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_君への気持ち一直線。_
同棲生活、12日目の夜。
夕飯はおんりーが作った。
不慣れながらも一生懸命作った親子丼は、少し味が濃かったけど――おらふくんは嬉しそうに完食した。
「うん、おいしかったよ。……っていうか、嬉しかった。」
「味じゃなくて気持ちを褒めてない?」
「いや、両方。100点。」
「……甘すぎ。」
けれど、嬉しそうに目を伏せたおんりーの表情は、照れくささを隠しきれていなかった。
夜。2人はリビングのソファで、音楽を流しながら話していた。
いつもより静かで、少しだけ空気が違った。
「ねえ、おんりー。」
「ん?」
「最近、俺ね。君がいないと、変な感じになる。」
「……どんな感じ?」
「さみしい、みたいな。落ち着かない、っていうか……」
おらふくんの声は、どこか不安定で、でもまっすぐだった。
「今までそんなこと、なかったんだけどな。」
おんりーは黙って、その横顔を見つめた。
「……俺も、似たようなこと考えてた。」
「え?」
「君の声がしないと、部屋が静かすぎる。君の笑い声がないと、ゲームも味気ない。」
「……そっか。」
「そっちこそ、“そっか”じゃなくて。」
おんりーは立ち上がって、真正面におらふくんの前に立つ。
そして、優しく、でもしっかりとその手を取った。
「おらふくん。俺は――」
そのとき、おらふくんの手が、少し震えた。
「……まって」
「え?」
「俺から、言いたい。」
おんりーが目を見開く。
おらふくんは、目をそらさずに言った。
「おんりーのことが、好きです。」
まっすぐなその言葉に、おんりーの呼吸が一瞬だけ止まった。
「……やっと言ったな。」
「うん。……やっと言えた。」
「俺も、同じ気持ちだよ。」
そう言って、おんりーがふわりと笑った。
少し照れくさくて、でも確かに嬉しくて。
その笑顔を見たおらふくんも、安心したように笑った。
2人の“好き”が、ようやく重なった夜。
言葉にして初めて、心がふわりと軽くなる。
この恋は、ゲームでも台本でもなくて――本物だった。
考えのむずすぎてて死ぬ。。。
では次回もお楽しみに!
ではおつら!✌!