某能力系警察ドラマの登場人物、実氵兄者様のお名前をお借りしています。
「nmmn」、「hnnm」の意味を理解している方のみお読み下さい。
パロです。苦手な方はこの小説を閉じて、他の方々の小説をお読み下さい。
ニコラスさんのスペイン語はGoogle翻訳を使用しています。
不自然な点があると思いますが、ご了承ください。
誤字脱字があれば、お手数お掛けしますが、コメントして頂くと幸いです。
才「おはようございます」
此処は、《麻薬取締部特捜課》の詰所です。
表向きでは《鳥飼商事》というものですが、裏では今現在“DOPE”という新型ドラッグ。
DOPEは高い致死率ですが、極めて稀に特殊な異能力を覚醒させるため、多くの服用者により犯罪が急増しています。
DOPEを服用した人を“ドーパー”と言い、そのドーパーに対抗するべく生まれながらの異能力を集めた組織、それが我々“麻薬取締部特捜課”です!
葛「みんな、今日から新人が入る」
柴「え!?ホントっすか!」
才「新しい異能力が見つかったんですね」
棗「最近私たちだけではとても難しいドーパーが出てきていますしね例え「棗もういいぞ」
棗「あ、すみません…」
皆がその新人に期待していました。 しかし、課長の葛城さんだけは曇った表情でした。
才「課長?」
そう声をかけると、課長は言葉を発する。
葛「お前ら、くれぐれも喧嘩はするなよ…?」
柴「どういうことっすか?」
柴原さんが不思議そうに片眉を上げ、首を傾げて聞く。 課長がここまで言うのならばそんな凄い人なのか?
少ししたら「コツコツ」、と革靴特有の足音がする。
?「こんにちはー… 」
低めの、でも聞き取りやすいその声の持ち主は、長身で襟足が赤く染まっておりモデルのようなスタイルでした。
でも、口調は少し荒かったです。
?「これからお世話になる“キヨカワ コウトウ”です」
清「苗字は清めると川で清川で」
清「名前は紅と灯火の灯で紅灯」
清「異能力は炎でーす」
そう言って彼はVピースをして、「ニカッ」と子供のように笑った。
皆がその非常識的な態度に引いていると、俺の教育係の陣内さんが口を開く。
陣「面白いのが来たじゃん」
柴「ま、まぁ面白い?んすかね…」
綿「まぁ、常識とはかけ離れてるけど、いいんじゃない?」
ニ「interesante!(面白い!)」
陣内さんに続いて皆が意見を言い合う。
その話題の元凶の清川さんは…。
清「癖強だなぁ…」
と、小さな声で呟いていた。
いや、貴方もだいぶ癖強ですよ?
この人は「なるべく常識人でありますように」と、陣内さんを横目で見ながら、居ない神に願っていた。
清「あ、そういや才木?だっけ?」
才「は、はい」
急に名前を呼ばれ、声が裏返ってしまった。
恥ずかしい…///
清「この前さ、廃校行ってたか?」
才「?行ってないと思います」
突然意味不明な質問をされ、しばらく考えてどう考えた。しかし、どう考えても廃校などに用はなく「行っていない」と返すと、彼は眉間に皺を寄せた。
清「やっぱ、ドーパーか生まれながらかだな…」
綿「見間違いとはならない?」
彼の発した意見を綿貫さんが疑問に思ったのだろう、そう返すと…
清「いや、結構近くで見たし声、身長も激似だったぞ?」
陣「お前、記憶力は?」
清「結構いいと思う」
陣「ドーパーか、はたまた生まれながらの異能力者か…」
心做しか、陣内さんの目が鋭く、獲物を捕えようとする獣のような気がした。
清川さんの情報を整理すると、声と身長は全く同じで、その俺に成りすましてる人は「ここら辺で廃校はどこか」と聞かれたらしい。
にしても不思議だ。
何故俺なのか、何故廃校を探していたのか…
葛「よし、では上にその事は言っておこう」
清「ありがとうございます」
非常識的な人かと思ったら、結構まともな人らしい。
ある程度問題はあるかもしれないけれど、まだ仕事中にパチンコ行く人よりか、マシかもしれません。
清「そういえば皆さんの異能力は?」
葛「それはまた現場で話そう」
清「お楽しみってわけか…」
葛城課長に「その話は後で」と言われて、彼はムスッとしたような顔で、少し頬を膨らませている。
その幼い子供のような仕草に、思わず可愛いと思ってしまった。
陣「へー…キヨちゃん可愛いことすんねぇ」
清「あー、ふ…w」
清「…なんかジンちゃんモテそうよなー」
陣「嬉しいこと言ってくれんねぇ」
あの人絶対照れましたよね!?
手で顔ちょっと隠して、本人は誤魔化せてるのかと思ってるけど…。
ちょっと顔赤くて、微笑してますもん!
葛「戯れるのはいいが…」
その課長の一言で察して、その場の空気は張り詰められた。
全員課長の方を見て、真剣な表情でいた。
葛「ドーパーだ」
葛「どうやら重力を操るらしい」
重力の異能力。
つまり銃弾は効かない可能性があり、無重力にされてしまうと、綿貫さんの異能力との相性が悪いのかもしれない。
厄介な相手かもしれない。
棗「立て篭り犯で、どうやら元カノを要求しているようですね」
棗「このような症例が五年前にもありまして、その時は警察官が成りすまし、制圧したようです」
清「そいつって、異能力者ではないよな?」
棗「はい、なのであまり参考にはならないかと思います」
清「なんで、立て篭っちゃうのかなぁ」
その言葉を聞いて、陣内さんは一瞬険しい表情になり、口を開いた。
陣「へー、キヨちゃん才木タイプ?」
清「才木タイプって?」
陣「ドーパー殺さないタイプかってこと〜」
清「あー、いや殺す」
まるで当たり前かのように、「殺す」と口にした彼は、いつもの表情と何ら変わりなく飄々としていた。
そんな姿を見て俺は、「人を殺すことに抵抗が無いのか?」と、そう思った。
陣「お、キヨちゃんサイコパス?」
清「前友達にも言われたわそれ」
陣「ま、仲良くしよーね〜」
俺は、陣内さんは清川さんに、俺に一回頼んできた「復讐」とやらをお願いするのだろうか。
兎に角今は、現場に向かうように準備した。
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