この作品はいかがでしたか?
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⚠️注意⚠️
この物語は、特定の国を批判する、戦争賛美などの意図はありません。
これは『初恋から』の続きです。それを読んでからこれを読むことをおすすめします。
※学パロ
※BL要素️⭕️
※🇩🇪×🇮🇹
※自殺表現あり
※旧国あり
ちなみに卍、🇯🇵☀︎、🇮🇹👑は高校3年生、
🇮🇹は中3です。
最初は🇯🇵☀︎視点で始まります。
これらがいい方は本編へ↓
『どちら様ですか?』
そこに居たのは、イタ王ではなく、似た少年だった。
それからなんやかんやあり、玄関の戸を開けた少年……イタリア、というイタ王の弟と一緒に、イタ王の部屋へと向かった。
コンコンコン
イタ王『……』
ノックをするが、返答は無い。……寝ているのだろうか?
イタリア『…兄さん、開けるね…?』
イタリアが扉を開けると、そこにはイタ王の…
し た い が あ っ た 。
そこからはよく覚えていない。
……ただ、イヤなニオイと泣き叫ぶ声だけが耳と鼻を刺激していた。
――時は遡り1週間前――
早退したあの日、イタリア王国は1日中悲しみの中にいた。
いや、悲しみだけでなく後悔や嫉妬、まだ好きという気持ち、自分とあの二人への怒り。
とにかく色んな感情が混ざりあった空間にいた。
なんで
どうして
嫌い
好き
嫌だ
やめて
嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い
ぐちゃぐちゃな言葉が頭の中を回って、さらに頭の中をごちゃごちゃにさせていた。
その時、ある言葉が頭に浮かんだ。
“もう、生きていたくない。”
その思いが出てきたら簡単だった。
既に手にはカッターがあって、まだ生きていたい体を無視して喉を――
イタ王『……あれ』
今まさに死のうとしていたイタ王の目に入ったのは、
【少し若返る薬】の作り方のページが開いてある本。
……そういえば、ナチに1冊だけ、薬の作り方が載ってある本をもらっていたんだっけ。
イタ王はそう思い、机にカッターを置いて、そのページを見る。
そしてなにかいい事を思いついたのか、その薬を作る作業に取り掛かった。
サラッと見るに難しそうだが、自分はナチスと日帝が薬を作る所を何回も見てきた。
学生が何してんだと思うだろうが、そこは趣味、ということで飲み込んで欲しい。
見よう見まねだが、だいたいやってみれば意外とできるもの。
そうして、薬とその他もろもろを作っていった。
数日後
『……えへへ……できた…やっと……』
暗い部屋に、1人の少年がいた。
1人の血塗れになった青年を抱えて。
『もう、【僕】はイタリア王国じゃない。』
『今日から、僕は【イタリア】。イタリア王国の弟。』
顔だって直して、ioのクローンも用意して、若返って。
『……えへへ……完璧……』
もう一度、新しい人生を歩むんだ……!
そう彼は言い、兄の部屋を後にした。
――それからしばらく時が進み、高3の卒業式――
イタリア→高校3年生
満開の桜の木の下に、2人の影。
ドイツ『……俺と、付き合ってくださいっ!』
1人の青年が、もう1人に、告白をした。
イタリア『……!うんっ!もちろん!』
告白された青年は、幸せそうに笑って、思いっきりハグをした。
イタリア『……えへへ…嬉しいなぁ……♡』
やっと僕も
しあわせになれた
イタリア『大好きだよ、ドイツ。』
終
追記 50いいねありがとうございます!
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