テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
※キャラ崩壊
※リクエスト作品です,想像していた話じゃなかったら申し訳ないです🙇🏻♀️
❤️side
目を開けたらめまいが来た。
頭も体も全部重い,嫌な予感がする。
体温を測りたい,けど,起き上がりたくない。これ,確実に熱出したな。
どうしよう,今日翔太と出かける約束してたのにな。
たまたま翔太と休みがあって,1年ぶりくらいに2人で出かける日,だったのに,昨日ゲリラ豪雨にあたった,傘を持ってなくて,走って帰って,すぐ風呂に入ったけど,間に合わなかったみたいだな。
とりあえず,連絡入れないと…スマホ…どこ置いたって…
体を動かさず,手を布団に当て,スマホを探した。
どこだ…どこにある…
数分くらい探していると,机から着信音が聞こえた。
俺は起き上がりたくない体を無理やり起こして,スマホを取った。
スマホに表示された名前は『翔太』だった。
❤️📞「…はい」
💙📞「もしもし?おい,今何時だと思ってんだ?」
翔太にそう言われて時計を見ると待ち合わせの時間からもう30分も過ぎていた。
❤️📞「…ごめ…ゴホッゴホッ…」
やばッ…咳出た…
💙📞「…大丈夫か?」
❤️📞「ごめん…今日…風邪…で…ゴホッゴホッ」
俺,喋ると咳止まんなくなるかも。
💙📞「熱は?何度くらいなんだ?」
❤️📞「動けなくて…測ってない…」
💙📞「食欲は?あんのか?」
❤️📞「食欲…ない…ゼリーくらいなら…ゴホッゴホッ…」
💙📞「…そっか…お大事にな」
翔太はそれだけ言い残し,電話を切った。
俺は再びベッドに横になった。やっぱり体が重い…
翔太,来てくれたりしないかな…しないか…笑
俺は目を閉じた。
遠くから微かにチャイムが鳴り響く。
俺は目を開け,起き上がった。
さっきより悪化した気がする…
重い体を何とか動かし,5分かけて玄関まで行った。
部屋が二階だから降りるのがきつい…
やっとの思いで玄関についた.5分立ったのに,チャイムは鳴り止まない。
配達の人なのかな.珍しいな,こんな時間までチャイム鳴らす人。
俺は扉を開けたが,そこでタイムリミット。
視界がぼやけ,俺の体は前へと倒れていった。
誰だったんだろう…
再び目を開けると,おでこあたりが冷たかった。
隣に人がいる,目をやると,それはーー翔太だった。
❤️「翔太…何で…ゴホッゴホッ…」
💙「何でも何も,看病しに来たに決まってんだろ笑 」
ほんとに…来てくれた…
💙「寝てる時熱測らせてもらったけど,38℃もあるって,昨日何したんだよ笑」
❤️「昨日…は…ゲリラ豪雨…あったった…」
❤️「お風呂…入ったけど…間に合わなかった…」
💙「そっか。ならしゃあないな…笑」
💙「びっくりしたわ,なかなか来ないかと思ったら風邪で,看病しに玄関いったら目の前で倒れるしよ笑」
そっか,俺,倒れたのか…
💙「ほい,リクエストのゼリー。食べれるか?」
❤️「え…?」
リクエスト…?そんなこと言ったっけ…?
💙「おいおい覚えてないのか笑電話した時言ったろ?ゼリーなら食えるって」
あの時か…いやあの時って…
❤️「翔太…来るなんて言ってなかったじゃん…ゴホッゴホッ」
💙「サプライズだよサプライズ!」
サプライズ…?絶対照れて言えなかっただけでしょ…笑
❤️「ふはっ笑なんだそれ笑」
やっぱ翔太発想が面白いわ笑
でもおかけで笑えた気がする。
💙「はい。ゼリー」
翔太は蓋を開けた状態のゼリーを差し出してくれた。でも…せっかく風邪引いたんだから甘えてもいいよね。
❤️「…食べさせてくれないの?ゴホッゴホッ」
ちょっと上目遣いで聞いてみたら,翔太は案の定石のように固まり,プラスチックスプーンを落とした。笑
❤️「翔太?スプーン落としたよ?」
💙「お,お,お前なぁ!!///」
❤️「何?ゴホッゴホッ」
💙「ッッッ…///今日だけだからな!///」
俺は翔太にお礼を言いながら,翔太はゼリーをすくったスプーンを無言で差し出してきた。あーんって言って欲しかったけど,また要求したらきっとゼリーを落とすだろうから,お願いはしなかった。
❤️「…美味しい…」
💙「ごめんな,卵とじうどんとか,おかゆとかそこらへん作れなくて。」
❤️「いいよ,翔太が作ったらすごいことになりそうだしね笑」
💙「ははっ笑確かにな笑」
❤️「でも,きてくれて嬉しいよ,ありがとね。ゴホッゴホッ」
💙「…おう///」
翔太は耳を赤くしながらも,食べさせてくれる,ツンデレなんだから…笑
数時間くらい経ったかな,そろそろ帰ってもいいのに,翔太は俺の部屋で携帯をいじってる。何ならカバンから本も出てくる。もしかして俺の部屋に居座るつもりか?
