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#ラブコメ
奏多
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朱。🛑🫧@生きてます‼️
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百合香💐⚜️
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「っ…!?」
「え…真弥…?なにを…言ってるの?」
真弥は手から銃を生み出し、私に突きつけた。
「っ…ダメっ!!」
エトロアさんが私の前に触手を生成する。
「ロア…!無理するなっ…真弥に能力を2つとも奪われている状態なんだ…」
「でも奈緒ちゃんがっ…」
「死ねぇっ!!!!!」
真弥が標的を香織に変え、その銃の引き金を引いた。
「あ…」
「くっ…」
間一髪で悠真がミラーを使う。
パァンッ!!!!!
跳ね返った弾が真弥の腹に命中する。
「っ…!真弥ぁっ!!!」
私は身を乗り出すが、エトロアさんに止められる。
「どうなってる…!?あれは元々人間だろ…!?腹に弾が命中してなんで立ってられる!?」
真弥は表情一つ変えずにそのまま立っている。
「悪党は…殺さなきゃ…」
真弥の目は正義とは対照的な、殺意に満ち溢れた憎しみの目していた。
「私は正しい…悪は…殺すっ!!!!!」
パァンッパァンッパァンッ!!!!!
続けて真弥が攻撃する。
「くそっ…このまま攻撃は受けていられない…人間が扱っているとはいえ元はロアの能力だ、強すぎる……ロア!!」
「分かってるっ…」
エトロアさんが触手に特殊な陣をとらせ、不思議な扉を作った。
「皆!!迷ってる暇はない!!フィゲルダに入って!!」
私達は指示に従い、走って扉に入る。
「ぐっ…」
抜けた先は不思議な森林だった。
「ロア!!扉を閉じろ!!」
エトロアさんが扉を閉じようとする。
触手は扉を狭ませ、もうすぐ閉じるというところで、真弥がこじ開けてきた。
「逃がざない゛いぃいい゛!!!!! 」
「まっ…真弥っ…」
恐ろしい。
真弥は、こんな子ではなかった。
あの頃私に向けていた優しい目は、今や憎悪に満ちた恐ろしい目だ。
私はあることを思い出す。
悪の方の真弥が話していたことだ。
『私は今まで復讐の機会を待っていた。私は感情的に優位ではない。だからいつも真弥は善の方へ行動し続けていた。…私はただの感情のひとつでしかなかった…』
『私がいなけりゃ、こいつはどうなると思う?目の前にある悪をただひたすらに殺す殺人マシーンだぞ?私は逆返せばこいつの冷静な部分だったんだよ!!!』
「その…….通りだ…….」
私は唖然とした。
単純な善悪ではない。
真弥の中で善と悪はあくまで拮抗する、互いに必要な感情。
悪は、善を抑え、善は、悪をコントロールする。
「ははははっ…!!!待ってて奈緒っ…!!」
真弥が扉をこじ開けて、同じ地面に立つ。
「大丈夫っ…!!みーんな私が殺してあげるからっ…そしたら悪なんて無くなるからさぁ゛!!!!」
「みんな伏せろ!!」
グースがパーフェクトガーディアンを発動し、真弥の攻撃を全て受け流す。
「死ねぇっ!!!死ねぇぇぇぇ!!!!!」
手からあらゆる武器を生み出し、力の限り私達に攻撃する。
「真弥…もうやめてっ…!!」
「やめろ奈緒…あれは麻弥じゃないっ…」
悠真が私を庇いながら悔しそうに言う。
「ふぅ゛っ…!!!あ゛あぁああ!!!!」
何回も、何十回も、何百回も攻撃する。
「………」
グースに疲労の色が見える。
「っ…くっ…」
エトロアさんが触手で真弥を掴む。
「もう…どっか行きなさい!!」
エトロアさんがものを投げるような動作をすると同時に、触手は真弥を遠くへと投げ飛ばした。
「はぁっ…はぁっ…」
「とりあえずっ…なんとかなった…」
全員が安堵した時、空から誰かが降りてきた。
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「…あのさぁ、人の界で何を暴れてくれてるの?」
「ヘイラ…」
ヘイラ?
誰のことだ?
