「毛があるのは当たり前だよ。アンダーヘアの事を言っているなら、俺はまったく気にしていないから安心して」
「……そ、それならいいんですけど……」
けれど体の手入れをしていない女性に見られたら恥ずかしいと思い、後日朱里に相談しようと決めた。
「俺はありのままの恵ちゃんが好きだから」
「……ありがとうございます……」
自然体の自分を受け入れ、褒めてもらえる事が、とても贅沢に思える。
涼さんはチュッと音を立てて私の額にキスをしたあと、濡れた秘部に直接手を這わせた。
「ん……っ」
彼の指がヌルッと滑ったのを感じ、自分がたっぷり濡らしているのを感じる。
「ゆっくり指を入れるよ」
涼さんは宣言したあと、また私の胸元にキスをし、乳房を揉んだり乳首を転がしたりしながら、陰唇の形に添って指を滑らせた。
「あ……っ、あぁ……っ」
まだ撫でられているだけなのに、そこはヌチャヌチャといやらしい音を立てている。
時折ピンと勃起した淫芽に触れられると、腰が勝手に突き上げるように動いてしまう。
私はいつ指が入ってくるか分からず、ドキドキと胸を高鳴らせて緊張する。
顎の下では涼さんの髪がかすり、いい匂いがすると同時に少しくすぐったい。
(私の胸、揉まれるぐらいあったんだ……)
ボーッとしながらそんな事を思っていた時――、蜜口に指先が当たり、クニクニと揉んだあとにゆっくり侵入してきた。
「……ぁ……っ、あ……」
怖くなって全身に力を込めると、涼さんは窘めるように唇にキスをする。
彼はデコルテや乳房にキスをしながら、もう片方の手で私の二の腕やお腹、太腿をさすってリラックスを促す。
そうしながらも蜜壷にゆっくり指を埋め、ヌルヌルした膣壁を指の腹でジワッと押してきた。
「ん……っ、ん、……ぁ、あ……っ」
体の内部をまさぐられている感覚を堪えていた時、彼の親指が膨らんだ淫玉に触れてきた。
「んっ! あぁっ!」
弱点に触れられた私は思わず大きな声を上げ、ギュッと体を縮こめる。
「大丈夫だよ、リラックスして」
涼さんはそう囁き、クプックプッと音を立てて蜜洞をほじりながら、親指で淫芽を転がした。
「それ……っ、駄目……っ」
秘所からの刺激に慣れていない私は、すぐに一杯一杯になって両手で顔を覆う。
「気持ち良くなったら達っていいからね」
涼さんは優しい声で言い、私の乳房を揉み、時に乳首を指の腹で弾きながら、いやらしい音を立てて蜜洞を暴いた。
昨日の夜に愛撫されて以降、本当は何回もチラチラと涼さんの手を盗み見していた。
涼さんは大きな手をしていて、指は私のそれと比べるとゴツゴツしているのに、全体的に長くて綺麗な形をしている。
その手でスーツを着たり、ネクタイを締めたり……と妄想する傍ら、『あれが私の秘所に触れてたんだ……』と思うと、ドキドキして堪らない。
今もまたあの指が自分のお腹の中に入っていると思うと、恥ずかしい上に照れてしまい、頭の中が真っ白になってしまう。
「ん……っ、ん……」
顔を真っ赤にして声を堪えていると、涼さんが優しく尋ねてきた。
「恵ちゃん、気持ちいい?」
その問いに、私は切れ切れの声で返事をする。
「……き、……もち、……い……っ」
お腹の奥で涼さんの指が蠢くたび、悦楽が私の体を満たしていく。
下腹部でグツグツとマグマが煮え立っているような感覚に陥った私は、それが爆発するのを怖れた。
「待って……っ、ま……っ」
「達っていいんだよ。――――達きなさい」
涼さんは上体を屈めると、私の耳元で低く囁いた。
「っ~~~~っ! あぁあああぁっ!」
その声にゾクンッときた私は、体の中でくすぶっていたものを解放させ、両手で涼さんの手首をギュッと握りながら絶頂してしまった。
大きな快楽の波がグワッと襲ってきたかと思うと、私を翻弄していく。
「はぁ……っ」
波が引いたあと、私はぐったりとして浅い呼吸を繰り返し、目の前で何かがパチパチと弾けるような感覚を味わう。
――終わった……。
そう思ったけれど甘かった。
コメント
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ウフフ( *´艸`)恵ちゃん、これから官能の世界へ出発よん....♡