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『 甘い猛毒 』
ライブの打ち上げの二次会。珍しくペースの早かった仁人は、すっかり出来上がっていた。
勇斗が「そろそろ帰るぞ」と肩を抱き寄せても、仁人はふにゃふにゃと力なく笑うだけだ。
ようやくホテルの部屋に連れ帰ると、仁人はベッドに倒れ込むなり、勇斗の腕を強く引っ張った。
「……勇斗ぉ、どこ行くの。行っちゃやだ」
潤んだ瞳、熱を帯びた吐息。普段の「真面目な仁人」からは想像もつかない甘ったるい声に、勇斗の理性がパキリと音を立ててひび割れた。
「仁人、お前……わかってやってんの?」
「わかんない……でも、勇斗が足りない。もっと、ここ、ぎゅーってして……」
仁人は自らTシャツの裾を捲り上げ、白く滑らかな腹部を晒した。それどころか、勇斗の手を強引に引き寄せ、自分の太ももの間に導く。
「っ……、仁人。お前、明日後悔しても知らないからな」
勇斗が押し殺した声で告げるが、仁人は構わず、勇斗の首に腕を回して耳元で囁いた。
「いいよ……勇斗なら。全部、ぐちゃぐちゃにして……?」
その一言が引き金だった。勇斗は仁人をベッドに組み敷き、貪るように唇を奪った。アルコールの味が混ざり合う、深く、激しい口付け。
「んむ……っ、ん、はぁ……っ、勇斗、もっと……っ」
仁人は自分から脚を勇斗の腰に絡め、身体を擦り付ける。勇斗の手が仁人の下着の中に滑り込み、熱を持った中心を容赦なく握りつぶした。
「あ、はぁっ、ぁ、そこ、いい……っ、もっと強くして、勇斗っ、 」
普段なら恥ずかしがって隠すような場所も、今の仁人は自ら晒し、もっと奥まで欲しがっている。勇斗は、自分を呼ぶ仁人の声に突き動かされるまま、猛り狂った熱を一度に沈め込んだ。
「あ゛っ、ぁぅっ、!」
仁人の背中が大きく跳ね、瞳が虚空を見つめる。アルコールで弛緩した身体は、勇斗の太い質量を驚くほど容易く受け入れ、そして締め付けた。
「……っ、仁人、最高だよ。お前がそんなに欲しがるなら、一晩中寝かせないから」
勇斗は獣のような動きで腰を叩きつけ、仁人の意識を快楽の底へと突き落とした。仁人は、壊れるような衝撃に翻弄されながら、勇斗の名前を何度も、何度も、壊れた機械のように呼び続けていた。
翌朝、記憶をなくした仁人が腰の激痛に絶叫することになるのを、勇斗だけが楽しみにしながら、さらに深く、彼を蹂躙し続けた。