね。可愛いらしいです。
「よろしければ私のことについてよく教えてくれませんか?」
「お、俺がか!?」
「はい。嫌なら大丈夫ですけど」
「ど、どうしてもって言うならやってやらなくもないんだからな! 」
ま、まさかアーサーさん……ツンデレ なんですか!?どうしましょう、私ツンデレ大好物なんです!こんなお友達がいるなんてこの私が羨ましいです。
「はい、アーサーさんに教えてほしいんです」
「〜〜〜っ!しょうがねぇなぁ!この 俺が教えてやるから有難く思えよ!」
「はい!」
ツンデレぷまいです。
コメント
2件
おもしろい!!!続きも頑張ってください!!
神を見つけて良がっ゛だ