登場人物
💧→水猫♂︎
🌳→木ぎつね♀︎
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💧「ひなたぼっこ楽しいな~⸜( *´꒳`*)⸝」
🌳「だね~、あったかいし」
💧「昔を思い出すな~…」
🌳「私もー」
💧「ねぇ、どうせならさ、今2人で人間の住んでるところいかない?都会?ってところかな。僕が木ぎつねちゃんの手繋いであげるからさ!」
🌳「いいね!」
木ぎつねは目が見えないのだ。だからいつも何かをするときは誰かに手を繋いでもらっている。彼らは普段は二足歩行だが、人間の近くに行くときはもとの動物の姿に戻り、四足歩行になるのだ。
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人間の都市に着き…
ピヨピヨ ピヨピヨ
空を見上げ、
🌳「あ!鳥の鳴き声がする!喋ってないってことは、まだ死んでないね」
💧「ほんとだ~!…でも、なんかすごく高い建物があって、あんまり空の様子は見えないな」
都市には、ビルや工場が並んでおり、これも環境破壊に繋がるのではないかと不安になる。
🌳「そうなの?…やっぱり、月オネくんが言うように人間には悪い人が多いのかな…」
💧「そんなことないよ!ぼくの飼い主だった紗理奈ちゃんも、木ぎつねちゃんを育ててくれた寺のお坊さん、それにその周りの子どもたちも!みんな優しかったでしょ?そりゃ、優しくない人だっているかもしれないけど、優しい人の方が絶対多いよ!」
🌳「そう…だよね!うん!信じるよ!」
と、話をしていくうちに、周りの人間たちの声も聞こえてきた。
「なぁ、聞いてくれよ。俺さ、最近poppyplaytimeっていうゲームにハマってんだよね。今日家に帰ったら、お前もやんね?」
「え、いいん?じゃあやるわ!」
その会話を聞き、
💧「へぇ~、ゲームかぁ……ゲームってなに?」
🌳「わかんない」
田舎者の動物たちにはなんのことかさっぱりわからない。
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