今日も隣で不死の呪いを歌う君へ
これが最大限の慰めだと思うから
君のために明日も探そう
「何が分かるの?」
この言葉を発したとき、
きっと私は必死だったんだ
君の逸らした眼差しが、どこかあの子に似ていたの
きっと善意で
悪意など無くて
それを一番私が理解していて、理解していたくて
撤回してくれたのも、素直に質問してくれたのも、全部
きっと君は、今日の中で一番不快だったのだろう
何を言っても表情を変えない私が
きっと君は、私とは違って、あの子のように強いから
真似してみたくなって、
本当にそれだけだったんだ
今度は間違えないように
もう誰とも離れないように
自分にも離れない愛がもらえるように
君を理解したくて、しょうがなかったんだ
理解さえすれば、君も心をひらいてくれる気がして
でも、私は幼稚過ぎたんだね
人を知ら無さすぎた
目を背けてきすぎた
私の弱さを君にも分かって欲しくて、君の強さを分けてほしくて
いつも私は、誰かと比べて、誰かに成りたがっている
臆病者なんだ
きっと、今私が強く握りしめているこの肩も、
君からすれば痛くもどうでも無いんだろう
力のない声に、力のない手に、強さの無い私
「病衣でしょう?」
私が君の肩から手を離し、小さな声で呟くと、
君はやっとこちらに目線を向け私に問いかける
正確には、そんな気がした
問いかけられているような、謝罪をされているような
君はこっくりと頷き、口を開く
君が話し始めようとしたその時
「ふっはははは、ハジメ君。君面白いね」
勝手に口が動いていた
きっと私は、嫌だったんだ
自分が重要患者だと突きつけられるのが
「え、あの。」
君の困った顔がどうもおかしくて、もう一度笑いを口にする
確か、廊下に出たのは、ソファーで君と話したのは、これが最後でしたね
コメント
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読んでる最中にCM出てきて画面を殴ってしまった、、、、手が痛いぜ、、(?)