テラーノベル
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リクエスト🔞
❤️side
刺激が欲しかった。
ずっと想っていた翔太から告白されて、それはそれはもう有頂天になるほど喜んだのも束の間、時が経てば倦怠期なるものが来るのは当然で。
恋人として手を繋ぐドキドキなんてもう忘れた。
初めてキスした時も、セックスをした日も、どうだったかなんて言われても、今更思い返すことも無い。
好きなのは好き。
だけど物足りない。
仕事が増えて、忙しくなればなるほど、翔太との会う日も少なくなって。
自分で自分を慰めれば虚しさだけが積もっていく。
翔太とのセックスが満足しない訳ではない。
でももっと…刺激が欲しかった。
そんな中で見つけたのが、H配信だ。
不特定多数の人が、顔も分からない人の自慰を見て、チャットにコメントや投げ銭をしていくもの。
初めて見た時に衝撃を受けて、こんな世界もあるのかと知って、それから自分が手を出すのは早かった。
翔太と会えない日に。
翔太と出来ない日に。
こっそりとやり始めたそれは、職業柄もあってか人を引きつけるのは容易くて、瞬く間に視聴者数が伸びた。
たくさんの人に見られながら、コメントにあげられる言葉を拾ってその通りに事を進めていく。
翔太に申し訳ない気持ちと、抗えない癖になる快感。
ハマっていくごとに抜け出せなくなって。
今日も仕事終わり、翔太からの連絡はなく、会える希望は0に等しい。
早くと急く気持ちを抑えて、ご飯を食べて、身を綺麗にする。
ひと息ついてから寝室へと入り、パソコンの前に座って電源をたちあげた。
ヘッドフォンをつけて、それに繋がったマイクを口元へと設置する。
「こんばんは。今日も始めるよ」
ボイスチェンジャーのマイクに声を出すと、自分とは違った少し高めの声がヘッドフォン越しに聴こえた。
それから通知音とともに、次々と視聴者がログインしてチャットが流れ始めた。
「…そう、今日ね、こないだ言ってた白T着てるの。乳首見える…? 」
カメラ越しに胸を寄せて、薄らと透ける乳首を画面に見せつける。
それだけで一気にチャットが流れ始めた。
顔も名前も知らない人たちが、俺の身体に興奮して、吸いたいだの、舐めたいだの欲望をぶつけてくる。
ゾクゾクと爪先から脳天まで駆け巡るように身震いして、はぁ、と熱をもった息を吐いた。
「見たい…?どうして欲しい?」
そう言いながらシャツに手をかけてゆっくりと持ち上げていく。
焦らすように指の先まで神経を巡らせて、捲りあげたシャツの裾を口に咥えて、手のひらで胸を寄せた。
少し肉付きがいいのが、女性を彷彿とさせるらしい。
軽く揉んで、指先でぷっくりと膨れたそこを愛撫し始めた。
「んッ…ん、ぁ、ッ、あ…これ、好きッ…!」
頭の中には翔太を思い浮かべながら、手つきはいやらしく自分を攻めたてる。
キリッとした眉が眉間に皺を寄せながら、俺にキスをして、細く長い指先で俺を虐めて──。
そんな事を想像しながら、目の前には画面に広がる自分の肢体と、文字の羅列。
そう、もっと見て。
翔太に弄られることを想像しながら悦ぶ俺を。
翔太の手が、唇が、全てが好きなのに、こんな事でしか快感を得られなくなってる俺を、もっとなじって。
思わず翔太の名前を呼びそうになるのを耐えて、手を止めた。
立ち上がってズボンを脱ぐと、チャット欄は既に大盛り上がりだ。
どんどんと投げ銭も入ってくる。
「ね…見て。みんなに見られて、俺も興奮してんの」
下着越しでも分かるほどに勃ちあがった自身のモノを映す。
その先端は既に染みをつくっていて、爪先で触れば糸が引いた。
この瞬間が一番高揚する。
見えない画面の枠外で、唇を舐めた。
まだその中を見せないまま、形をなぞるように扱いて善がる。
視聴者は早く抜げだの、突っ込ませろだの段々と言葉遣いも荒くなって。
「もぉ…みんなお口が悪いねぇ。仕方ないから…俺のココ、見せてあげる」
そう言って、下着に手をかけようとした時、ふいに後ろから手を掴まれた。
