「え」
俺は 自分の耳を 疑った
—- 💤🎯 奇病病練 —-
「 先生 、ふざけないでくださいよ!、笑
悪魔病 だなんて 、そんなのある訳
ない ですよ !、笑 それくらい 誰でも … 」
母さんが 少し 怒っているように言う
「 お母さま 、受け止められないのは 十分
分かるのですが 、… あるんです 、」
「なに言って…! 」
「母さん … 落ち着いて 、」
父さんが宥める
最近 俺が 夜中に奇声 発したり
大声出してるらしい 。それで
心配して 病院に 連れてきてくれた
…………
「… その 、悪魔病って なんですか?、」
「ああ 、教えよう 、背中から 黒い
翼が生えてきて 、仲間などを 裏切る
行為 を してしまう病気だよ 。その病気
自体 死に至る ものではないんだけど
その病気 、やりたくないことを 体が
やってしまうことで 精神的に病んでしまう
ことが多い病気なんだ 、そして自殺を 測って
しまう 」
「裏切る … 」
… 仲間 、か 、別に いないからな 笑
「……」
父さんと 母さんも 聞いていたようだ
「治す方法は 、” 天使病 を 持った 患者と
キスを 交わす “ という この1つだけです 、」
天使病 …
「しかし そのキスは 、お互いの
心が 通いあった ものでないと 意味が
ないと されています 」
キスで治るんだ
「悪魔病 など 、奇病 を 発された
方には 病練 に 入ることを 決められて
いるんですが …… 」
「…………」
びっくりした 急に 静かになる
父さんがいった
「… それが この子の為に なるのなら 、 」
……
「もちろんです」
「それじゃあ 、 お任せします 、」
「……」
母さん 、大丈夫かな
「天使病 を もった 患者さん は
いま 居られるのでしょうか 、 」
確かに 俺も気になった
「いますよ いま15歳 で 他に 花咲き病 と
瞳虹病 も もってるかたです 、」
へ ~ 、同い年かぁ 、ちょっと楽しみ
「…… では 、部屋を 用意して おきますので 荷物等 まとめたら ◎✕△‐✕✕に いらっしゃってください 。」
⏰ 𓂃 𓈒𓏸
家に帰った 、荷物をまとめる
< なんで 預けるなんか言って …
< 治る希望が 少しでも あるなら
そのほうが いいじゃないか 、!
< もし治らなかったら ……
< 俺は これからも くにには
生きて欲しいと思ってる
< それはそうだけど …
病練で 1人寂しく
息絶えて 欲しくないのよ 、!……
ああ 、なんか言ってる 、
俺は 両親が 嫌いなわけではない
普通に好きだ 。 だけど あの2人
優しすぎるから 、その優しさが
壊れる時がくるんじゃないかって
いつも 不安だったんだよね
優しすぎる 、ほんと
< それは そうだが ……
…… 荷物 、あんまりないな 、
服とか 歯ブラシの 日用品 、
歯ブラシは 貰えそうだな うん
タオルとか … ?
「……!、」
こたとの 写真が目に映った
こた …… どこいっちゃったんだよ 、
こたは 俺の大親友 、といっても
もう会えなくなって 6年くらい … かな?
会いたい ……
こたと 俺の出会いは 3歳 の時 、
幼稚園 、懐かしいな 、1人で花に
水やりしてる子が いたんだよ ……
「なにしてるの!ヒョコッ 」
「… わっ 、びっくりした、w
おはなに みずあげてたんだぁ !
きれいなはなが さきますようにって ! 」
「… もうさいてるよ?」
「… いいじゃん 、! w 」
最初は 変わった子 だなぁ って
思ってたんだよね
「わっ」
「!? 、またきみか … 」
「うん!おれ!!」
「おれ … きみおなまえは?」
「おれ?”くに”だよ!」
「くに… くにおちゃん!」
「な、なんでちゃんづけ!?
