テラーノベル
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mmさん視点〜
…。
、そろそろ大丈夫ですかね…。
〈mmntmr〉
「よいしょっと、」
私はみなさんの魂をそれぞれの身体に返す。
自分自身もね。
〈rir-〉
「!死んだかと思った!!!」
〈iemm〉
「死んでいたようなもんですからね…。」
〈mzr〉
「死ぬってあんな感じなんですか…?」
〈mmntmr〉
「似たようなものですね。」
〈lt〉
「なんでいきなり…。」
〈mmntmr〉
「さて、とりあえず、状況確認。」
〈iemm〉
「mtwさんが連れて行かれて、俺たちは幽体離脱。」
〈gnms〉
「ざっくりなのに内容が濃いな…。」
ほんとに…ね…。
〈upprn〉
「質問です!mmさん!」
〈mmntmr〉
「はい!なんでしょう!」
〈upprn〉
「なんで俺たちを幽体離脱っていうか、殺しかけたんですか??」
〈mmntmr〉
「あー、説明しますね。」
そうですよね~。説明しないとか。
〈mmntmr〉
「まず、私はgnmsさんにmtwさんが記憶消去の薬を使ってくると伝えられました。」
そう、伝えられたんだ。
〈mzr〉
「?どうやってですか?しゃべってなかったと思うんですけど…。」
〈rir-〉
「それに、薬を使ってくるとわかってるみたいな…。」
〈gnms〉
「いや~私、心読めるんですよ。」
〈iemm〉
「なぜ…?」
iemmがめっちゃ変な顔になってる…。
〈gnms〉
「私、音の能力なんです。その応用で心の声が聞こえたり、誰かに念じることで、やりとりができます。」
〈upprn〉
「えぐ」
〈lt〉
「とんでもねぇな」
そうですよ…。ほんとに…。
天使が来てどうしよーって考えてたら
頭に直接声が聞こえて、
びっくりしましたよ…。
助かりましたけど…。
〈lt〉
「私も質問あります。mtwさんに薬かけられたじゃないですか。それなのになぜ記憶があるんですか?」
〈mmntmr〉
「記憶って、身体じゃなくて魂に刻まれているんです。」
〈mmntmr〉
「だからみなさんの魂を一時的に抜いて、薬の効果を無効化させていただきました。」
〈iemm〉
「ってことは逆に考えればmtwさんの薬って魂に干渉できるんじゃ…。」
あ、たしかに。
そう考えると、とんでもない。
〈mmntmr〉
「自然に連なる能力じゃないのに魂に干渉できるってやばいですね…。」
〈mmntmr〉
「とりあえず、早く助けに行きましょう!」
〈gnms〉
「どうやって行くんですか?」
〈mmntmr〉
「あ、」
〈rir-〉
「また詰みですか。」
〈iemm〉
「俺たち、よく詰むな…。」
〈???〉
「ん゙ん…。あれ?私、生きてる?」
そういって彼女は目を開ける。
傷が治ったみたい。
〈srimr〉
「あれ?誰ですか?」
〈mmntmr〉
「私は、mmntmr。実は_」
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説明中…。
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〈srimr〉
「なる、ほど…。」
〈srimr〉
「私は助けられたんですね…。」
srimrさんは少し悩んだあと、
〈srimr〉
「仲間にしてください。」
〈mmntmr〉
「もちろんです。よろしくお願いしますね!」
〈srimr〉
「では!改めて、自分自身で自己紹介をさせていただきます!」
〈srimr〉
「私はsrimr、ペリドットを宿しています。あと、能力は風です。」
〈iemm〉
「自然に連なる能力持ち多すぎだろ。」
〈iemm〉
「水神も炎神もいる、精霊もいる、天使と悪魔のハーフもいる…。」
〈iemm〉
「この村すごいな。」
〈gnms〉
「…。iemmさん、mtwさんをしっかり仲間として話してる…。」
それは思った。
本当にいい仲間たち。
〈gnms〉
「最高だな、この村。」
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iemmさん視点〜
どうやって行くかだよな〜…。
〈iemm〉
「天界に行けないなら冥界に行ってみるのってどうです?」
〈mmntmr〉
「たしかに…」
〈lt〉
「天界の真逆ってことですか…。」
〈mmntmr〉
「冥界への行き方は分かります。行きましょうか、」
行き方わかるんだすごいな。
〈mzr〉
「あのぉ~…、」
mzrさんが肩身を狭くして手を申し訳なさそうにあげる。
〈mmntmr〉
「どうしましたか?」
〈mzr〉
「私精霊だから冥界いったらガチで死んじゃいます…。」
〈mzr〉
「実は、 さっきの幽体離脱でも結構やばかったんで…」
〈srimr〉
「じゃあ、
精霊やめればいいじゃないですか?」
え?そんな
“私、精霊やめます〜”
とか言ってやめれるもんなの?
