ゴソッ……
「……ぁ……?」
『……ん…』
時は少し前。
「はやくかえ~れ♪」
もう帰らなすぎで曲まで作れそう
「じゃぁーね」
『アイス食べ終わったから歯磨き』
にま〜っとわらう
「……お前泊まるつもりだろ!?」
ガシッ
腕を掴んで洗面所に行かせないようにする
『ダメ?』
「え、うん。」
『…』
ググググッ
「ちょ”ちょ”ちょ”ッ…」
そのまま強引に進もうとする
「ヤケになったな!」
シャコシャコシャコ
ぺっ
『結構良い歯磨き粉?』
「新しい歯ブラシ……」チーン
力差で負けてしまった
「後で歯ブラシのお金払えよ!」
『うんー』
本当にわかっているのだろうか
「はぁ。もういいや」
「歯ブラシと歯磨き粉とって」
『は~い♪』
別にお泊まりを認めたわけじゃないのに
急にルンルンだな
カチッカチッ
9:43
ポチポチッ
スマホを2人して同じ体制で眺める
「もう遅いけど」
「かえれっ」
「てか重いわ上乗ってくんな」
『重っ……!?』
傷つくとこ女子かよ
グイグイ…。
とひっつき虫を無理やり剥がす
「ぜぇ……はぁ…」
『力弱っ笑』ぷっ
煽るようにわらう
「……」イラッ
『あっちょ……』
床に落ちる
あっちょ、はもう日本人やん
…って……
ギチッギチギチ
痛っ
狭っ
キツ
足が辺に絡まって痛い
で。今に至る
「い、…今どういう状況?」
謎に目を隠してくる
別に隠さなくても…
「ん?」
さわっ……
『ぁ………』
なんだ?これは
お腹?太ってたっけそんな
さわさわ…
『さっ……』
いや、なわけないか…
いや…うん……じゃあ
男性の……
あー。はん?
やばいな
「ぁ…はは……」
「ちょっと起きるから」
ギュッ
「あ、やべミスった」
『ん…ッ』
そうだよね…そう…よね
「へ……へへ~……」
そーっと起き上がる
「ご、ごめんね~…笑」
「じゃ、…帰ってね~……」
ガシッ
『…』
「すーっ……」ぺこり
深く角度90℃でお辞儀をする
「ぇぇっと…」
「事故です」
『な…なんであんな……こう』
手の行き場がない様で。
動きが虫みたいできもい
『…動きキモイか』
「その…な、なんだろう~って…」
「調べた……はは」
目線をそらす
『はぁ?そ、れくらい男だし分かるよね?』
『それとも……』
ピタッ……
胸に手の平をおく
「何……」
『ついてるの?ほんとうに笑』
「……ꐦ」ブチッブチブチッ
女だって?
だれが…
「……ふん」ぷいっ
そっぽを向いて口を聞かぬように耳を塞ぐ
『_____』
耳元で
いつもより低い声でしゃべる
『確認してやろうか』
バッ
「だっ…どうやって……」
『分かってるくせに~』
ニヤニヤと笑い
『それとも言ってほし…』
「もうこれで最後!!」
グイグイ
背中を押す
『ぇ…ちょ…ちょ待って?』
ガチャ
ポイッ
玄関扉を開け玄関に投げつける
帰れって意味
『……』むっすー
すっごいな…
すっこい一目見ただけで気分が悪いって分かる
『…はぁ、じゃ。まぁ今度って言ってたし』
ガチャ…
『近々ね。』
クスッと笑い
おやすみ。と言葉を一言残し家から…
家からやっと!やっと出ていった
「はぁ……」
右手をみる。
触ってしまった
まあ服越しだけど?
はぁ……
フキフキ
ズボンで拭く(ものすごく失礼
「てか近々て…ꐦ」
初めては女性がいいんですけど…
。
コメント
3件
今回もめちゃくちゃ良かったです!!!! なるほど…お泊まり感が出てると… 強過ぎて洗面所は突破されましたね(?) あー…それは本当に大丈夫… まぁ、放送事故的な奴ですから 大丈夫ですね!!!(?) やっと帰したのは良いですが 近々、大変な事になりますよ〜(?) 最初は女性が良い… そりゃそうですね!!!(?) 次回も楽しみに待ってます!!!!