ビクッと肩が跳ねて、思わず声が出た。
心臓がバクバクと音を立てて、見覚えのある手に血の気が引いていく。
後ろを振り向けないまま、チャットを見ればザワついていて。
そっとヘッドフォンが外される。
「なにこれ、ボイスチェンジャー?ふーん…」
聞きなれた声。
嗅ぎなれた香水の匂い。
紛れもなく、いま俺の後ろに翔太がいる。
なんで、どうして、見られた、バレた。
色んな焦りが一気に脳内をぐるぐると掻き乱して、ぶわっと汗が出た。
何も言えない俺の横に伸びた手が、パソコンのカメラへと伸びる。
「あ〜、うわ、俺の声変わってんじゃん。えーと…これカメラか。あ、見てる人?すみませんね、うちのが。申し訳ないんですけど、俺のなんで。これ以上はダメっす」
いつの間にかマイク付きのヘッドフォンを付けた翔太が、カメラを手で隠して俺の耳の横で話し始めた。
その言葉を聞いて、心がチクンと痛んだ。
それと同時に、堪らない気持ちにもなる。
普段聞くことのない、翔太の本音。
ずっと一緒にいて、飽きてもおかしくないのに。
俺の方が刺激が欲しいからと浮気まがいな事をしてるのに。
『俺のなんで』なんて、ズルい。
チャット欄はみるみるうちに大荒れ。
はぁ、とため息をついて翔太が強制的にパソコンの電源を切った。
それから、キーボードの上にヘッドフォンを外して置いた。
「涼太」
低く唸るような、怒ってる声で俺の名前を呼ぶ。
当たり前だ。
恋人がこんな事をしているだなんて、怒りもすれば、幻滅もするだろう。
ぎゅっと目を強く瞑って、顔を合わせられないまま、俯いて「ごめん」と謝った。
「……俺とのセックス、満足出来なかった?」
「違っ…!」
翔太の問いに、思わず顔をあげた。
俺の顔を覗き込む翔太と目が合う。
いつも釣りあがってる眉が、眉間に皺を寄せて悲しそうに俺を見ていた。
そんな顔させたかった訳じゃないのに。
罪悪感で押しつぶされそうになる苦しさを飲み込んで、必死に首を振った。
「じゃあ、何?俺のことが嫌いになった?」
「そうじゃない…っ、翔太の事は好きだよ…」
「じゃあ何だっつってんだよ!」
バンッと大きな音を立てて、机が叩かれる。
思わず身を竦めた。
ちゃんと言わなきゃいけないのに、どう説明していいかなんて分からなくて。
黙っていると、舌打ちをした翔太に手を引かれて、 真後ろにあるベッドへと乱暴に投げられた。
すぐさま俺に馬乗りになった翔太が、俺の腹の上で上着を脱いだ。
服に引っかかったピアスが揺れる。
見下ろしてくる翔太の目はいつもより冷静で、冷酷だった。
見た事もない蔑んだ顔で、俺を映す。
恐怖か、それともほんの少しの期待なのか。
自身の体が小さく震えた。
それを察してか、翔太の顔が近づいてきて、無意識に押し返していた。
「待っ…翔太!話聞いて…ッん゛!!!」
押し返したことが余計に気に食わなかったのだろう。
俺の顔を指で掴んで、無理やり唇を重ねて、舌を捩じ込まれた。
いつもならゆっくりと溶けるまで丁寧に口の中を貪って、唇がひりつくほどにじっくり時間をかけるのに、今日は違う。
俺の息なんて無関係だと言うように、息継ぎする間も与えて貰えないほど激しくて。
ぐちゃぐちゃと聞くに絶えない音を立てて、口腔内を荒らしてくる。
「は…ッん゛ぅ!!ん゛、ッあ゛…!!!しょ…ぁ、ふッ…」
「キスだけでおっ勃ててんじゃねえよ、変態」
「ぅああ゛ッ!!ぃ゛…ッッ!!!」
キスをしながら空いた手が下着の中へと入って、抵抗する間もなく激しく扱かれて呆気なくイッてしまった。
先程まで昂ぶってたのもあるだろうが、それよりもいつもとは違うやり方に少なからず興奮している自分がいる。
最低で、最悪だ。
翔太が手のひらについた精液を、俺の目の前に差し出す。
その手首を掴んで、翔太の手のひらを舐めた。
「は…ッ、駄犬だな」
「ンぅ…あ、翔太…ッ、翔太…」
「涼太、トぶなよ」
「ぇ…あぁ゛ッ!!?」
下着を脱がされたと思えば、まだ慣らしてもないそこに翔太のモノが無理やり入ってきた。
ガチガチと歯が鳴るほど、引き攣る痛みと熱さで見開いた目からは涙が溢れる。
