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「ごめん別れて欲しい」
「…え?」
学校帰りの公園
車は愚か、人すら通らない。
少し田舎っぽいここは
私達の思い出の場所だった
その中でもこの公園
みなも公園は
私達が初めて会って、
私が告白されて付き合った場所。
彼の名前は水無光輝
見た目はヤンキーぽいがとても優しい
喧嘩もあまりしなかった。
なんなら仲は良かった
だから
だから
別れ話をされた理由が分からなかった
しかし、この時の私は理由を聞けなかった
ただ一言を残して家にひとりで帰った
と。
答えをも聞かず
今にも溢れだしそうな涙を堪えながら
私は思い出の場所から1歩また1歩と
その場を後にしたのだった