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「そんなに釣れたんですか。なら私も起きれば良かったかなあ」
「いや、あの鳥山の大きさだと5人でぎりぎり。それ以上で狙うときっとお祭り騒ぎになったと思う」
「お祭りって?」
「お互いの釣り糸が絡んでしまう事ですよ」
そんなことを話しながら刺身やフレークとかを食べて。
片付けをして一服していたら。
「思ったより潮が引いているのです。もうすだて漁は充分なのです」
そう佳奈美さんが言ってきたので、皆で浜へ。
確かに昨日より更に潮が引いている。
そして網の部分に魚の背びれが見えたりする状態だ。
そんな訳でたも網6つを抱えて浜へ。
今回は網を沖に向かう方向に向けて張っている。
一番沖側にだ円形に魚が溜まる部分を作ってあって。
もう見た目にもわかる位うじゃっという感じで泳いでいる。
「今日はエイはいないけれど、何か怪しい長物がいるのですよ」
「捕獲、そのまま浜に上げますね」
超能力というのは非常に便利だ。
そんな訳で長いのが浜にぽん、と置かれる。
「何ですか、この長いのは」
「ダイナンウミヘビ、かな。一応魚の仲間ですよ」
「氷温処理しておきますね」
大人しくなったところをバケツに入れて。
そして律化先輩を除く秋津女子組6人が網を持って中へ。
今回は入口が浜側で、入口の水深が20センチ程度だから楽だ。
魚も浅くて逃げにくい様子で、ひとすくいごとにガンガン網に入る。
魚種は見た限り昨日とほぼ同じ。
ただ浅いので若干砂利まみれになっているけれど。
そして。
「彩香ちゃんごめん、そろそろお願い」
「わかりました。ちょっと冷たくなります」
「おお、冷やい」
残った小魚が浮いてくる。
掬って袋に入れて。
入れ終わったらキッチンへ直行。
テーブルに新聞紙を敷いて、袋から出して洗った魚を並べてみた。