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なべ受け以外の作品集

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なべ受け以外の作品集

13 - ❤️右チャレンジ④終 🩷❤️

♥

201

2025年05月31日

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翌朝。

いつのまにか寝てしまった俺は、舘の作る朝食の良い匂いで目が覚めた。


慌てて服を身に着け、リビングへと出て行く。そこには寝起きとは思えないような、爽やかな顔で、舘が朝食を並べていた。

酔っていない時は、まったく隙のない男なのだ。


❤️「佐久間、おはよう。朝ごはん食べていくでしょ?」

🩷「そうしたいところだけど、うちの子たちのご飯まだだから」

❤️「あ、そうか」


舘は、一瞬、残念そうな顔をした。

一晩肌を重ねただけで、好きになるとかそういうのはないけど、やることやって、そのまま家に急いで帰るっていうのもな…と俺は何も言い出せずに立ち尽くしてしまった。


❤️「また来いよ。いつでも…」

🩷「うわーうわーうわー!!それはなしっ」


慌てて、舘から発せられそうな言葉を遮る。

舘は首を傾げた。


❤️「飯、食いに来いって意味だけど?」

🩷「えっ」

❤️「それともまた、俺を食べたいの?」

🩷「……いや。うん、まあ、悪くはなかった…てか、良かった…あの」


言葉を選んで直接口に出していくと、冷静な舘が珍しくもじもじしているので、俺はなんだかその反応にむずかゆくなってしまった。


🩷「帰る。酒は当分控えろよ」

❤️「あ……うん」


なにその反応。

ちょっと…可愛いじゃん。


🩷「じゃ、また」

❤️「うん、また」


玄関を出て行く間際。

舘が、俺を見送る無言の表情が、いつまでも胸の中に残って、なかなか消えなかった。







おわり。

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コメント

8

ユーザー

誘い受のだて面白かった!!!!

ユーザー
ユーザー

なんかめっっちゃおもしろかった😂😂

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