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【第五話】行き先

文明が滅んだ地球を歩き回った。

無限の退屈は、僕が何者かも忘れさせた。

気が狂うほどの時間、僕は1人だった。

それでも、僕はこの旅をやめようとは思わなかった。

この洞窟に足を踏み入れた時、どこか懐かしかった。

大昔にも見た『それ』を目にした時、確信をする。

あぁ、このために僕は旅をしていたのかもしれない、と。



『それで、おんりーはここで何かやりたいことあるの?』

さっきまでとは違い、明るい口調で訊ねてくる。

「いや、特になにもないけど」

なんなら今日起きたばっかだしな。

『ならさ、僕と一緒に着いてこん?』

「…いいよ。同じこと言おうとしてたから。」

ただ、その前に一つ聞いておかねば。

「ところで、旅の目的は?」

うん。これ大事。

ただ歩き回ってる訳ないと思うし。

『そりゃ文明が滅んだ理由を…』

「そうじゃなくて。具体的な目的地はあるの?」

再び沈黙が漂う。

なんか嫌な予感がする。

「…考えてない」

予感的中。

まあいい。

旅の途中で決めればいいや。

【次回第六話】空腹?


478字

文明が滅んだ世界で僕らは。

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