精霊って、
〈mzr〉
「流石に無理ですよ〜…できたらもうやってるんですよね…。」
〈srimr〉
「でも、手に宝石宿しているじゃないですか?」
〈rir-〉
「…。」
〈mzr〉
「…。私が知らないだけで、できるのかもしれませんね。もともと人間だったので。」
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mzrさん︙回想・始
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私は幸せな家庭だった。
お父さんはいなかったけどね。
〈mzr〉
「おかーさん!雪だよ!きれーだね!」
〈mzr母〉
「そうね〜。綺麗ね。」
〈mzr〉
「夜なのに明るいね!」
〈mzr母〉
「少し外いってみる?」
〈mzr〉
「ほんと!行きたい!」
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ザクザク…。
〈mzr〉
「お母さん!あっちの方入ってきていい?」
私はいつものお気に入りの場所がどうなっているか気になった。
森の中に少し開けた場所があって、
いつもそこで遊んでいたから。
今どんな景色なんだろ!
〈mzr母 〉
「もう、遠くには行き過ぎないでね。」
〈mzr〉
「うん!」
ザクザク
たしか…ここの道、!
ザクザク
あれ?まだつかないの?
ザクザク
あれ?
〈mzr〉
「も、もどらないと…」
そう思って振り返る。
あれ?、ここ…
〈mzr〉
「どこ…?」
と、とりあえず…。
こっちに行ってみよう…。
ザクザク…。
つ、次はこっちに…。
…。寒くなってきた。
私は地面にしゃがみ込んだ。
さっきまでゆっくり、穏やかに
降っていた雪は
私の心さえ凍らせるように
強くなってきた。
〈mzr〉
「だ、だれか…。」
その言葉が人間だったときの、
最後の私の言葉だ。
そのまま眠りにつき、
目が覚めたら。
精霊と言われるものになっていた。
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mzrさん︙回想・終
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精霊は生まれつき。
あとからなることなんてない。
〈mzr〉
「化け物ですよね。自分でもどうやったら元に、人間に戻れるのか」
〈mzr〉
「たくさん考えたり、たくさん試したのに。前例がないから分からなくて。方法なんてないですよ。」
〈mzr〉
「精霊だから寿命という概念がなくなってしまった。だからなのかな? 」
〈mzr〉
「私だけを残して、世界が回っているみたいで、」
〈mzr〉
「私だけが止まってしまったみたいで。」
mzrさんが下を向く。
顔は見えないけれど、
ずっと考えていたんだろ?
ずっと抱えて隠してきたものが、
溢れ出したんだろ?
こういう時、なんて声をかけよう。
多分みんな考えてる。
そんな時
一つの声があがった。
〈rir-〉
「じゃあ、見つけましょう。方法を。」
〈mzr〉
「だから、何回も試し_」
〈rir-〉
「違います!みんなでです。」
rir-さんの言葉はただの言葉じゃなくて、
どこか核心を突くような言葉。
〈mzr〉
「ッ!」
〈rir-〉
「私と出会ったときから、すでに歯車は回り始めていたんですよ!!」
〈rir-〉
「世界が貴方を見つめて、貴方という歯車を私たちという歯車が動かしているんですッ!!」
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mzrさん視点〜
私の体は
時は
魂は
もう動かないと思っていた。
なのに、私のすべてを動かすような。
私の心に染み付いた冷たい鎖を溶かすように
彼女は言った。
こういう時、なんていうんだっけ。
あぁ、そうだ。
冷たい心が解け、水になったものが瞳から流れ出る。
顔がぐちゃぐちゃになりながら私は言う。
〈mzr〉
「みなざん゙ッ!こんなどうしようもない私を」
〈mzr〉
「たずげてくだざいッッ!!!!」
心からの叫び。
みんなに届いたかな?
〈mmmr〉
「もちろん。」
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いやー疲れた!寝る!おやすみ!
次の話は『太陽』
コメント
2件
おおおおおおお!!mzrさん〜! rir-さんカッコよすぎでしょ!? 続きが気になりすぎる...✨️