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#仄く月と電波塔
80
#み!
ma
2,645
ハッピーエンドを目指してるので!
いま、暗いけど!ハッピーエンドなんで!!
💛視点
少しずつではあるが
柔太郎と話していても
辛い気持ちにはならなくなってきた
目を合わせて話せるようにも
なってきた
でも…..まだ二人っきりで
会うことはできてない
柔太郎も、ゆっくりでいいって
言ってくれてるけど
やっぱ今の状況はよくないよな
—————
マネ「柔太郎に恋愛映画が決まったよ」
すごく喜ばしいこと
みんなもすごい喜んでる
でも、俺だけは心から喜べない
メンバーの関係になるって
自分で言ったのに
嫉妬するなんて
わがままなやつだなって
ほんと俺カッコ悪いわ
💙「どんな映画なん?」
🤍「ハッピーエンド系だよ
中学生の時、両片思いだったけど
うまくいかなくて
せ成人式で二人が再会して、過去を振り
返ることで、それぞれが前に進んでい
く。でもラストシーンがいいんだよね
これは内緒。俺の中学時代も
うちの事務所から出してくれるって
いうから引き受けた」
柔太郎楽しそうだな
そう思うのに胸の奥がチクチクする
でもなにか…..なにか言わなきゃ
💛「いい映画になるといいな。
頑張れよ?」
🤍「ありがとう仁ちゃん」
柔太郎に微笑んでお礼をいっただけ
なのに、どうしてこんなに
胸が苦しくなるの?
💛「ごめん!先に帰るわ
お疲れ様ーっ!」
限界が来て、逃げるように楽屋を後にした
—————-
家で一人でいると
モヤモヤが胸を支配して
胸の奥がつまる
どうしようもできない気持ちの
ぶつけるところがない
プルルッープルルッー
スマホの画面をみる
💛「太智?」
ピッ
💛「もしもし?なんかあった?」
💙「俺はないよ。
泣いとるんちゃうかなって
思って電話しただけ」
💛「泣いてないし。泣く理由がないし」
💙「まぁ声聞いたら泣いてないの
分かったから、安心したわ」
💛「それだけ?」
💙「それだけってなによー!
大事なことでしょうが」
💛「ははっ。ありがとう太智」
💙「仁ちゃん、別に好きな気持ちは
無くさなくてもええと思うで?」
💛「え?」
💙「自分の心に正直にな?」
💛「……うん」
💙「んじゃ!また明日!」
————-
milkの楽屋で待機してる時
知らないスタッフが柔太郎を
呼び出した
スタッフ「映画で共演されてる愛さんが、みなさんに挨拶と差し入れがしたいとのことで、大丈夫ですか?」
🤍「愛ちゃんが?
えー、気を遣わなくていいのに
全然大丈夫です!」
スタッフ「呼んできます」
🤍「ごめんみんな、 挨拶したいって」
❤️「律儀な子やね」
🩷「評判いい子だよね?」
💛「…..」
正直会いたくない
でも、そんなの失礼だよな
コンコンっ!
愛「失礼します。突然すみません
ご挨拶できればと、お邪魔しました」
💙「ご丁寧にありがとうございます!
そんな固くならんでええですよ?」
愛「いえ!ちょっと緊張しちゃって」
🤍「タメなのに全然、敬語なの笑」
愛「まだ無理ですー」
🩷「柔太郎、迷惑かけてない?」
愛「全然!現場を明るくしてくれます」
いい子そうだな
俺とは全然ちがう
華奢で優しそうで控えめで
こういう子がいいお嫁さんに
なるんだろうな…..
笑い合う二人をみてると思い出す
少し前まで柔太郎の隣で
幸せだった頃のことを
愛「あのぉ。すみません」
💛「あっ!はい。なんでしょ?」
急に話しかけられて
びっくりした
愛「差し入れ何買うか悩んで
いろんな種類のケーキ買ってきたんですけど、エクレアが好きと聞いたので
よろしければ、どうぞ」
好きなスイーツではある
でもどうしよう…..食べたくない
💛「あー今、減量してて、ごめんなさい」
愛「あっ!そうなんですね!
すみません気が利かなくて」
💛「いえ、こちらこそ。すみません
失礼しますね
ごゆっくりどうぞ」
❤️「俺、二個食べてええですか?」
愛「もちろんどうぞ!」
❤️「ありがとうございます」
舜太、ほんとありがとう
———-
楽屋を出て、屋上で一人ため息をつく
何やってるんだろ俺
年下の女優さんに気を遣わせて
逃げて、ほんとカッコ悪い
🩷「仁人ーー!減量中なんて
初めて聞いたんだけど?」
💛「俺も初めて知った」
🩷「なんだそれ笑」
隣に座る勇人
💛「なんか食べたくなくて」
🩷「まぁ…..恋敵みたいなもんか」
恋敵なんておこがましい
俺は、柔太郎から逃げてるのに
🩷「仁人は何を悩んでるの?」
💛「わかんない」
🩷「別に好きでもいいんだよ?
仁人が幸せになれるなら」
💛「それもわかんない」
🩷「悩んでるねー仁ちゃん」
勇人がただそばにいてくれるだけで
少し気持ちが落ち着いた
————-
🤍視点
愛ちゃんの挨拶も終わり、
部屋にはメンバーだけになった。
💙「あの子いい子やね。安心したわ」
🤍「現場でもあんな感じ」
❤️「なぁ…..柔太郎。
仁ちゃんのことなんだけど?」
少し言いにくそうな舜太
🤍「え?なんかあった?」
まぁ、確かにケーキ食べなかったり
ずっと暗い表情してたけど
❤️「んーーー。あんな…..
俺やったらな。
もし過去に好きだった人でも
恋愛映画で共演してる女優さんに
会うのは嫌かもしれん」
🤍「え?またやった俺」
❤️「ちゃうよ!そういうことじゃなくて
できるだけな!仁ちゃんの前では
会わんほうがええかなって
まぁ仕事やし、しょうがないんやけど
嫌なもんは嫌やん」
🤍「だから仁ちゃんのフォロー
してくれたんだ….. すごいわ舜太
ほんとありがとう」
❤️「そんなケーキ二個食ったくらいで
大袈裟やわ」
なんでもないことのように笑う舜太
俺ももっと考えて動かないとなぁ
これ以上、仁ちゃんのこと
傷つけたくない…..
コメント
1件
第7話読んだよ〜。仁ちゃんのモヤモヤがめっちゃ伝わってきて胸がぎゅってなったわ。柔太郎が楽しそうにしてるのに自分だけ喜べない感じ、わかるよ…それで逃げちゃうのも分かる。でも太智が電話くれたり、舜太がケーキ二個食べてフォローしたり、勇人が隣にいてくれたり、仲間の優しさが沁みた。恋愛映画の共演者・愛さんもいい子そうで、仁ちゃんの複雑な気持ち、もどかしいな〜😢 次の展開気になる!