ヤツらは前触れも無く突然この世界に現れた
なぜこんな事になったのだろう…
リムの城にて…
「皆さん、リムが入れた紅茶は美味しい?」
リムがにこやかに辺りを見回す
「やっぱりリムが入れた紅茶は美味しいわ」
GFがリムに飲み終わったコップを渡した
「BF!美味しい?美味しい?」
BFがコップに口をつけた瞬間に
リムが風のように滑り込んできた。
「beep!」
BFが笑顔で答えた。
「よかったわBF!」
「ちょっとせっかく人が褒めてやってんのに!」
GFが声を少し荒げてリムに言った。
「後ガルセロ、ここ喫煙所じゃないから」
次々とタバコを吸っていくガルセロにGFが言った。
「お、お前も吸うか?」
「いらないわよ…ゲフッ」
GFが煙たそうに手を振っている。
「そうか」
ガルセロは少し寂しそうにそっぽを向いた。
「あら」
城の扉が開いたと同時に声がした
「私が一着だと思っていたのだけれど… まだこれだけしか来てないのね」
そう言って空いている席にサルヴェンテが腰掛けた
「お前はタバコ吸うか?」
「お断りよシスターだもの」
サルヴェンテが少し楽しそうに辺りを見渡した。
「あら、ルヴは?」
GFが回答が分かっているような表情で聞いた。
「ダーリンはどれだけ言っても来てくれなくって…
本当にシャイで可愛いのよ?」
サルヴェンテが顔を赤くして答えた。
「それにしてもスカイが遅いわ」
GFが少し不思議そうに首を傾げてる。
時は進んで夕方…
「beep」
「そうね遅すぎるわ」
GFが痺れを切らして立ち上がった。
「そういえば最近リムの城の近くに
野盗が出るの。それですか?」
リムが心配そうに聞いた。
「「それは野盗の方が心配」」
リム以外の皆が口を揃えて答えた。
コツコツコツ…
「お、噂をすればなんとやらだな
おいスカイ、タバコ吸おうぜ」
「…?」
リムが少し心配そうにガルセロを見た。
「スカイ?」
「それにしても毎日宴会なの楽しいけれど
疲れたわね。ダーリンも来ないし…何か起きないかしr」
「ガッ!!!」
バタッ
見るとガルセロの体には大きな穴が空いていた。
そしてスカイは…
「ス…スカイ!あんた…なんでガルセロ殺ッてんのよ!
争いならラップバトルでやりなさいよ!」
GFが声を荒げてスカイに怒鳴った。
「あアあァぁぁァ」
スカイは言葉ともとれない言葉を発するだけだった。
ズドーン!
「リム!?」
「貴方たち!?こんなのがスカイですか!?
スカイは殺し合いはしません!!」
スカイに果敢に迫って行きながらこう叫んだ。
「コイツはスカイじゃない!!!!」
グシャ
肉が潰される音が聞こえた。
いつも私達が奏でている音ではない
殺し合いの音。
「そんな…私はあいつと戦うのはゴメンよ!
皆で逃げるわよ!」
「beep…」
震えているBFに向かってGFが静かに告げた。
「BF、決断して。スカイと戦うか、逃げるか。」
コツ…コツ…コツ…
「2人とも下がっていてね…」
ズギャーンッ!!!
サルヴェンテの悪魔化の音だった。
「私が皆を守るの!!」
「ああああああああ!!」
スカイの叫び声と共にサルヴェンテが言った
「アンノーン・ゴスペル!!!」
ドウッ!!
「やったの…?」
GFが嬉しそうに呟いた。
「アァあ…」
生きていた。損傷も無く。
「戦いたくないけど…ここは私がやるわ。
貴方を死なせたらruvに会わす顔が…」
ぽた
「サルヴェンテぇぇぇぇ!!!!!
あああああ!!!!!お前!!!
ほんっとうに何がしたいのよぉ!!!」
泣きながらGFが叫び続けた。
「私達が何かしたのぉ!!!???
あんた本当にスカイなの!?」
一通り叫び終わった後GFは考えた。
(サルヴェンテは悪魔…悪魔の再生能力は脅威的よ。
今から教会に行っても間に合うはず!)
「行かないと!着いてきて!BF!!」
それは非情なくらい突然だった。
まるで奇怪な跡のような。
コメント
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ス、スカイちゃん、、? とゆうか皆大事か!?