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地雷少女達の愛は重い ~助けたヤンデレ量産系巨乳美少女達にストーキングされて人生詰んだ件~
第49話 - 第49話 確かに今まで何度も一緒に眠って来たけれど……。
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2,237文字
2026年08月09日
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テラーノベル
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ミィは物凄い力で壁に俺の事を抑えつけ、ハイライトの消えた瞳をかっ開く。今までの笑顔が嘘のように、無表情のまま俺の事を上目使いで俺を見る。
「ねえ、普段香水なんて使わないよね……。なんで香水の匂いがするの? それも、すぐに分かるくらい濃い香りが……。誰かと抱き合ったの? そうじゃなきゃ、こんなにしっかりと香りが移るわけ無いよね。食事を済ませたって言っていたけれど一人? そんな分け無いか……。私以外の女と一緒に食事を食べたんだよね? 私の手料理よりも美味しかった? と言うか、誰と食事に行ったの? 会社の女性? 私、ユウトに『ラブコメをして上げる。』って言ったよね? でも、ユウトが私の事をないがしろにするようじゃ、ラブコメなんて出来るわけ無いじゃん。私の事をイメージした小説のヒロインを作ろうとしているんだよね? あれは嘘? 新しい彼女が出来たの? 前に『彼女が出来たら教えて。』って言ったよね。それなのに黙っていたの? それって裏切りだよね。それに、彼女が出来たのに私の事を部屋に上げているの? そもそも、新しい彼女にヒロインのイメージを重ねればいいじゃん。というか私の事を女として見ていないってこと? ――――――――。」
ミィが瞬き一つしないまま、早口で静かにまくし立てる。一切止まる気配が無い。最早、俺の耳には呪詛の様に聞こえてきた。しかし、前に女装コスプレをした博巳とミィがこの部屋で鉢合わせになった事が合ったが、ここまで酷い事にはなっていなかった……はずだ……。ミィのやつ一体どうしたのだろう? 何か嫌な事でもあったのだろうか……。
「誤解だ、誤解。今日はメルラブの店長さんに食事に連れて行って貰ったんだ。アイさんの件のお礼に……。」
ミィは一瞬口を閉じた。しかし、体制は変わらず俺の襟と手首をつかみ、身体を壁に抑えつけている。
「じゃあ、どうしてそんなに香水の濃い香りがするの? もしかして店長の事を抱いたの?」
「そんな分け無いだろ。店長に『良い香りですね。』って言ったら、俺の手首に香水を振りかけてくれたんだ。」
俺はミィの手を振りほどき、ミィの鼻先に手首をかざす。ミィはスンスンと何度か鼻を鳴らすと、観念したように俺の襟から手を離した。
「確かに……一番濃い香りがする……。」
「だろ~。それでも疑うのなら、店長に聞いてみれば良い。」
「分かった。今度、念のため店長に聞いてみるけれど、今は信じる……。」
「念のため聞くのかよ……。」とは思ったが口には出さない。今のミィを刺激したら何をするのか分かったもんじゃない。と言うか、今回はミィの知り合いであるメルラブの店長と食事に行っただけだったので良かったが、もしミィの知らない女性と食事に行っていたらどうなっていたのだろうか……? そもそも、新しい彼女が出来たとしたら……。
恐る恐るミィの方を見ると、ミィはもじもじとしながら頭を下げる。
「ごめん……気が動転しちゃった……。私がラブコメを教えて上げるって言ったし……。その……責任と言うか……。」
小声過ぎて何を言っているのか聞き取れないので、とりあえず2つのマグカップにインスタントコーヒーを入れて一つをミィに渡しつつ、ケトルでお湯を沸かす。
「まあ、とりあえずコーヒーでも飲んで落ち着こうぜ。」
2人でソファーの上に並んで座りそれぞれのマグカップにお湯を注ぐ。ミィは自身のカップの中に砂糖と牛乳を注ぐと、溶け切っていないインスタントコーヒーと牛乳が混ざり合い、白と黒の混ざったマーブル模様が浮かんだ。
◆◆◆◆
ミィがバスタオルで頭を拭きながら、俺のTシャツを着て脱衣所から出てきた。あの後、二人とも気まずくなり俺はコーヒを半分くらい残したまま、ミィに「シャワー浴びてくる。」とだけ断り風呂場へと向かった。俺が上がると、それまでコーヒーを飲みながらPCで動画を見ていたミイは動画を止めて、入れ違うように風呂場へと向かったのだ。
ミィは脱衣所から出て来るなり俺の隣に座る。シャワーを浴びたばかりのミィの身体はホカホカで、まだ真冬だが「エアコンを暖房設定にする必要が無いのでは?」とすら思えてくる。それに、何だかミィの身体からいつもよりも良い香りがする。
ミィは普段、バラの香りの香水を愛用しており、いつも使っているせいか風呂上りでもシャンプーの柔らかい香りの中に薄っすらとフローラルなバラの香りを漂わせていた。しかし今日はいつもよりもその香りが強い……気がする。
「ねえ……、あの……さっきはごめん……。お礼に今日は一緒に寝て上げる。」
ここだけ聞くと勘違いをされそうだが、ミィの言う”寝る”は「一緒に眠る」と言う意味であり、やましい事は一切ない。今まで何度も、ミイと同じベッドで眠ってきたのだから間違いない――そう考えると、俺、よく今まで手を出さずにいられたな……。
「別にいいよ。ミィも自分の部屋のベッドの方が広くて良いだろ? それならまた、何か料理を作ってくれ。」
「もしかして迷惑? なら止めるけど。」
「いや、迷惑ではないけれど……。」
「じゃあ良いってことだよね。料理なら、また作って上げるから。」
どう断ろうかと考えていると、ミィは俺にスマホの画面を見せた。そこには、アイさんとミィのチャットアプリでのやり取りが記載されていた。そこの最後に――「今日はユウトの部屋に泊まります。」と記載されていた。
「もう、アイさんに連絡しちゃったから、今日は泊まらせてもらうね。」
コメント
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ミィちゃんの問い詰め方が怖くて、でもユウトくんの必死な言い訳に「だろ〜」って返すところ、ちょっと笑っちゃいました😂 あの直後の気まずさから、シャワー後のホカホカした空気に変わって、最後の「もう連絡しちゃったから」って強引な感じ…ミィちゃんの不器用な愛情が滲んでいて、じんわり温かくなりました。二人の距離感の描き方が絶妙です。
梨本和広
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桜咲かな
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雲花ヒヨ
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#恋愛