おれかっこよくなりたいのに!」
「ふふw」
「きみは?なまえ」
「ぼくはこったろ!」
「んーじゃーこた!」
「うん!!」
名前知れた時 嬉しかったな
「やっ!こたー!!」
「ビクッ び、びっくりしてないしっ」
「ふーん?ほんと?w」
「うんっっ!!」
「w きょうもきれいにさいてるね」
「!でしょ!?キラキラ」
「うん!」
「いろとかかたちがちがうだけ 、
そのほかのは おなじにみえるけど
それぞれ ちょっとずつ、ちがうんだ っ 」
「そうだったんだ ! おれも わかる
ようになりたいなぁ ニコッ 」
「パァァッ おしえてあげる !」
「ふふっ」
「?なにわらってるの? 」
「なんでもなーいw」
「えぇ おしえてよー!!」
このころにもどりたいなぁ 、
小学生になって 、クラスが
離れちゃったんだよね 、
「あ 、おれ2組」
「え 、おれ1組」
「えぇぇ ~ 、」
それでも放課後はいつも
いっしょだった
「こたぁ ~ ここわかんない
たすけてぇぇ ~ 」
「もう!くにおは ばかなんだから!w」
「ばか!?ひどぉいい」
「ごめんてw はいはいやるよ!!」
けど
俺が4年生になったとき ……
「くにくんて 裏では 悪口とか
めちゃくちゃ言ってるんだってさ」
俺への イジメが 始まった
友達は 居なくなった 物もなくなった
落書きされた 水を掛けられた
「……」
「ははっwやばーいwww
びしょびしょじゃーんwww」
「……(泣いてるのバレないのはいいかも)」
「ださーww みっともなーwww」
「……」
「ギュッ」
「……ぇ?」
「なにしてんの 」
「あっ … こったろさん 、……」
こたは 成績もよかったし 顔もよかったから
人気者だったんだよね 、学校中知らない
人はいなかった 。勿論先生も 。
「なんでくにおに水かけたの? 」
「ムカついたから …」
「確かにくにおはいいとこ沢山
あるからムカついたのかもしれないけど
水かけるのはよくないよね?」
「はい 、」
「これからはやめてね?」
「……はい」
「(こたと仲良いからとは言えないよな)」
「大丈夫?くにおちゃん」
「うん、ありがとう、こた」
こんなこともしょっちゅうあったな
あいつらこたの居ないところでやってくるから
あんまり迷惑かけないですんだけど 、
だけど急に 、
「こったろさんはお休みです」
「(こた風邪かな?心配、)」
「こったろさんはお休みです」
「(LINE既読もつかない、)」
「こったろさんはお休みです」
「(インフルとか……?)」
「こったろさんはお休みです」
「(もう3ヶ月… どうしちゃったの?)」
まぁ、会えなくても こたを忘れた日は
1日もなかったけどね
「… この写真は持っていこう 、」
そう思いながらかばんに詰める
こたとの思い出の人形も 、……
うん これで大丈夫
トントントントン
「……」「……」
あ 見つめ合ってる
「父さん 、母さん」
「あ 、荷物まとまったか?」
「うん」
「…ほんとに行くの、?」
… 俺は行きたいとも思ってないし
行きたくないとも思ってないんだなぁ ((
「お前は生きたいか?」
生きたい… ん ~ でも死ぬまでに
もう一回こたとあいたい 、探しに
行かないと 、じゃあ 生きたい… かな
「うん 、生きたい」
「じゃあ 行ってこい 母 さんもいいだろ?」
「えぇ 、」
「おくろうか?」
「 大丈夫 、」
「おう、いってらっしゃい」
「… いってらっしゃい」
「うん 、父さん母さん 、」
「ん?」「はい?」
「いつもありがとう ニコ」
「!!」「!!、」
「ギュッ」
「わ、っ」
「よくなってくるんだぞ」
「いつでも私たちは貴方の味方よ、」
「うん…」
🚪
…… はぁ
んこっちか
あ、着いた いつのまに
「……」
ウィーン
「くに様ですか?」
「あ、はい」
「ご案内します ニコッ」
「ここが くに様のお部屋です」
「ありがとうございま」
「隣が天使病のかたになっておりますコソッ」
「、ありがとうございます ニコ」
「お荷物などお預かりするものは
ありますか??」
「大丈夫です」
「はい、失礼します」
「ありがとうございますペコ」
……
ドサッ
疲れたな…
そう思いながらベットに寝転がる
チラッ
隣の人… 寝てる 、
「クルッ」
……え?、
「Zzz…」
「こた…?」
「ん…」
「パチッ」
「こた、?」
「……ん」
なんだ?、誰か俺を呼んでる??、…
寝起きで頭整理できない …… ん
……ん?
「、くにおちゃん……?」
コメント
1件
見るの遅れた 最高!続き楽しみです!