【 時透side 】
ヤバイね。
すぅぅぅぅぅごいフローラルな香りする。
花野さんから。
変態じゃないよ?ほんと、上品な香り。
時透「花野さん、そのお花は?」
花野「あぁ、薔薇です。水がなくなっていたので花瓶ごと移したんです。」
時透「へー。黄色もあるんだ。」
赤しかないと思ってた。
花野「あの、」
時透「ん?」
花野「単刀直入に、聞いてもよろしいですか?」
時透「どうぞ?」
一体どんなことを聞かれるんだ。
そのために呼び出したのかな?
だとしたらとんでもなく重要なんじゃ、、
事の重大さを察した私は花野さんの方を向いた。
花野「その、、時透さんは、五条さんとお付き合いをされているのですか?」
時透「してないよ。」
さあどんとこい!カモン!!
花野「、え?」
時透「ん?」
時透「どうしたの?」
あれ、カモン?
花野「お付き合いされていないのですか!?」
時透「え、うん。してないけど。」
あれ、もしや重要な事ってこれ?
まあ五条、容姿はいいからね。
時透「どうして?」
花野「あまりにも仲がよろしかったので、」
時透「そうかな?みんな仲良いよ?」
花野「特にですわ。」
別にこれといって良いというわけではないのだけれど、
側から見たらそう見えるのか。
花野「私、てっきりお2人がお付き合いなさっているのかと、、」
時透「あはは、よく言われるけど誤解だよ。」
時透「まんじりたりともそんな事ないから。」
花野「……そうでしたか、」
時透「五条のこと、気になるの?」
時透「アイツ、見た目に反して中身はお子ちゃまだから一目惚れとかならやめておいたほうが_______」
花野「_______数年前からお慕い申しております。」
時透「☆¥%○+<〒^」
おいおいマジか。
こんな別嬪さんが五条の手に、、!?
なんとしてでも阻止したいんだが!?
時透「え、ホントに?五条と話したことある?」
アイツの中身を知らないのかな花野さん、、
開けてびっくり玉手箱だよ??
花野「ございます。家関連で時々。」
花野「幼い頃、初めてお会いした時、」
花野「花野家のご令嬢としてではなく、“ 花野尊 ” として接してくださったのがすごく嬉しかったのです。」
それはただ単に態度がなっていなかっただけなのでは??
と、疑っていたのだが、、
花野「気づけば、ずっと想っていました。」
時透(ちゃんと好きになってる?!)
どうやら花野さんは本当に五条のことを好いているらしい。
拝啓 “ 開けてびっくり玉手箱 ” の君へ
ねぇ、五条、
私、ここまで五条のこと本気で好きな子初めて見たよ。
コメント
6件
何度読んでも伏線が分からん‥‥ 私たちに解けられない伏線を作った宵さんは天才ですね☆
伏線がわからないバカです。← だめよ、花野ちゃん。 五条の嫁は時透ちゃんです。 これ絶対。←
伏線だよ。誰か気づいておくれ。 たぶん次あたりで 「あぁ〜!!」ってなるから。