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霊安室。
ここは”湾総”でも唯一静まりかえっている部屋だ。
通常、医療関係者は立ち入りができない。
見学のときくらいしかいかない。
立ち入りするとすれば
命、或いは葬儀関係者のみだ。
ここにはいろいろな理由でいろんな命が来る。
手遅れだったり、しずかに寿命を迎えたもの、難病にあらがえなかったものなど、千差万別。
医師Aもこの部屋に来てしまった。
最初に悟ったAだ。
Aは気を失ったまま生きることはなかった。
そう。○んだことになる。
ほかの医師にもそれは、、、
院内感染を引き起こした。
霊安室の近くにネズミはすんでいる。
悪影響を与えるわけではない。
むしろいろんなことを助けてもらった。
そのネズミは霊安室の主とも言われている。
いつにもまして人が多いな、、まてよ、これは、、と思った。
政府官僚にまで何台もの車にぶら下がっていくこと数十分。
ネズミは文字は書ける。話そうとするとネズミ特有の鳴き声しか言えない。
彼は筆談で「destruction」と書いた。
あの戦犯政府だ。目に入れるわけもない。
でも、、、政府はそれを信じた。
「what should we do?」
「we have to save our ISLAND」
政府はそれで理解した。
この島、いや、都市国家は滅亡してもおかしくない。
滅亡するかどうかの瀬戸際だ。