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episode 2.0 溺死
病院はすぐに退院でき、家に帰った。
母さんには凄く怒られた。
ぼーっとテレビを見ているとニュースの再放送がやっていた。そこには自分がいて、頭から血を流していた。
なんでこれで死ななかったんだよ僕。
何かしらの奇跡が起きたのかもしれない。
でも死にたいという意見は変わらない。
スマホで調べてみた。
飛び降り……
首吊り…
溺死…
できし…？
これなら簡単にできると思った。
首吊りとかは母さんにすぐ見つかってしまう。
お風呂でいいかな？
今晩やってみよう。
別に長く生きたいわけじゃないからあまり息を吸わない。
お湯に潜る。
バスタブの底を向いて。
感覚が無くなっていく。
生きているという感覚も。
気を失った。
母さんside
咲……？
風呂遅くない？
いつもと一緒か。あの子長風呂だし。
……30分後
うん。これは長い。長風呂にしてもあの子にしても長い！
流石に見てもいいよね……？
（ちょっと女子思考）
息子なんだし。
ガラガラガラ……
咲ー？
えっ
思わず声が出た。
風呂の電気はついてないし蓋自体も閉まっていた。
体などを洗った痕跡もない。
咲はどこに行ったのか。
キャラクター説明（今更感）
主人公:永見 咲 （ながみ さく）
一人称（僕）、死にたいと思っている。
母（母さんと呼ばれている人）:永見 氷雨 （ながみ ひさめ）一人称（私）、鈍感。
父（父さんと呼ばれる人）:永見 時雨（ながみ しぐれ）一人称（俺）、普段は咲などと一緒に住んでいない。たまに帰ってくる。
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