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五十日目
死ねなくてごめんなさい。
生きてしまってごめんなさい。
させるとこまで成功したのに、家族が緊急処置したせいで、
あのまま死なせてよ。
死ねないってそんなに悪いことだろうか。
わざわざ、体を刃物で刺したわけなのに、こんなにも、
責められなければ駄目なのだろうか。
自分でも、痛みを惜しんだのに、なぜ責められなければならない？
どうして、どうして、どうして、どうして、どうして
ねぇ、どうして？
相手の期待に答えて、死ぬ？
可笑しい、こんなことした僕がまるで馬鹿じゃん。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
…もう一度、死ねば、死ねば、イケる？
今度は死ねるの？
夢の架空へとイケるの？
何が正解で何が不正解の？
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
もう、誰もかも怖いよ…
