「風神…gentile!」
サファイアの叫びと同時、生み出された風が詠心を中に閉じ込めた炎の柱に突き刺さる。燃え盛る火の先で、熱さで身動きが取れなくなっていた詠心をサファイアの風が慈しむように包み込んだ。風が彼の身体を火から守るように激しく流れ、炎の柱を内側から吹き飛ばす。
「っ!?ゲホッゲホッ!」
咳き込みながらその場に尻餅をつく詠心。彼の服は所々が焼けており頬には煤がついている。サファイアはそんな彼を見て、ある方向へ怒りの表情を向けた。
「あなた…何でこんな事を!」
金髪の少年が大袈裟な拍手をしながらサファイア達の所へとやって来る。彼に続いて4人の取り巻きもぞろぞろと姿を現す。
「本当に素晴らしい!」
金髪の少年は上にサ***********************
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