2時間くらいの睡眠をしていたら,何だか嫌な予感がする,怖くなって起き上がると,
💙「涼太?」
と携帯を見るのをやめ,俺の顔を覗き込んできた。
翔太に気持ち悪いことを伝えようとしたら,急に肺から何かが上がってくる。口を手で塞いだ。目で訴えると,翔太は気づいたのか
💙「ここにだしな。」
って,ゼリーとかが入っていたコンビニの袋を差し出した。俺はそこに全てを吐き出した。
❤️「うぅ…オェッ…」
俺が吐いている時でも,翔太は背中をさすってくれる。
💙「吐いたら少しは落ち着いたか?」
俺は無言で頷き,翔太は俺が吐いた袋の持つところを結んだ。
💙「汗ベッタリだな…着替えるか,適当に服漁るぞ〜」
翔太は俺の回答を聞かずタンスを開けた。まあ,汗かいてたし,いいか。俺は翔太が服を漁ってる最中に上を脱いだ。
💙「ほい,これでいい…か…?」
❤️「どうしたの?…笑」
💙「いや…なん…なんでもない…///」
❤️「もしかしてさ,恥ずかしくなった?笑」
💙「う,うるせぇ!なんでもねぇって言ってんだろ!///」
💙「着替えてろよ!タオル持ってくる!///」
って言いながら俺の顔に当たらないところに服を投げて出ていった,翔太の反応はほんとに飽きないな笑
💙side
「はぁぁぁぁぁ…///…くそッ…///」
俺は涼太の部屋を出た瞬間しゃがみ込んだ。
涼太の様子がおかしかったので,お見舞いに来た,
俺なりにやってたつもりだった。でもあいつのなんでも言えますみたいな感じにいっつも調子が狂う。まぁそれも涼太の良さなんだけどな。
汗をかいていたので,服を取り出した。涼太の服を脱いだ姿なんて何百回もみた,言い方きもいけど。でもとりあえず,涼太が今服を脱いだって別になんの問題もないと思ってた,なのになんか変にドキドキした。
💙「腹筋割れすぎだっつの…/// 」
俺は立ち上がり,濡れ雑巾を作りにいった。
💙「涼太〜濡れタオル持ってきたぞ〜」
平常心…平常心…
❤️「ん…ありがと…」
💙「汗びっしょりだなぁ…熱こもってるだろうし,はい,ちょっと冷たいかもしれないけど。」
❤️「ん…」
💙「どうした?」
❤️「…クラクラする…」
💙「まじか…」
え?もしかしてだけどさ…俺が拭かなきゃいけない感じだよなどう考えても…
💙「…分かった…俺が拭くから,じっとしてろ。」
涼太は無言で小さく頷いた…
さっきとは違く,汗がダラダラ出てくる。
早く拭いてあげないと。無になれ…無に…
💙「よし!拭けたぞ。」
❤️「ありがと…」
💙「ほい,リビングの棚から風邪薬探して持ってきたぞ,とりあえずこれ飲んで今日は寝な。」
❤️「分かった…」
さっき拭いたのにどんどん汗かいてるな,冷房つけないと。
俺は涼太の部屋のエアコンをつけた。
俺も汗をかいていたのは涼太には気づかれてないといいな…
❤️「ねぇ…翔太」
💙「お?なんだ?」
❤️「翔太が風邪引いた時…俺の手握って寝たじゃん…?あの時さ…安心した?」
💙「へ!?///あ,ああ!なんつか…スッゲェ安心した…///」
びっくりした…でもなんで急に!?…また変な汗かくから突然言わないでほしい…///
❤️「そっか…あのさ…俺も…」
💙「え?あ,もしかして手握ってほしいのか?」
涼太は無言で頷いた。
涼太は風邪なのに,なんでこんな恥ずかしがってんだよ俺!…バカみたいじゃねぇか…
俺は涼太に手を貸し,涼太が 俺の手を取った。
❤️「翔太の手…安心する…」
💙「ならよかった…笑」
❤️「俺が風邪引いたらまたきてくれる…?」
💙「はっ笑当たり前だろ笑」
❤️「そ…っか…」
涼太の目はゆっくりと閉じ,数分後,寝息が聞こえてきた。
よかった,これならもう安心だな…
俺は涼太の近くに椅子を持って行き,そこにゼリーと薬を置いて,静かに涼太の部屋から出ていったのだった。
〜fin〜
コメント
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ぐぁぁぁぁぁ‼️( ´ཫ` ) 尊いぃぃぃいいい🤦♀️💓 尊すぎてハート140も押しちゃいました!(?)(*´ᗜ`*)アハハ ツンデレなしょっぴーの優しさが出ててめっちゃ好きです!❤ それに甘える舘さんも好きです!❤ この作品毎回読むの楽しみです! これからも無理せず頑張ってください!💪🏻🔥