テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
にゅうひん☆
221
124
#すのーまん
━記念日当日━
岩|辰哉?悪いんだけど…
今日仕事が入っちゃって。
これから行かないとなんだ…。
深|…仕事だもん!しょーがないよ!笑
ほらほらー遅れちゃうし頑張ってきて!
岩|ん。ごめん…。その代わりこれ。
深|何ー?手紙??
岩|俺が行ってから中見て。
深|??うん?分かったー
照が仕事へ行き1人になった所で言われた通り手紙を開けてみる。
深|なんで手紙なんだろ??
手紙の中には見慣れた照の文字で『辰哉へ』と書かれていた。
━辰哉へ━
これから辰哉には行って欲しい所が3か所ある。
・15時にエステサロン『slow』
・17時にいつもの美容室『Dear』
・19時にレストラン『Grandeur 』
待ってるよ。━照━
深|……は?…。
手紙を何回も見直しながら思わず吹き出してしまう。
深|…っあははは!なんだよ照これー!笑
手紙を丁寧に元に戻し、部屋の時計を見れば15時まではまだ余裕がある。
さっきまで照が仕事で一緒に過ごせない事を寂しく思っていたはずのなのに
すっかり機嫌を取り戻し楽しそうな足取りで着替えと準備を始めるためにクローゼットへと向かう。
ビルの一角にあるそのサロンは落ち着いた雰囲気の場所でまさに 『slow』と言う名前が合っている。
少しドキドキしながらドアを開けると店内には心地よいアロマの香りが漂う。
ス|深澤様ですね? お待ちしておりました。岩本様より、本日90分のリラクゼーションコースをご予約いただいております。
深|あ、はい! よろしくお願いします!
個室に通され極上のヘッドスパとフェイシャルケアを受け日頃の疲れが溶かされていく感覚に、たまらず睡魔がやってくる。
深|…これ…やっっばぁ……。
施術が終わる頃には、日頃の疲れも顔のむくみもすっかり取れ肌もツヤツヤに。
スタッフの方に見送られ『slow』を後にすると、外の風が心地よく頬を撫でる。
携帯で時間を確認すると16時半を過ぎていて照が指定した次なる場所へと向かう。
深|次は17時に『Dear』ね!
すっかり仕上がった肌と上機嫌な足取りで次はいつもの美容室へ。
ドアを開けるといつもの担当さんが笑顔で迎えてくれる。
ス|いらっしゃいませ! 岩本さんからお預かりしている物と本日のスタイリングの指示があるのでこちらにどーぞ!
深|えぇ?指示!?
ス|はい! 本日は『この服に合わせて最高のイケメンにしてください』とのことです!
深|失礼な!もうイケメンだわっ!!笑
カットとスタイリングが進み最後にフィッティングルームでお着替えへ。
深|え…やば。俺めちゃくちゃカッコいいんだけど!照ってば俺に似合う服分かりすぎだろ!
髪型も服も完璧に仕上がり時間は19時よりも少し前。
いよいよ最後の目的地『Grandeur』へ!