痛いのに、苦しいのに、だけど求めてしまう。
必死に翔太にしがみつくと、髪を撫でられた。
酷いくせに、優しい。
根が真面目だから、怒ってるのに傷付けたくないという翔太の想いが伝わってくる。
ギチギチに締め付ける後孔が、ひくりと疼いた。
「っ、は…ぁ、狭…キツ…」
「い゛た、ぃ…翔太ッ…」
「息吐いてろ」
「あ゛ッ、い゛だいッ、ぁあ゛ア!!」
翔太が腰を動かすと、内壁ごと剥がされるような痛みが走る。
準備も何もないのだ。
ただ摩擦による熱さと、翔太の体温が混じって、痛いのに愛おしい。
自身のモノからも、とろとろとカウパーが溢れて腹を汚した。
「ッはは…感じてんの?お仕置きになんねぇじゃん、涼太」
「う゛ッぁ、あ、あ゛ッ、翔太ッ…!!気持ちい…ッ」
「…物足んなかった?」
ぴたりと翔太の律動が止む。
熱に浮かされた脳で、翔太の言葉の意味を理解するのに少し遅れて。
きっと翔太も何かしら感じていたはずなのだ。
長年一緒にいるからこそ分かる。
お互いに空気で察することが出来るからこそ、ちょっとした変化を見抜いていた。
俺の方が、翔太が気付くはずもないなんて思い込んで。
「涼太のこと…大事にしたいから、あんま無理強いも傷付けることも、タガ外さないようにしてたんだけど」
「翔太…?」
「物足んなかったなら、やりたい事してもいいよな」
「え、ぁ゛ッ、翔太…ッ!!」
翔太の手のひらが俺の目を覆う。
見えない暗闇の中、再び翔太が律動を始めた。
浅いとこも深いとこも抉って、俺の気持ち良さなんて無視して自分が気持ちいいように動いて。
翔太の息遣いが鼻にかかる。
興奮してる、翔太も。
このいつもとは違うセックスに。
そう思った途端に、何かが身体の内側から溢れ出しそうなくらいに堪らなくなった。
痛みなんて飛ぶのはあっという間で、すぐに快感へと変わる。
だって翔太の事が好きなのは変わらないから。
「あぁ゛ッ、翔太、イく…ッ!!!」
「は…ッ」
「ん゛ア、っ゛…!!!あ、中…ッんぅ゛…!!」
腹の中にぶちまけられた熱が、じんわりと広がっていく。
普段スキン越しでしか感じなかった温かさが、直接内壁に塗り付けられる。
今まで何回としてきて、初めての感覚。
小刻みに身体が震えた。
抜かれると後孔から翔太の出した精液が溢れ出して、 中に出されたとじわじわと実感が湧いて、息が上手く吸えない。
空気だけを無駄に吸い込んで、吐き出したい言葉が出てこなかった。
パタッと翔太の汗が顔に滴り落ちてきた。
翔太の目を見れば、唇を噛んで余韻に耐えながら、ジッと俺を見下ろしてきて。
その真剣な顔に、また中がきゅう、と締まった。
全身で翔太を求めてる。
きっと言葉にすれば簡単だったのに、嫌われないようにお互いに遠慮していた。
それもきっと、お互いを大事に思うからこそなのに。
俺は翔太の何を見ていたんだろうか。
あんな事をする前に話せばよかったのに。
力の抜けた腕を伸ばして、翔太を引き寄せた。
唇を重ねて、すぐに離せば今度は翔太の方から重ねられて。
無言でキスが繰り返される。
熱を取り戻すには十分なほどに、たっぷりと時間をかけて。
「涼太…、まだ他の奴らに見られたい?」
俺の前髪をかきあげながら、翔太がまだ唇の触れる距離で聞いてきた。
そんな翔太の頬を手のひらで掴んで、ちゅっと口に触れた。
許されたい訳じゃない。
それだけは多分伝わってる。
「…俺が見られたいのも、触れられたいのも、翔太だけだよ…」
「……二度とすんなよ」
「わかってる…。翔太が怒ってくれて、嬉しい」
「お前な…」
呆れた顔で、だけど少し嬉しそうに少し笑って、頬に鼻を擦り寄せられた。
翔太が照れてる時の仕草。
ふっ、と笑みを浮かべると、ムカつくと言って翔太が俺の首に吸い付いた。
擽ったいと身を捩ると、押さえつけるように歯を立てられて。
思わず甘い吐息が漏れる。
「…ん、付いた」
「翔太…意外と嫉妬深いんだね」
「悪いかよ」
「ううん。もっと嫉妬してよ…俺を叱って」
「……他で言うなよ、それ」
