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彰吾side
今日の壱馬、やる気がないのか違うのか、なんにせよ遅い。
動きも、振りの取り込みも。
いつもはちょっと早いって怒られたり、 吸収が早すぎて、ほかと絡まるっていうレベルなのに今日は本当に真逆。
振付師さんもメンバーもそんな壱馬に腹を立てていた。
…翔平を除いて。
まあ翔平が正しかったんだけど。
体調不良だったなんて…
いきなり壁に寄りかかって座り込んだのは本当にビビった。
陸さんが壱馬に話しかけるも、声を詰まらせて返答無しの壱馬。
陸さんは壱馬をその場に横にさせると、LIKIYAさんに報告しに行った。
どうも熱があるような感じではないんだよな…呼吸もそこまで荒くなかったし
顔も赤くはない。
蒼白いような…
ってかさっき言いすぎたな…
謝りに行こ…
そう思って壱馬の元に駆け寄ると、壱馬は苦しそうに吐いていて、 手で口元を覆っているけど、少し溢れ出してる。
とりあえず袋を求めるとどこかからか投げられてきた。
まあ誰かはわかんないけどありがたく使う。
壱馬の口元にあてて、背中を摩るとすんごい量を吐いた。
こりゃ疲れるな…
山彰「疲れたでしょ?寝ちゃいな?膝使っていいから。」
そう言うとすぐ眠りについた。なんなんだろう。これ。熱は無い。
でも胃腸炎でもなさそう。疲労?ストレス? …貧血?
色々考えたけど、どうも貧血っぽくて、目の下見ると真っ白。
とりあえず足を上げたいから
山彰「誰か俺の上着持ってきてください!」
と叫ぶとどこからか投げられた。
まあ俺の上着の扱い酷い気がするのはほっといてそれを畳んで壱馬の足に敷いた。
そのまましばらく寝かせてみたけど起きる気配ないから寮まで連れ帰った。
まあ酔って気持ち悪いけど吐くものないとか言われても困るし丁度よかった。
看病はその流れで俺がする流れなので、先に壱馬を壱馬の部屋に運んで、 体温計やら飲み物やら冷えピタやら、色んなもの持って部屋に戻った。