ヘイラという者は、真っ白な肌に大きな蝶の羽を持つ美しい妖精だった。
「…ところで、その奇妙な生命体はなに?まさか、宇宙から何かを連れてきたってわけ?」
冷たく私達を見て言い放つ。
「ヘイラ…話を聞いて、宇宙に漏れ出した能力を保持している人間達なの、保護されるべき対象よ」
「…………」
春子をじっと見ている。
「…………後継者にポラーネ様の能力が継がれなかったと思ったら…こんな人間が持っていたのか」
「そうだ……お前達にも…必要な者たちだ…」
「なるほどね…」
ヘイラの能力を見る。
『プリマベーラ』対象を意のままに操る能力。複数人にかけることが可能。前身大地界に属す。
「そこの人間達に自己紹介をしよう。大地界統率者、妖精王のヘイラ。分かりやすく言えば、この大地界を統べる王だ。」
「この人が…」
「ヘイラ、聞きたいことがある」
ギリスがヘイラに言う。
「混沌の穢れと話す気は、ないんだけど?」
「…僕達の王に…何をした」
「…………」
ヘイラが黙って見下ろす。
「制約が機能していなかったんだぞっ…!!制約が機能しないのは王の死か、王が何らかの形で行動不能な場合だ!!」
「ならその言葉の通りなんじゃないの?」
「はっ…?」
エトロアさんとグースが言葉を失う。
「クローバーのキング、オフレスタ。クイーンのヒース。スペードのキング、ケブレイド。クイーンのマトレシア。ダイヤのキング、レジアード。クイーンのナクリス。ハートのクイーンのトレイシア。」
ヘイラが不気味に笑う。
「全員…もう死んだけど…??」
「!!」
グースが身を乗り出す。
ギリスが触手を展開して臨戦態勢になる。
エトロアさんは、俯いていた。
「貴様っ…」
「いやいやいやぁ、お前達が留守にしていたからじゃないの??知ってるよね?我々が混沌を嫌厭し、常に破滅の時を図っていた。」
ヘイラが嬉しそうに飛び回って話す。
「我々の脅威はもはや君達だけだったんだよ…だって君たちは大魔獣を抱えた化け物じゃないか」
「ちょっと…ねぇ、何の話…」
人間からすれば、何を話しているのか、全く分からなかった。
「…界戦の続きがしたいのか…?」
グースが静かに憤怒しながら言う。
「お父様は…」
「んー?」
エトロアさんが涙を流しながら言う。
「エレイラードはっ…」
「あぁ、彼ならこちらで確保している。行動不能にしてね」
ヘイラが3人を指さす。
「つ・ま・り、君達は今、制約がない状態ってこと。いつ暴れてもいいんだよ?四大魔獣を解放したっていい。」
ヘイラがエトロアさんに顔を近づける。
「でも…その場合は君達の最後のキングが…死ぬよ…?」
「っ…」
「さ、もう行くよ。ていうか、さっきの騒ぎの元凶がこちらに向かってきてる気がするんだけど?」
森林の向こう側から、フィゲルダの生物達のけたたましい悲鳴が聞こえる。
「ねぇ…なんとかしてくれる?大地界の皆を巻き込まないでくれるかな。何連れてきたか知らないけど…」
「ヘイラ、彼女には絶対に接触するな」
「はぁ?なんで」
「…危険すぎる」
「…………」
ヘイラがしばらく沈黙した。
「…そ、なら、さっさとどうにかしてよね」
ヘイラはどこかへ飛んでいってしまった。
「…私達も移動しなきゃ…」
「…今向いてる方向から、狂ったように叫んでいるのが聞こえます…」
慶斗くんがその方を眺めながら悲しそうに言う。
「…真弥は、絶対助けるよ。だから、今は逃げよう、慶斗くん」
「…はい」
私達は真弥から逃げるため森林を走った。
コメント
1件
うわっ…14話、めっちゃ重かった…😭💦 真弥の"善と悪の拮抗"ってテーマが本心で突き刺さるし、「悪が善を抑えてた」って台詞、めちゃくちゃグッときたよ… エトロアさんが涙ながらにお父様のこと話すところとか、もう胸がぎゅっ😢💔 ヘイラ登場でまた新たな謎…!続きが気になりすぎるよ!! 真弥、戻ってきてくれ〜〜😭✨