言うかよ、なんて俺の言葉を飲み込むようにキスをしながら、また翔太のモノが中へと入り込んできた。
中に出されたモノのおかげで、先程よりも滑りは良くなって、根元までしっかり飲み込んで。
痛みなんてもう無くて、ただ気持ちいい。
密着した中が畝って、翔太の形がハッキリと感じられる。
熱くて、硬くて、俺の中で脈を打って。
俺のシャツを捲り上げて、ぢゅっと音を立てて胸を吸われれば、それだけで甘イキした。
ころころと舌で転がしながら、柔らかな肌ごと歯型が付くほど噛まれて。
身体に刻まれていく跡が、どれだけ翔太を怒らせて、不安にさせてしまったかがうかがえる。
もう誰にも見せられないくらいに、 身体の隅々に疎らに赤く咲いていく。
「翔太…ッ、動いて…」
埋められたままの中が疼いて仕方ない。
早く頂戴。
怒りも嫉妬も俺への欲も全て受け止めたいから。
また中に全部ぶち撒けてよ。
狂うくらいに傷付けてもいいから、俺を愛して。
倦怠期なんて言葉を言い訳にして逃げたのは俺の方。
だから、もうそんなの忘れるくらいにめちゃくちゃにして。
「怒ってんだけど、俺」
「知ってる…。ごめん。でも、欲しい…」
「後で文句言うなよ」
「ぅ、んッ…!!言わな…ぁあ゛…ッ゛!!!」
ズンッと重く奥を突かれて、足がピンと張る。
強く握りしめたシーツに皺が寄って、ベッドが激しく軋んだ。
中に出したものが粟立って、卑猥な音が耳をも犯す。
こんなに激しくされるも初めてで、声も出ないほどにイッて。
求めていた刺激の数倍気持ちよくて、満たされていく。
溶かされていく思考が、何も考える余地もないまま、翔太の名前をひたすら呼んで。
呼ぶたびに、優しい顔が向けられる。
「ぁう゛ッ、ぁ゛!ッ、しょ…た、好きッ…好き…ん゛ッ!!」
「ふ…、涼太、ッイきそ…」
「ん゛ぅ…ッ!!!な、中に出して…ッぁ゛あ゛!!!」
俺が口にしたのと同時に、再び中に放たれた。
翔太の腰が奥へと擦り付けるように、どぷどぷと注がれていく。
腹の上には自分が出した精液が、水溜まりを作るほど汚れていて。
潔癖のくせに、そんなのお構い無しに俺の上に覆いかぶさってきた翔太が、俺の目元にキスをした。
「……痛くない?」
「…気持ちよかった」
「はぁ…。マジでお仕置きの意味ないじゃん」
「翔太のお仕置きは優しいからね」
へらっと笑うと、納得のいかない顔をした。
俺が悪いのは100も承知。
バレないと思い込んで、想定外の出来事だったけど、結果オーライなんて思ってる。
それはきっと翔太も一緒なんでしょう?
へらへらしてる俺の頬を指で掴んで、翔太が言葉を紡ぐ。
「あのさ、ちゃんと言って…。涼太のしたいこと、やりたい事。不満に思ってることも何でもいいから。お前が離れてかないように、ちゃんと頑張るから…」
「…ぷっ」
「おいこら。笑うところじゃねぇだろ」
「だって翔太…俺のこと好きすぎ」
「…好きじゃないなら、嫉妬もしねぇわ」
ぐぅ、と寄った眉根にまた笑うと、翔太が黙らせるように唇を落としてきた。
重なった指が絡み合う。
災い転じてなんとやら。
今までよりも、ずっと深く相手を知って。
満たされた想いが、好きを増やしていく。
「俺も翔太のこと、愛してるよ」
END.
リクエスト遅くなってすみません。゚(゚´ω`゚)゚。
ラスト1話で、なべだてリクエストは終了予定です🙇🏻♀️
最近ゆり組熱が加速して、だてなべ派すぎて書けなくなってきてしまったので
残り一話でおしまいにします😭
スランプ中にて色々書くの遅くなって申し訳ない……😇
コメント
16件
なんか💙の嫉妬が格好良かったんですけど〜😸 💙❤️の関係も修復できて◎♪

叱られて喜ぶ❤️好き。 刺さりました。
毎回リクエストをここまで 神作品に仕上げられるのが、 ほんとにすごすぎます……!!😭😭✨ 尊敬です!!\\\\└('ω')┘//// なべだて最高でしたーー!! そして、しのちゃまのお好きな だてなべも楽しみにしております!!(*´罒`*)
#だてなべ
ゆー
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