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地獄の中で俺は、異様な子供と出会った
大人達の玩具にされた俺に無理やり食べ物を入れてくるわ、朝昼晩と飽きもせずに俺に話しかけて来た
「おはよ!元気?」
「…」
朝早く子供は、壁にひょっこりと顔を出して挨拶をしてきた。
「…何で飽きもせずここに来る大人達に見つかれば死ぬぞ」
「もう!死ぬなんて言わないで!」
「ッ…そもそもお前なんで怒られねぇんだ」
「え?」
「え?じゃなくて普通見つかれば怒られるか強姦だろ」
ずっと気になってたんだ何故こいつは、怒られないのか大人の目の前でも堂々と俺に話しかけてきた。普通は殴られるか怒鳴られるか、そもそもガキなら怖がって何もしに来ないはずだなのにこいつだけは、大人達と楽しそうに話し、いつも笑顔だった。
「え〜だって私大人に」
「は…?」
「ほら!あっちに居る大人のペット!」
「いや…!飼われてるってど言う…」
飼われてる、?どうゆう意味だ?子供は、労働に使う道具とするために買ったんじゃないのか?大人達に飼われてる…
「君ホントに何も知らないんだね?」
「ナッ」
「確かにここは、労働作業のために子供を買ったり拉致ったりする場所だけど不幸中の幸いで気に入られた子供は、大人達に飼われるの」
「…飼われたとしてメリットは、あるのか?」
「あるよ?まず労働作業をしなくていいし、衣食住がマシになるよ!外には、出れないけどね」
「衣食住がマシ?」
「うん…そもそも大人達が気に入ったって言うのは、性奴隷として見込みがあるって意味だから」
なるほど…理解できた飼われると言うのは、精神的苦痛になる道だが労働よりは、マシ、と言うの意味なのか…
「あ!!」
女児は、いきなり大声を上げて俺に己の名前を言った
「お前お前言うけど私の名前は、マリアだからね😡君の名前は?紳士様」
「し、紳士?!」
紳士様その言葉に俺は、驚いた。なんせ俺は、紳士と言うには、程遠い言葉遣いに目付き、見た目だぞ?
「うん!」
「紳士には、程遠すぎるだろ」
「え〜?でも私の中では、紳士様だよ!だから名前教えてよ」
「…い」
「ん?聞こえないよ~」
「名前は、…無い」
名前を呼ばれ無さすぎて俺は、自分の名前を忘れていた。親になんと言われていた?友達からわ?分からない
「…じゃぁ私が付けてもいい?」
「…好きにしろ」
「じゃぁ海月って書いてミズキ」
「海月?」
「うん!日本の文字とかなんとか聞いたよ!えっとこう書くの!」
マリアは、そう言って汚い水を頼りにコンクリートの床に書いて見せた
「大人から学んだのか…?」
「ううん大人のお部屋に日本の雑誌があったから見たの」
「マリア?は、日本語が好きなのか?」
「日本は、平和ボケしてるんだって大人が言ってた私日本に行きたい。平和に自由に生きたい」
「マリア」
「なぁに?」
「お前の勉強がてらに日本語を教えてくれ」
俺は、マリアの言う日本語とやらに興味を持った独特な言語だと思ったんだ
「!うん!いつか一緒にここから逃げて日本に行こうよ!」
「できるといいな」
「うん!」