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藤原丈一郎×中山○○
お隣さん。
ピンポーン
土曜日の午後。ご褒美のショートケーキを食べ終わって、のんびりしていると、家のチャイムがなる。
「はーい」
?「あ、すみませーん、隣りに引っ越してきたものです。」
「はーい。」
ガチャ
?「すみません突然。これ良かったら、」
「えっ」
目の前に立っている人の顔を見て思わず声が出る。
なんて言ったって“なにわ男子の藤原丈一郎”が居たから。
丈「もしかして、知ってくださってます?」
「あぁ、まぁ、はい。」
丈「ありがとうございます!」
丈「あ、これどうぞ!」
「ありがとうございま、、え!!これ!」
渡された紙袋は何と私の好きなお菓子専門店の袋。
「ありがとうございます。ここ、大好きなんです、、」
丈「え!ほんまですか!それはよかったです!w」
丈「あれ、、というかお姉さん、、」
「何でしょう?」
丈「あ、いえ。お名前伺っても?」
「え、名前、ですか」
丈「あ、いえ!お隣さんになるので!知っとかないとなーって!」
…まぁ、、名前くらいなら、、
「中山○○です。」
丈「○○さん。いい名前ですね」
「ありがとうございます」
丈「違うか、、」
「はい?」
丈「あ、いえ!何でも!それじゃあまた。」
「あ、はい。ありがとうございます」
ふぅ、、
「え、びっくりした、、、」
名前聞かれた時は勘づかれたかと思ってヒヤヒヤした、、ま、芸名使ってたからバレないと思うけど。
そう、私は子役出身。そこそこテレビに出させてもらっていて、高校進学と同時に芸能界を引退した。
「…バレなきゃいいけど。。」
「あ。」
丈「あ、○○さんおはようございます」
「おはようございます。」
丈「日曜なのにお仕事ですか?」
「あー、はい。イベントがあって。」
丈「なんのお仕事をされてるんですか?」
「えっと、美容関係の。。☆★っていう会社で。」
丈「あ、うちの流星がお世話になってます!」
「あ、いえ、こちらこそ。。大西さん効果凄いですよ。男性の方もチラホラ増えてきて。」
丈「ほんまですか!流星聞いたら喜びます!」
「あ、すみません、もう行かないと。」
丈「あ、すみません引き止めちゃって。行ってらっしゃい!」
「…行ってきます」
丈「それでな、今朝ちょっとだけ話したんよ。」
流「へぇ〜。そりゃ嬉しいなぁ」
丈「やろ?やから流星に早く話したくて。」
流「それもやけど。丈くんの恋バナ聞けて嬉しいわ。」
丈「…はい?恋バナしてなくない??」
流「いや、してたしてた。なぁ、大ちゃん?」
大「うん、朝から話せて幸せー!ってオーラ全開やったで?w」
和「引っ越し昨日やろ??好きになんの早ない??w」
丈「うっさいわ、」
謙「照れてるー!w」
丈「いや、ちゃうねん。昨日好きになった訳じゃなくて、、」
大「え、なに?今朝?」
丈「いや、、もっと前に、、会ったことある気すんねん、」
駿「でも美容関係のお仕事されてるなら、すれ違ったことある、かも?」
🌃
ピンポーン
丈「はーい」
「あ、○○です」
丈「え!?○○さん!!?」
ドタドタ
何か中からすんごい音が聞こえる。。
ガチャ
丈「どうされました!?」
「あの、昨日頂いた物の中に鍵が入ってて」
丈「鍵?」
「これ。。」
丈「ほんまや。何の、、あ!ミニ金庫のやつやん!」
丈「ありがとうございます!」
「良かったです」
丈「何かお礼でも、」
「いえいえ、お気になさらず。」
丈「あ、じゃあこれ!」
「お弁当?」
丈「現場で貰ったんですけど。一緒に食べません?」
「え、いや、、でも、」
バレる訳には、、
丈「○○さんのこともっと知りたいです」
丈「ダメですか?」
そんな真っ直ぐ見つめられたら、はいって言うしかないじゃん、、
丈「へぇ〜、じゃあずっと東京住みなんですか?」
「そうですね。はい。」
「藤原さんは大阪ですか?」
丈「はい!生粋の!w」
丈「というか、藤原さんじゃなくていいですよ。下の名前でも。。」
「え、いや、それは、、」
丈「じゃあじゃあ、こうしましょ。何か勝負して、俺が勝ったら下の名前で呼んでください」
「私が勝ったら?」
丈「ん〜、あ、ケーキ奢ります」
「…受けて立ちます」
丈「じゃあ愛してるよゲームは?」
「逆にいいんですか?」
丈「もちろん。」
私、得意ですけど。
丈「じゃん勝ちから先行で。」
✋✌
丈「よっしゃ!じゃあいきますよ?」
丈「愛してるよ」
「はい。」
丈「ビクともせんやん!w」
「じゃあもう決めちゃいますね」
長居するのも、あれなので。
「愛してるよ、丈一郎くん♡」
丈「!!?」
「はい、照れましたね。じゃあいつかケーキ、お願いします♡」
「お邪魔しましたー」
丈「不意打ちアカンて、/」
丈「あれ、、? この感じ、、知ってる、」
🌃
「遅くなっちゃったなぁ、、」
?「これでいい?」
丈「うん、ありがとう〜」
丈「あ、○○さん!今お帰りですか?」
「あ、まぁはい。」
?「え!?○○!?」
「…え」
丈「え、なに?知り合い?」
?「いや、○○」
「ばーか!!ちょっとこっち!!」
「ねぇ、え??まず智、なにわ男子のマネージャーなったの?」
智「まぁね」
「私のことは内緒にしてて」
智「りょーかい。俺の口からは言わねー。」
「ありがとう〜。」
智「おーい、じゃあ丈また明日。」
丈「あ、はい、、?」
丈「えっと、○○さん?」
「何でしょう?」
丈「智とどういう、、」
「まぁ、、色々ありまして、?w」
丈「…あ。なるほどなぁ、、」
「何ですか」
丈「…久しぶりやな、香織ちゃん?」
「な、何で、その名前、」
丈「好きなケーキも変わっとらんし、顔も雰囲気も変わっとらん。引越し挨拶の時から似てんなーって思っててん。」
「あー、、」
丈「それから名前呼ばれた時。知ってんなーって思ったんよな。」
丈「香織ちゃんに似てる人好きになったかと思ったら本人やったんやなw」
「…え?」
丈「俺さ、子役時代から、好きやったんよ」
「え、」
丈「ずっと、好きやった。俺と付き合ってくれへん?」